保健福祉の現場から

感じるままに

減薬ビジネスとかかりつけ精神科医機能

2024年07月05日 | Weblog
R6.7.4NEWSポストセブン「【間違った減薬を避けるために】気をつけるべきは「精神科で処方される薬」、薬はいらないと喧伝し患者を呼び込む“減薬ビジネス”も横行」(https://www.news-postseven.com/archives/20240704_1975263.html)の「最近は“薬はいらない”と喧伝して患者を呼び込もうとする“減薬ビジネス”も横行している。安易に薬をやめさせ、その代わりに高額な自由診療をすすめるクリニックすらある」が目にとまった。そういえば、「新たな地域医療構想等に関する検討会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_436723_00010.html)のR6.5.27資料7(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001256794.pdf)p11「メンタルクリニックは特に都会で急増しており、なかには地域の精神科救急に全く参画しない診療所や緊急性ある新患を優先しないで数分で済ませる再来患者を優先している診療所、非常勤の医師で回転させチェーン展開している診療所、安易に診断書を乱発する診療所など、さまざまな形で社会問題化している。」とある。例えば、R6.3.4スポニチ「東京・銀座の精神科 「休職に特化」で物議 謝罪 「休職診断書の発行がメイン」も傷病手当不正受給は否定」(https://www.sponichi.co.jp/society/news/2024/03/04/kiji/20240304s00042000221000c.html)について、「【2024最新】休職の診断書のもらい方、休職の流れを徹底解説。会社・仕事を休職したい人は必見」(https://shinjuku-home-clinic.com/guide/57942)のようなサイトもみられるが、医療機関ネットパトロール(http://iryoukoukoku-patroll.com/)ではチェックされているであろうか。また、R6.4.9NHK「“子どもに「rTMS」治療法の実施は不適切” 専門の学会が声明」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240409/k10014416041000.html)も気になる報道である。R6.5.27資料7(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001256794.pdf)p17「かかりつけ精神科医機能とは、①ケースマネージメントや急性期増悪等の対応、訪問診療の提供、他科との連携や身体合併症対応を含む「かかりつけ精神科医機能」 ②地域における連携拠点機能や政策医療への関与といった地域精神科医療への貢献 ③精神科救急医療体制への参画④協議の場への参画、普及啓発への参画等の精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に資する拠点機能、等を含む概念としてはどうか。」が注目される。「かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_335126_00008.html)では「かかりつけ精神科医機能」は議論されるであろうか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 感染症に不安を抱くことのな... | トップ | サイバーセキュリティ対策 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事