保健福祉の現場から

感じるままに

感染症に不安を抱くことのない社会!?

2024年07月04日 | Weblog
R6.7.4Reuters「鳥インフル、米で酪農従事者への感染4例目に コロラド州で確認」(https://jp.reuters.com/markets/commodities/7YQR5GM5ZBM5TKQQQSWO3W2YTY-2024-07-04/)。

R6.7.2「「「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」(案)に対する意見募集(パブリック・コメント)」の結果について」(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCM1040&id=060512703&Mode=1)の概要(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000276600)p5「政府行動計画の対象は、特措法第2条第1項に掲げる新型 インフルエンザ等感染症、指定感染症、新感染症ですが、今回の政府行動計画の改定にあたっては、様々な感染症に幅広く対応できるシナリオを想定して、対策項目を充実させました。これらの対策は、感染症発生の原因の如何を問わず、様々な感染症危機において適用される重要な対策であると考えて います。」、p7「「パンデミック」は、地理的に広い範囲の世界的流行および、非常に多くの数の感染者や患者を発生する流行を意味するものです。」とある。例えば、一類感染症である「天然痘」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-01-03.html)ははたして政府行動計画(https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html)が機能するのであろうか。その前に「過去の新型インフルエンザ対策行動計画」(https://www.caicm.go.jp/action/plan/keikaku_archive.html)は2020年からのコロナ対策でどれほど役立ったのであろうか。以前の保健師国家試験(http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/04/dl/tp0419-3-2am.pdf)(http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/04/dl/tp0419-3-2-kaitou.pdf)問69で天然痘が出題されたことがあり、「天然痘では1例でも発生した場合はアウトブレイク」である。内閣感染症危機管理統括庁(https://www.cas.go.jp/jp/caicm/index.html)のR6.4.9「国立健康危機管理研究機構の創設に向けて(概要) ~感染症に不安を抱くことのない社会の実現~」(https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/001242667.pdf)が出ているが、R4.6.28日刊ゲンダイ「日本で新設される感染症の「司令塔」はバイオテロに対応できるのか」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/307372)の「せっかく、政府主導で感染症の司令塔をつくるなら、バイオテロ対策を念頭に組織を構築すべきである。」は全く同感である。天然痘(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-01-03.html)について、R3.11.17CNN「「天然痘ウイルス」と書かれた瓶、研究所の冷凍庫で発見」(https://www.cnn.co.jp/usa/35179608.html)、R元.9.18CNN「天然痘ウイルス保管の研究施設で爆発、「脅威なし」 ロシア」(https://www.cnn.co.jp/world/35142794.html)が報じられているように、各国の研究施設で保管されていても不思議はないであろう。「インバウンド感染症への対応~東京2020大会に向けて~感染症クイック・リファレンス(日本感染症学会)」(http://www.kansensho.or.jp/ref/index.html)のバイオテロ(http://www.kansensho.or.jp/ref/c06.html)「似たような症状を呈する複数の患者が発生するなど、「何かおかしな」状況が見られたら人為的な原因の可能性も考慮する。」は基本である。R元8.29「疑似症サーベイランスの運用ガイダンス資料一式の送付」(http://www.toyama.med.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/osirase_iryoukikan_gizisyousa-beiransu.pdf)p5「リスク評価については、公衆衛生上の意義の評価の観点からは、病状が急激に悪化する場合(初期治療へのレスポンスが悪いなど、通常起こりえない病態と判断される場合)、 海外渡航歴があるかどうか(国内において通常存在しない感染症の可能性)、基礎疾患がない若年成人や小児における発症(通常起こりえない病態と判断)などを考慮する。また、保健所が地域の医療機関に確認したところ集団発生の一部であるという情報を得た場合は、公衆衛生意義が高いと評価すべきである。」は理解したい。「疑似症サーベイランス」(http://www.toyama.med.or.jp/wp/wp-content/uploads/2019/09/osirase_iryoukikan_gizisyousa-beiransu.pdf)には、全医療機関の協力を得ることが重要であるのはいうまでもないが、ほとんどの臨床医には「天然痘」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-01-03.html)の診療経験がない。「インバウンド感染症への対応~東京2020大会に向けて~感染症クイック・リファレンス(日本感染症学会)」(http://www.kansensho.or.jp/ref/index.html)の「天然痘」(http://www.kansensho.or.jp/ref/d44.html)の「扁平型:まれな型であるが予後は不良である。小児での発生が多い。発疹の出現が遅く、癒合しており、平坦で柔らか(ベルベット様)である。膿疱は形成しない。ワクチン接種によって予防可能である。」は知っておきたい。鳥インフルエンザ(https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/tori/index.html)(http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000144461.html)(https://www.who.int/westernpacific/emergencies/surveillance/avian-influenza)に関して、R6.6.12JBpress「次のパンデミックか?米国で鳥インフルH5N1が急拡大、乳牛→ヒトに感染も…本当に危ないのは研究所から「新種」流出」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81478)の「「研究者がH5N1型ウイルスをいじくりまわして感染力を高めることが次の大規模なパンデミックの引き金になる」と機能獲得実験の危険性について警鐘を鳴らしている。」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/81478?page=4)は不気味である。R3.4.28「国内でのテロに対する健康危機管理について」(https://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/20210428-01.pdf)を踏まえたバイオテロ訓練があっても良いかもしれない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生活保護制度 | トップ | 減薬ビジネスとかかりつけ精... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事