保健福祉の現場から

感じるままに

ワイズスペンディング

2024年07月01日 | Weblog
R6.6.21「経済財政運営と改革の基本方針2024」(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2024/decision0621.html)(https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2024/2024_basicpolicies_ja.pdf)はR6.6.28Web医事新報「医療・介護給付費の上昇抑制を継続―「骨太の方針2024」が閣議決定」(https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=24594)で解説され、「「ワイズスペンディングを徹底し、保険料負担の上昇を抑制することがきわめて重要」と述べ、昨年12月に閣議決定した「全世代型社会保障の構築を目指す改革の道筋(改革工程)」に基づき改革を進める」とある。例えば、「全世代型社会保障構築会議」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/index.html)のR5.12.22「全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_shakaihosho_kochiku/dai10/siryou2-2.pdf)p13「医療・介護の3割負担(「現役並み所得」)の適切な判断基準設定」、p15「高額療養費自己負担限度額の見直し」の行方が注目される。ところで、R3.7三井住友信託銀行「人は皆、ワイズスペンディングと言うけれど・・・」(https://www.smtb.jp/-/media/tb/personal/useful/report-economy/pdf/111_0.pdf)の「はじめから政策効果が低いものは除去されるとしても、アベノマスクの経験や、コ ロナワクチンの大規模接種会場が予想に反してガラ空きとなったことから窺われるように、ほとんどの政策は正確な効果予測など困難であろう。」「EBPMというフィルターにかければすべからくワイズ、というような切り札的機能は期待できないであろう。」は興味深い指摘かもしれない。そういえば、会計検査院「新型コロナウイルス感染症対策関係経費等に関する検査結果(特設サイト)」(https://www.jbaudit.go.jp/report/about/03.html)は5分野に整理され、「新型コロナウイルス感染症防止策関係」(https://www.jbaudit.go.jp/report/about/04.html)は18検査のうち12が不当事項である。「医療費に係る国の負担が不当」(https://www.jbaudit.go.jp/report/new/all/pdf/fy04_04_06_08.pdf)、「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金(医療分)(新型コロナウイルス感染症対策事業に係る分)の交付が過大」(https://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary04/pdf/fy04_tokutyou_07_01.pdf)など医療に関するものが多いが、「新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種事業の実施状況等について」(https://www.jbaudit.go.jp/pr/kensa/result/5/pdf/050329_point.pdf)(https://report.jbaudit.go.jp/org/pdf/050329_zenbun.pdf)も課題が多いように見えるものの、不当事項ではないらしい。R6.4.15朝日「コロナワクチン廃棄2億4千万回分 厚労省「無駄とは考えていない」」(https://www.asahi.com/articles/ASS4H2Q2SS4HUTFL009M.html?iref=pc_apital_top)、R6.4.15読売「コロナワクチン廃棄額6653億円…厚労省「必要な量購入した」「無駄とは考えていない」」(https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240415-OYT1T50201/)が報じられているが、“ワイズスペンディング”だったのであろうか。「布製マスク配布事業の実施状況等について」(https://www.jbaudit.go.jp/report/new/summary02/pdf/fy02_tokutyou_03.pdf)(https://report.jbaudit.go.jp/org/r02/2020-r02-0565-0.htm)は「アベノマスク」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%99%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF)であるが、これも不当事項ではないらしい。 R3.7三井住友信託銀行「人は皆、ワイズスペンディングと言うけれど・・・」(https://www.smtb.jp/-/media/tb/personal/useful/report-economy/pdf/111_0.pdf)の「政治的中立の立場から、予算執行における無駄や不足の検証を行う決算分析機能を強化する必要」に賛同する方が少なくないかもしれない。
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