友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「命」がどんどん軽くなってきている

2016年12月10日 17時51分00秒 | Weblog

 悔しいというより、情けなくて、何も考えられないのではないだろうか。結婚もせず、弟と妹とも断絶し、利権に絡んで私腹を肥やしたりもせず、孤独に生きてきたのに、どうしてなのかと思索しようとしても前には進めない。みんな離れていった。自分を大統領の地位に祭り上げた人たちまでも、大声で非難する。いったい何があったのか、朴大統領は何も考えられない、そんな気がする。

 韓国の国民は凄い。日本でも「安保関連法案」が国会で審議された時、多くの学生や主婦や高齢者が法案に反対するデモを行ったが、韓国のデモは規模が大きいし、継続している。デモで政権を倒した経験があるからだろうか。日本では60年安保も、70年安保も、そして今回の安保関連法の時も、確かに大きなデモがあったが、これまで政権を揺るがしたことすらない。

 国会で強硬採決が行われ、民進党や共産党の議員が委員長席に詰め寄り「ダメだ、ダメだ」と叫ぶが、国民の目には「あんなことしか出来ないのかねえ」としか見えない。多数決が民主主義であるうちは「あんなことしか出来ない」のだ。安倍首相が言うように、「私の言うことが理解できないなら、何時間審議しても同じ」なのだ。いやもっと言えば、法案が提案された時点で成否は決まっている。

 福島から横浜に転校してきた子どもがいじめられた。新潟でも原発から避難してきた子どもが担任から「菌」をつけて呼ばれた。横浜の子が「新潟の子に学校は謝ったのに、どうしてこっちは謝ってくれないの」と弁護士に話している。謝れば済む訳ではないが、それなりの立場にある人はなかなか素直に謝らないのが常だ。先生が問題を起こしても、現れるのはいつも校長や教育委員会で当事者でないのも不思議だ。

 弾劾が決議された。罪状がハッキリしたなら、朴大統領は自殺するような気がする。軍人の娘の取るべき道はそれしかないだろう。あちらでもこちらでも、「命」がどんどん軽くなってきている。

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