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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

笑顔

2015年12月03日 18時44分26秒 | Weblog

 人柄は顔に出ると言われる。100%当たっているとは思えないけど、かなりの確率で確かだろう。映画では、顔だけ見れば悪人と分かる。昔、悪役だった人が老いて素敵な人物になっていることもあるし、昨今では絶対に「いい人だよね」と思える人が残虐非道なことをしてしまうこともある。歳を取ってきて、若い頃には見られなかった穏やかな笑顔の人に出会うこともある。そんな時は、きっと幸せなのだと思う。

 NHKテレビの朝のドラマ『あさが来た』では、主人公の義理の父を近藤正臣さんが演じているが、これが実に思いやりに溢れている。主人公の姉が嫁いだ先の母親を萬田久子が演じているがこちらはどうしようもないくらい意地が悪い。嫁と姑はどこの家でも難しいようだが、最近では嫁と姑は仲良しで、義理の父親とうまくいかないケースが多いと聞く。

 嫁と姑の仲が悪いのは、息子を他の女性に盗られたという意識が母親にあるからだろう。溺愛して育てた母親はそうした傾向が強い。これに対して嫁と舅がうまくいっていない家庭は、嫁がとても可愛いケースが多い。義理の父親は息子に嫉妬する代わりに、嫁をいびってしまうのだ。嫁が家から出られないように靴を隠したり、嫁が大事にしている植木鉢を割ってしまったり、いじらしいくらい悪さをするようだ。

 ダンナから父親に注意をするのは難しいので、「そんな時はとびっきりの笑顔で、お父さんに『私、靴どこへ置いたかしら』とか、『私、ドヂだから鉢割っちゃった』と言うの」と教えてもらった。悲しい時に悲しい顔を見せれば、家中が暗くなる。腹を立てれば、眉間にしわが寄る厳しい顔になる。そういう時だからこそ、わざとでもいいから笑顔を作る。笑い顔は自然にみんなを安心させ、穏やかな気持ちになっていく。

 なるほど、自分の方から自分が変わることで、みんなを変えようというわけか。今日はいいことを聞いた。やってみよう。

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