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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

市民講座『揺れるウクライナ』

2014年08月29日 19時11分16秒 | Weblog

 明日は大和塾の第37回市民講座『揺れるウクライナ』が開かれる。持って行く物などの準備は整ったけれど、「明日は1時の開会です」と言うと、「えっ、2時じゃーないの」と言われる方がいる。やはりそうか、毎回2時に開会していたので、そう思い込んでいるのだ。人間というのは慣れに弱い。いくら事前にチラシを見て、内容や講師を確認しても、日時や場所は前回と同じと思ってしまう。どのくらいの方が間違いなく来てくれるだろうかと心配になる。

 それにしても、『揺れるウクライナ』には皆さんの関心が高いことに驚かされる。それだけ世界が身近になっているということだろう。私はヨーロッパにはイタリアとスペインしか行ったことがないし、旧ソ連圏の国々は小説や写真で知るくらいの知識しかない。地図で見ると、ロシアの東の端、ルーマニアやスロバキア、ポーランドと接している。ウクライナとルーマニアの間にはモルドバという小さな国もある。

 王政時代のヨーロッパを世界史の地図で見ると、西からポルトガル、スペイン、フランス、イングランド、スコットランド、神聖ローマ帝国(ここからプロイセンが生まれてくる)を挟んで北にデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、東にポーランド、ハンガリー、バルカン半島にオスマン帝国、イタリアの南にナポリの王国があり、ロシアはポーランドよりも東の田舎と思われていた。

 ロシアの文豪たちの作品を読んでも、憧れはフランスで、自分たちのロシアは遅れた国と捉えている。ロシアの王や女王はフランスのものを手に入れることで田舎者から抜け出そうとした。ウクライナは大草原なのか、強力な豪族が生まれなかったからか、支配者が絶えず変わっている。ヨーロッパは白人社会だが、いろんな民族が入り乱れ、小競り合いを繰り返し、これに宗教が加わりさらに複雑になっている。

 今もスコットランドがイギリスから独立する動きがあるし、スペインのカタロニアなども分離独立を訴えている。ヨーロッパの統一が叫ばれる中、小さくなっても構わないから独立したいという地域が各地にあるというのも面白い。どんどん小さな地域社会が国となれば、国そのものがないのに等しい。そうなっていくのだろうなと思う。明日の講座が楽しみだ。それに明日の夜は誕生日会なので、ブログは休みます。

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