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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

期待どおりにいかない

2014年08月22日 13時50分50秒 | Weblog

 期待していたことが、何かの都合で実現できなくなれば、誰もがかなり落ち込む。夏の甲子園大会も今日は準々決勝戦、勝たしてあげたいチーム、きっと勝つだろうチーム、どこのチームが勝ってもおかしくないが、一方が勝てばもう片方は負ける。スポーツの試合だから勝敗がつくのは仕方ないのに、期待していたことがそうならないと、「やっぱりダメか」と思ってしまう。

 広島の土砂崩れで、「死者・行方不明者90人」と報じられていた。そんなに高い山ではないが、裾野から山際まで宅地開発された土地に家々が建ち並んでいる。この地は過去にも何度か土砂崩れが起きていて、宅地開発には適していないとも言われてきたそうだ。市街地に比べれば土地の値段が安かったのだろう。家を求める人には程よい物件だったらしい。

 私が住む街にも、都市型洪水の度に水に浸かる区域がある。農業に適さない土地だったので、農家は宅地業者に売った。この辺りなら1区画40坪平均のところ、この土地は100坪平均で売られた。従って高収入の人たちが終の棲家として家を建てた。ところが想定外の大雨の度に水没し、今では1メートル以上かさ上げして家が建てられている。

 土地を売った農家の人は、「あんな土地によく住む気になる」と言うが、宅地業者のパンフレットはまるで夢のようなニュータウンとある。大雨は自然のことだから止めようがないが、土砂崩れや都市型洪水のよる被害は、出来る限り小さくすることならできる。長い目でと言いながら、目先の欲に流されるのが人の常のようだ。期待して移り住んだのに、どうしたらよいかと考え込んでいることだろう。

 よく、分からないのはタイの代理出産で20人近い子どもを産ませた男だ。「大丈夫、自分には子どもたちを育てる財産がある」と言っているそうだ。20人の代理出産の費用だけでも2千万から3千万円要るというのに、週刊誌の広告見出しには1千人の子どもを作る計画だったとある。子どもは男と女の愛の結晶でなければならない。男は財産家かも知れないが、人としての愛を持ち合わせていない。

 男は期待した通りに進まなくて、ガッカリしているだろうか。イヤきっとそうではあるまい。金の使い道を間違えたかとくらいにしか思っていないだろう。期待通りにならなくて、ガッカリしている高校球児たちの方がはるかに爽やかだ。甲子園よ、もっと爽やかな風を呼べ。

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