台風一過の青空とはならず、どんよりと曇っている。今朝、草木の鉢を見て回った時、ミカンの木の鉢に留まっているサナギを見つけた。長さは3センチくらいだ。いつもサナギを見落としてしまうけれど、やっと会えた気がした。それから近くに、アリが群がっているアゲハチョウが1匹いた。まだピクピクと動いていたが片方の羽が伸びきれずに縮んでいる。うまく羽化し切れずに落ちたのかも知れない。可哀想にと思ってもう一度ミカンの木を眺めてみると、5ミリに満たない幼虫が3匹いる。サナギが無事に羽化するように、そして3匹の幼虫が無事にサナギになるようにと祈った。
幼虫は葉の色と同じ緑となって身を隠すけれど、それでも鳥に見つけられて食べられてしまう。ミカンの木にカマキリがいたが、幼虫を食べることはないのだろうか。生物の世界は厳しいなと思う。保護色で身を包んでいても発見されてしまうし、サナギから羽化する場所が悪ければ、羽を伸ばしきれずに歪んでしまう。人は歯がなくなれば似たものを入れ、骨が折れてもそれに代わる材料でつなぐし、目が見えなくなればメガネやコンタクトを用いる。内臓器に支障があっても移植で取り替えることも出来る。皮膚の細胞からクローン人間も創り出せるらしい。医学の進歩は何でもありになってきた。
今朝、友だちの家に行くと、「国会中継をラジオで聞いていた」と言う。その時は何も思わなかったけれど、家に帰ってひとりでいると音がないのは寂しいのでテレビを点けた。国会中継をやっていたが、なんだか情けなく思ってしばらく聞いて切ってしまった。自民党の議員が菅首相に原発を推進するのか中止するのかと質問していた。あやふやな首相の答弁に、議員はしっかりした言質を取ろうと、ベトナムやトルコへ原発を輸出するするのかと質した。菅首相は「充分に審議していく」と答弁する。「それは中止することか」と詰めるが答えはよくわからない。「不完全なものを輸出すべきではない」と自民党議員は食い下がる。いったいどっちが原発推進派でどっちが脱原発派なのかわからないような議論になっていく。
原発地域ではないところで、放射能に汚染された牛肉が売られたことが問題になっている。放射能に汚染された稲わらをエサとして食べた肉牛が九州や愛知県でも売られていたという。宇宙から飛んでくる隕石が地球にぶつかり、地球最後の日がやってくるというSFものがあったけれど、意外にそうではないような気がする。人間が作り出したものが、2乗3乗と膨れ上がり、気がついた時にはもう手遅れだったというような事態になるのではないだろうか。たとえば原発の放射能汚染にしても、まだいいまだいいと思っているのに、食べ物は空気は海は放射能に汚染され、一気に噴出すような事態。旧約聖書の神様の怒りは自然災害ばかりだけれど、人間は自ら絶滅の種を蒔いているのではないだろうか。
幼虫は葉の色と同じ緑となって身を隠すけれど、それでも鳥に見つけられて食べられてしまう。ミカンの木にカマキリがいたが、幼虫を食べることはないのだろうか。生物の世界は厳しいなと思う。保護色で身を包んでいても発見されてしまうし、サナギから羽化する場所が悪ければ、羽を伸ばしきれずに歪んでしまう。人は歯がなくなれば似たものを入れ、骨が折れてもそれに代わる材料でつなぐし、目が見えなくなればメガネやコンタクトを用いる。内臓器に支障があっても移植で取り替えることも出来る。皮膚の細胞からクローン人間も創り出せるらしい。医学の進歩は何でもありになってきた。
今朝、友だちの家に行くと、「国会中継をラジオで聞いていた」と言う。その時は何も思わなかったけれど、家に帰ってひとりでいると音がないのは寂しいのでテレビを点けた。国会中継をやっていたが、なんだか情けなく思ってしばらく聞いて切ってしまった。自民党の議員が菅首相に原発を推進するのか中止するのかと質問していた。あやふやな首相の答弁に、議員はしっかりした言質を取ろうと、ベトナムやトルコへ原発を輸出するするのかと質した。菅首相は「充分に審議していく」と答弁する。「それは中止することか」と詰めるが答えはよくわからない。「不完全なものを輸出すべきではない」と自民党議員は食い下がる。いったいどっちが原発推進派でどっちが脱原発派なのかわからないような議論になっていく。
原発地域ではないところで、放射能に汚染された牛肉が売られたことが問題になっている。放射能に汚染された稲わらをエサとして食べた肉牛が九州や愛知県でも売られていたという。宇宙から飛んでくる隕石が地球にぶつかり、地球最後の日がやってくるというSFものがあったけれど、意外にそうではないような気がする。人間が作り出したものが、2乗3乗と膨れ上がり、気がついた時にはもう手遅れだったというような事態になるのではないだろうか。たとえば原発の放射能汚染にしても、まだいいまだいいと思っているのに、食べ物は空気は海は放射能に汚染され、一気に噴出すような事態。旧約聖書の神様の怒りは自然災害ばかりだけれど、人間は自ら絶滅の種を蒔いているのではないだろうか。