今日は刈谷市産業振興センターで、『市民と議員の条例づくり交流会』が開かれ、150人ほどの議員と市民の参加があった。主催したのは実行委員会だが、その中心となったのは「無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク」のメンバーだった。このまだ当選1回目の若い女性議員のパワーには感服した。「無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク」では年に1回から2回、公開講座を開催してきたけれど、これほど多くの議員や市民を集めることはなかった。彼女のねばり強さが実った集会だったと思う。
それに彼女がなぜこのような集会を開催したかについて語ったが、気取りも驕りもなく淡々としていて誠実さが滲んでいた。集会ではまず、山梨学院大学の江藤俊昭教授が「市町村議会の必要性」をテーマに話した。議会には大きな権限があるけれど、議員には何の権限もない。それを多くの議員や市民が勘違いしていると指摘する。議会には議決権があり、議決されなければ実行できない。それを議員に権限があると誤解しているのだ。議論して結論を出していくことが大事ので、首長が主導する民主主義はダメだと名古屋市の河村市長を批判する。
首長から議会改革が出されるのは、そういう大変な時期にあるのだと江藤さんは言う。地方自治体は首長と議会議員を選挙で選ぶ2元代表制の下にある。したがって与党も野党もなく、国政ではない住民参加できる仕組みになっている。住民自治の根幹をなす議会は討論をする広場である。だから議決には責任が伴う。議会報告会をやれば、議会は変わると江藤さんは言う。けれど、議会はどこもセレモニーの場になっているし、年功序列の世界になっている。これを打ち破るには住民を背景にガンバル以外にないとも話す。
続いて、法政大学の広瀬克哉教授が「議会とは何か」について講演した。広瀬さんは多様な民意が反映されてこそ議会だと言う。いろんな議員がいて、つまり違う考えがあるからこそ議論ができる。だから公開で議論を行い、争点を発見し、公開することで納得のいく決議に到達できると言う。議論が見えるようにすることが一番大事と話す。多数の本気で議論する議員がいれば客観性が高まるとも説明する。江藤さんも広瀬さんも地方議会の現状に無知ではないだろうけれど、実体を本当に把握されているのだろうかと私は疑問に思った。
確かに両教授が目指しておられる地方議会にしていかなくてはならないだろう。けれども地方議会では地域代表が圧倒的に多数であろう。これを変えていかなければ、議会は議論の広場にはならない。それでも今日の集会に参加して、若い議員の活躍に私はとても嬉しくなった。私たちのように議会で孤立してしまっていた時点からは数歩も進んでいる。彼らのような若い議員がどんどん出てくれば議会は大きく変わるだろう。議会が変われば、自治体のあり方も当然変わってくる。今はそんな時代へのさきがけなのかも知れないなと思った。
それに彼女がなぜこのような集会を開催したかについて語ったが、気取りも驕りもなく淡々としていて誠実さが滲んでいた。集会ではまず、山梨学院大学の江藤俊昭教授が「市町村議会の必要性」をテーマに話した。議会には大きな権限があるけれど、議員には何の権限もない。それを多くの議員や市民が勘違いしていると指摘する。議会には議決権があり、議決されなければ実行できない。それを議員に権限があると誤解しているのだ。議論して結論を出していくことが大事ので、首長が主導する民主主義はダメだと名古屋市の河村市長を批判する。
首長から議会改革が出されるのは、そういう大変な時期にあるのだと江藤さんは言う。地方自治体は首長と議会議員を選挙で選ぶ2元代表制の下にある。したがって与党も野党もなく、国政ではない住民参加できる仕組みになっている。住民自治の根幹をなす議会は討論をする広場である。だから議決には責任が伴う。議会報告会をやれば、議会は変わると江藤さんは言う。けれど、議会はどこもセレモニーの場になっているし、年功序列の世界になっている。これを打ち破るには住民を背景にガンバル以外にないとも話す。
続いて、法政大学の広瀬克哉教授が「議会とは何か」について講演した。広瀬さんは多様な民意が反映されてこそ議会だと言う。いろんな議員がいて、つまり違う考えがあるからこそ議論ができる。だから公開で議論を行い、争点を発見し、公開することで納得のいく決議に到達できると言う。議論が見えるようにすることが一番大事と話す。多数の本気で議論する議員がいれば客観性が高まるとも説明する。江藤さんも広瀬さんも地方議会の現状に無知ではないだろうけれど、実体を本当に把握されているのだろうかと私は疑問に思った。
確かに両教授が目指しておられる地方議会にしていかなくてはならないだろう。けれども地方議会では地域代表が圧倒的に多数であろう。これを変えていかなければ、議会は議論の広場にはならない。それでも今日の集会に参加して、若い議員の活躍に私はとても嬉しくなった。私たちのように議会で孤立してしまっていた時点からは数歩も進んでいる。彼らのような若い議員がどんどん出てくれば議会は大きく変わるだろう。議会が変われば、自治体のあり方も当然変わってくる。今はそんな時代へのさきがけなのかも知れないなと思った。