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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

サルビアの発芽

2007年05月20日 22時40分19秒 | Weblog
 種まきをしたサルビアが芽を出してきた。こうしてみるとやはり丁寧にやったものは発芽率が高いようだ。友人が「サルビアの発芽率は50%」と教えてくれたので、それならば1千個の種を蒔けば5百個の苗が得られると友人とは多分逆のことを思ったのだ。かなりたくさんの花を採取しておいたので、これだけあれば100本くらいは手に入るだろうと思っていた。発芽の状態からすれば、まあまあの結果だと思う。

 種は昨年、サルビアが咲き終わる頃、花の部分だけを刈り取り、ゴミ袋に入れて1年間つるしておいた。今年になって、袋の底の部分を見てみたけれど、種はほんのわずかしかなかった。そこで、枯れてしまった花をむしりとり、揉み解してみた。すると小さな黒い種を取り出すことができた。初めのうちは丁寧に花をむしり揉み解し、それを白い紙の上に広げ、黒い種を拾い出していた。

 根気よくこの作業を続けていたが、いくら根気よく続けても得られる種はわずかでしかない。そのうちにだんだんとわずらわしくなってきた。いつも、翌年になると自然に発芽するサルビアがあるのだから、サルビアは強い花なのかもしれない。それなら、花柄ごと埋めても発芽するのではないだろうかと思い、花柄を培養土に混ぜた。写真はどれもちょっとピンボケだが、群れになって発芽しているのは、種だけを取って蒔いたものだ。種が余りに小さくて、バラバラに蒔いたつもりだったのにこんなにも固まってしまっていたのだ。

 これから、どのように大きくしていったらよいのだろう。間引きをするのが、よいのだろけれど、それもかわいそうな気がしてしまう。まとめて取り出し、1本1本をプランターに移し植える方がよいかもしれないと考えている。昨年はサルビアの苗を1鉢90円で百鉢買った。1鉢78円のものと比べて、90円のものの方が葉の緑が濃く、花の色も赤かった。そのサルビアの子どもが育つことを考えると、9千円を浮かしたことになる。そうカミさんは喜んでいるが、仮に昨年同様に育ったとしても、そこに至るまでの労働は相当なもので、ぜひそれを評価してほしいと思う。

 中国の成都市を訪れた時、杜甫を祭った公園だったと思うが、そこにたくさんのサルビアが植えられていた。成都市は『三国志』に出てくる古い都である。サルビアは国際的な花なのだと知った。自分が好きな花が、こんな古い都で見られたことに感動した。成都市のある四川省は楊貴妃のふるさとでもある。美しい女性を見ると楊貴妃の末裔かと思ってしまう。サルビアはそんな楊貴妃のふるさとにも似合う花なのだ。
コメント (1)
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