京都の町中は「祇園祭」で賑わう7月13日。祇園へ琵琶湖疏水から流れる白川では美化活動が行われました。
町中を流れる情緒あふれる白川…。川沿いには、柳が風に揺れ、鷺や鴨なども遊ぶ清らかな流れです。毎年、この東山区の粟田地区エリアの方々が、岸に繁る草や伸びすぎた柳の枝、また川底に沈む陶器の欠片などを整理する美化活動が行われるのです。
ミモロも、よほどのことがない限り参加している活動。9時から12時まで南に下る道は通行止めに。10時には、地元の人たちが次々に集まってきました。50名以上の参加者が…。
「ミモロちゃん、今年も頑張ってね~」と、地域の世話役をしているたっちゃんお兄ちゃんが受付で迎えます。
京都に暮らして以来、この地域の方々には、親しくしてもらっているミモロ。なので、下鴨に引っ越してからも、越境手伝いに来ています。美化活動のために、箒や鎌、ハサミ、手袋なども準備。さぁ、活動の始まりを前に、役員さんの挨拶。そして注意事項が告げられます。
「今年もたくさんの方々がご参加くださり、ありがとうございます。美しい白川のために頑張りましょう。また、くれぐれも熱中症に注意し、お茶なども用意していますから、水分補給を忘れずにしてください!」と。
東山区の区長さんの姿も…。
「地域のみなさんの活動があってこその京都です」というような内容の御挨拶でした。「いつもは市議さんや区議さん、他の議員さんも結構参加してるのに、今回は、選挙運動で忙しいのかな?いないね~」となかなか鋭いミモロでした。
参加者は、草刈の鎌などを手に、川の中や岸へ散らばります。
ミモロも顔見知りの方々のそばへ「ミモロちゃん、がんばって~」「うん…ネコの手だけど…」
もっぱら、ミモロは岸で活動。「川の中には入らないの?」「うん、水が体に沁みちゃうし、結構、今年、水量あるみたいで、流されちゃうかも…」と。
顔見知りの方が多いのですが、みんな帽子、サングラス、マスクなど日焼け対策を万全にしているため、誰かわからないことも。
川に入れないミモロは、岸から、ママに指示をだします。
琵琶湖疏水から流れる白川…「これ琵琶湖の水ってこと?」さらに流れは、祇園を通り、鴨川へ、そして淀川になり、大阪湾へ。つまり小さくても、淀川水系の一級河川です。「この流れに乗って行けば、大阪万博会場の方向に行けるの?」とミモロ。地図上では、不可能ではないけど、いくつも堰や水門もあるし、鴨川までも無理。
ミモロは、岸にいることに飽きて、ママの腰に縛られながら、川へ。そこから、「あ、あそこ~」と水の中をあちこち指さします。ミモロが目を凝らして見つめるのは、水の中に沈んでいる陶器や磁気の欠片です。
昔、このエリアには、陶芸の工房や料理屋さんも多く、そこで作ったり、使われた器の破片が今も水の中に沈んでいます。「もう10年以上も拾っているけど、まだ結構あるね~」と、集めた破片の多さに驚きます。器の破片は、小さくなっても、角が鋭く裸足で川に入ると足を傷つける危険が…。くれぐれも川には、裸足で飛び込まないように…。
美化活動を開始して、1時間半。ゴミ集積の車の到着です。
刈り取った草や枝は、ポリ袋にいれて集められます。「すごい数だね~」と、みんなの力がいっぱいのゴミ袋になりました…。
「みなさん、お疲れさまでした。ランチを申し込んだ方は、こちらへ~」とたっちゃんお兄ちゃんに言われ、その後に続きます。向かったのは、「青蓮院門跡」そばの洋食店「けんろく」。
「え~ここでランチ頂けるの?」と嬉しそうなミモロ。
活動に参加した方々といっしょに、ハンバーグランチを頂きました。「美味しいね~アイスコーヒーが体に沁みるね~」と。
地域のみなさんの力で、美しい京都が守られているのです。「なんか涼しい風が通りやすくなったみたい~」と、さっぱりした雰囲気の白川を眺めます。
そして、8月3日の9時半から行われる「白川子供まつり」。川に2万匹の金魚を放流し、それをネットで捕まえるダイナミックな金魚すくいが行われます。
「いろんな出店もあるんだよね~」と、毎年楽しみにするミモロは、ネコながら、いつも金魚の放流係を担当。「ミモロちゃん、食べちゃダメだよ~」と周囲に言われますが、「え~金魚って、美味しそうじゃないもん。食べないよ!」とキッパリ。
その頃には、暑さはどうなっているのでしょうか?ともかく今年の京都の暑さは猛烈!「さぁ、夕方になったら、「祇園祭」行こう~」と。
京都には、熱中症危険アラートが発表中。「祇園祭」も十分注意して…
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