
うっすら、ぼんやりした、わたしの夢。
叶わなくてもいい、ただ、なんとなく想像するだけのもの。
15年後に、女児孫グループとフランス旅行に行くこと。
彼女たちは、22歳、19歳、18歳の、うら若き乙女??となっている。
果たして乙女かどうかは、わからないが。
アクシデントがなければ、かしまし娘たちは、元気でいるだろう。
さてわたしは、、、83歳だが、、、飛行機に乗れるだろうか。
閉所恐怖症か、飛行機恐怖症、はたまた旅行恐怖症になっているかも知れない。
病気になっているかも?歩けないかも?
15年も先のことはわからないが、周りを見る限り、今時の83歳のおばあちゃんは、元気だ。
昨日も最寄りのバス停で、見ず知らずの高齢女性おばあちゃんと、話が弾んだ。
マスクの話を皮切りに、その前日の地震のことだったり、時々、どっと笑いを交え会話を楽しんだ。
お互い、まるっきり知らない人なのに、おばあちゃん同士、女性は元来、明るいのだろうか。
つい4日前も、駅から発車するバス停で、見知らぬおばあちゃんに声をかけられた。
美容院に行って髪をカットしたばかりなので、スマホで写真を撮ってくれませんか?と頼まれた。
彼女のスマホは最近のものだったからか、機種がわたしのものと違うせいか、写真のシャッターボタンを押しても、何の反応もなかった。
ちゃんと押せていないのかも、と不安になり、何度もスカスカ手ごたえのスマホ画面を押した。
何枚も、ちゃんと撮れていた。
ありがとう、と、美しく髪を整えたばかりの老婦人おばあちゃんは、また別の賑やかな音がするほうのイベント場所に消えて行った。
わたしと同じバスに乗ったようで、その女性が降りたのは、わたしが降りる一つ前の停留所だった。
バスの中から、わたしはその姿を捉えた。
停留所からどちらの方向に向かうかで、住んでいるところがわかる。
じつにわかりやすい、オールド(半世紀以上前に造成された)ニュータウン構造になっている。
戸建てと団地に分かれている。
今、団地もさることながら、
戸建ては住民は入れ替え時期を迎えている。
空き家になっても、更地になり、しばらくすると新しく家が建つ。
2分割にして土地が売られていることが多い。
MAXでは4分割というものもあったが、絶妙に区割り、設計されていて、感心した。
若い人が増えるのは嬉しいことだ。
最新の建築、住宅を見るのも刺激的で楽しい。
衰退する自治体もあるなか、まだ活気を保持しているようで安堵する。
ところで。
直近のわたしが写っている写真を見ると、自分で言うのもなんだが、優しい顔をしている。
お気に入りだ。
若々しいとか、そんなことは、全然ないが、なんとなく、囚われていたものから一皮剥けたかんじ。(自分で言うか?)
そのせいかどうかは知らないが、見知らぬおばあさんに声をかけられ、おしゃべりする。
ほんの短時間だが。
おばあさん同士の連帯感か?
何回もわたしの蝶ブログに登場する、正真正銘の(90歳超え)おばあさんとも、最近は仲良し雪解けムード。
あちらは、昔から同じだろうと思うが、わたしが、なんだか、わだかまりがなくなったように思う。
ではあるものの、せっかくこころの距離が縮まったっいうのに、彼女は耳が聞こえなくなっていた。
わたしの姑と同じだ。
だから、会話も行動も一方通行。
玄関チャイムも聞こえない。
人が出入りできるガラス戸が開いているので、在宅は間違いないが。
仕方ないから出直して、家から電話をかける。
すると、電話には出られ(近くに置いているか、光る?)、今から行く旨を伝える。
そういう耳の聞こえないお年寄りも、ごく普通にバスに乗り、社会で生活している。
耳は聞こえなくても、今までと同じ行動をしている分には、問題ないのだろう。
見た目には綺麗な老婦人だ。
彼女はわたしより20年以上、人生の先輩になる。
息子さんが家に出入りしているから、どうにかなっているが、独居なら大変かも知れない。
ちなみに。
セキュリティ会社から、お知らせハガキが届いた。
ホームセキュリティ、12月からオプションとして、新しいサービスが追加されるそうだ。
自分が在宅ではない時、用事を依頼できる。
一回一回、有償で、セキュリティ会社に預けている鍵を使って、家に駆けつけてくれる。
依頼案件は、作業だったり、セキュリティに不安がある時だったり、各自の要望に応じるもの。
これはいいなあ、と思った。
今は利用する場面はないが、今後の何かに備えてスタンバイ、安心が得られる。
セキュリティ会社も高齢者にターゲットを絞るのは必要であり、合理的だ。
散りばめられているニーズを拾う。
ホームセキュリティの範囲エリアなら安心だが、僻地だと業者に頼れない。
今は個人主義が蔓延っているから、ご近所互助システムは、昔のように強くない。
あまりお付き合いがないこともある。
しかも老人ばかりでは、いざという時に、パワー面で頼りない。
闇バイト犯罪は、現実社会の現状の脆弱さ、闇を突いている。
巷のおばあちゃんとは、垣根がなくなりつつある、新規おばあちゃんの、わたし。
今のところ、敵は、自分による自分への軽度認知障害。
550万人いると言われている。
さらにその次は、軽度認知症(450万人いるらしい)。
そして、その次は本格的認知症。
なにしろあと推定20年もあるので、脳が持ちこたえられるかどうか。
20年を超えると、身体も脳もアウトで、人にお任せした静かな生活が待っている。
今はボロ中古車みたいな現状。
もう車検は通らなくなっている。
いつ動かなくなっても不思議ではない。
ドキドキ、スリルいっぱいの毎日。
が、廃車には出来ない。
この記事、10年後にわたしが読んでどう思うか。
苦笑するだろう。
20年後に読んだら、、、読まないだろう。
30年後は、読めないだろう。
というか、デジタル終活、いつから始めよう?
デジタル遺品、迷惑なんだろうなあ。
ブログは生きがいなのに、インターネット終活は、正に人生、終わりの時だ。