奥河内イルミナージュを見に行った。
光の饗宴が、大阪府下の各地で繰り広げられている。
三連休の中日だったが、人は、ぱらぱら。
でも、寂しくてしかたないほどでもない。
大阪府立、花の文化園、冬の一定期間以外は、花園になっている。
無料の中ノ島のイルミネーションに比べると、大人ひとり1000円の入場料、
家族で行くと4000円を払って、これか~と思ってしまう。
目が肥えてしまうのは、決して良いとは限らない。
中ノ島は、なんといっても無料だし、バラ園や、川に沿ってのロマンチックな光景が続く。
市役所から中央公会堂へのプロムナードを経て、洗練されたアート感漂う。
企業の協賛があるから、この違いは仕方ない。
松井さん、奥河内のイルミネーション設置費用と入場料収益、費用対効果、どう見るか。
イルミナージュのみならず、花の文化園も閉鎖しようなんてことにならなければいいが。
乳幼児を連れて、中ノ島まで行くのは、やはり負担。
奥河内の花の園、
植物園を動物園のように見立てたイルミネーションは、ちょっと幻想的だった。
都心には無い、奥には奥の楽しみがある、ってことだ。
土日、ミニ・ジャーニー、昨日は、淡路島の淡路城、伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)を回り、
淡路島もなかなか、立派な歴史の重みのある地なんだと、いまさらながら感心した。
お昼は、「いづも庵」という、うどん屋で、淡路特産の玉ねぎを堪能した。
低温で20分ほどゆっくり揚げた玉ねぎが1個まるまる丸ごと、どかーんとのっかった、玉ねぎ・つけ麺。
このお店、人気があって、45分待ちだった。
この目玉メニュー、玉ねぎが甘くて、とても美味。
店内で隣に座ったカップルは、牛丼セット(大きな丼の牛丼と、温うどんがセット)が先に運ばれ、
てっきり男の子からの注文かと思ったが、女の子のオーダーだった。
男の子は、玉ねぎつけ麺。
「おれ、もう、玉ねぎ、しばらく食べたくない」と、彼は言っていたが、
丼には、一滴のつゆも残さず、完食していた。
女の子も、すっかりきれいに、ビッグ牛丼と、うどんを平らげていた。
相撲部カップル?かも?と、立派な体格の二人。微笑ましい。
随時、インターネットで待ち時間をアップしているという、神戸市立博物館の、マウリッツハイス美術館展」。
夕方なら、待ち時間もそうかからないだろうと、パソコンでチェックしてみると、「40分待ち」ということだった。
で、帰路、途中、神戸、京橋I.Cで降り、三宮の駐車場に車を置いて、徒歩で、会場に向かった。
老若男女、けっこう、いっぱい。
この展覧会、スタートしたばかり、まだ1週間なのでかどうか知らないが、人気があるようだ。
超・有名作品「真珠の耳飾りの少女」は、貸し出しは、これが最後だとか。
見納めというわけか。
あとは、オランダ・バーグにあるマウリッツハイス美術館に出向かないと、見られないということになるようだ。
いつものごとく、オーディオ ガイドを借りたが、声の出演、スペシャルガイドは、武井咲だった。
まあまあまあ・・・どこにも、この人、ほんと、ひっぱりだこ。
小さい子供が、長蛇の列に並ばされて、かわいそうだった。
表情に、「不服」、「不満」、「不機嫌」、「イヤ」の気持ちを思いっきり、たたえて、気の毒だった。
あんな小さいと、見えるのは、ぞろぞろ並ぶ大人の腰ばかりではないだろうか。
特に、「真珠の耳飾りの少女」の展示された部屋は、一部屋まるまる、蛇状の、うねうね長い人の列。
「肩越しにご覧になりたい方は、そのまま列に並ばず、お進みください」という係員の説明だったが、
せっかく来たのだから、並んだ。
田舎モンは、こういうとき、がぜん、忍耐力をパワフルに発揮する。
ちっちゃな、真珠の耳飾の少女は、明るい強めの人工の照明を浴び、光のコントラストが際立って、
ますますキラキラ輝いていた。
「小さいうちからホンモノを見せておくのは、いいことよね」と、熟年のご婦人が仰っていたが、
わたしは、とても複雑な心境だった。
長時間、じっと待った後に、楽しいアトラクションが待っている、ディズニーランドならいざ知らず、
同情してあまりある。
あんなおチビに、なにがわかる?
・・・そういうリアクションのわたしは、やはりニセモノ育ちの、ニセモノ人間なんだろう。
旧居留地のエリアにある、神戸市立博物館。
帰りは、古い重厚な建物を利用した、ブランド・ショップの並ぶ旧居留地を歩いて、ぶらぶら。
ヴィトンのショーウインドウが、とても印象的で、思わず、カシャッとケータイとデジカメを向け、撮影。
田舎から出てきた、おのぼりさんは、いつも、カメラをスタンバイしている。
あたりかまわず、写真を撮る。
※
じつは、この美術館のごく近くにクライアント先があり、わたしは仕事で、2年ほど、定期的に足を運んでいたのだが、
神戸市立博物館の場所をしばしば、通行人に尋ねられたことがある。
「ここをこう行って、ああ行って」とお教えした人が、同じ場所をぐるぐる回って、
困っておられる風景にも何度か遭遇したことがある。
道行く別の人にも、尋ねておられたところも、目撃したこともある。
わたしは、自分が方向音痴なんだから、人に、道を教えてはいけない、と、深く深く、反省した次第だ。
↑このデザインは、明石海峡か鳴門の渦ぶくぶくと、明石のタコか?
そうかと思いきや、草間彌生(83)とルイ・ヴィトンがコラボレーションした新コレクション
「ルイ・ヴィトン ヤヨイ・クサマ」が今年7月、誕生したらしい。
へ~、知らなかった~。
街を歩くと、ネットを歩くより、強烈に目にダイレクトに、いろんな活きのいいものが飛び込んでくる。
行ってきました。
橋下さんが、経費削減の槍玉にあげている、国立文楽劇場。
↑舞台裏。
日舞は、たいへんだ。
お金のかかり方が、半端ではない。
家、一軒ぐらい買えるほど、つぎ込む。
(叔母さんや、周りの人々が、そう言っていた)
和楽器の演奏者や長唄の唄い手は、生演奏、生唄で、しかも東京から呼んでいるとか。
これぞ、ほんとうに、道楽。
だが、当事者は、道楽を通り越して、そんな生易しいものではなさそう。
苦しそうだ。
芸の道は、険しい、厳しい。終わりがない。
それに比べたら、わたしの社交ダンスなんて、じつに、かわいいものだ。
運動にはなるし、きれいなドレスも着れるし、アタマは使うし、ほんとうに、ボケ防止にぴったりだ。
土曜日は、けっきょく、パーティには参加しなかった。
その代わり、団体レッスン(50分)を受けた。
そして、帰りに、ダンス・ウエアを見に、あちこちの店をのぞいた。
なかなかイイものがなく、やっと気に入ったものに出会っても、着てみると、お肉が、ぶにゅっ。
下着のラインが、キレイにクリアーに、はっきり、くっきり。
そして、お腹が、ぼこっ。
お店の人は、「へーき、へーき。こんなの、ぜんぜん、ですよ」
と、ハッパをかける。
なんとまあ、無責任な。
わたしが、あざけ笑われても、蔑まれても、失笑を買っても、ドレスが売れたら、それでいいんでしょ。
「これぐらいは、ぜひ着てください」
と、2番目に、お肉ぶにょドレスを強く薦められた。
わたしは、最初のドレスも、2番目のドレスも、肉のはみだしぶりが、嫌いで、
3番目のあまり身体にフィットしないドレスを選ぼうとした。
すると、店員さんが「これは、お客様の雰囲気ではありません」と、きっぱりNG出し。
「ぜんぜん、違うと思います」と、やたら、強い。
そうかなあ・・・まあ、そういえば、70歳を超えても、80歳を超えても、着れそうではあるが。
結局、イチオシの、下着が着れないドレスを買った。
(着てもいいけれど、下着のラインと、
そのラインの上下に分断され、盛り上がった肉を無視する勇気と、ド厚かましさが必要)
V字の胸の開きも、とても大きい。
日本人は、あんまり胸の開いた服を着ないから、着るほうも、見るほうも、目が慣れない。
家に帰ってきて、胸のところを糸でつまんだ。
新品のドレスなのに、つまんだ糸のところの生地が強く引っ張られ、布に、その痕が残った。
まあ、しかたない。
モチベーション・アップのため、とかなんとかいって、
結局、買った。
女性は、どうして、こんなに服が好きなんだろう。
断捨離なんて、どこ吹く風。
それより、あんなドレス、着れるんだろうか???
いささかの、不安と、いささかの期待が入り混じり、ドレスを探し彷徨い、足は棒になったが、
大阪界隈のダンス・ウエア店をちょろちょろとひと回りした結果、
(超お高い有名ブランドメーカー専門店~中ぐらいの、繁華街の店~お安い卸問屋街)
ちょっぴり、嬉しくもあり、自信なさげでもある、ドレスを買った。
さあ、人前で、うつむくことなく、ちゃんと堂々と着ることが出来るだろうか?
ちなみに、いつものお定まり、蛇足ですが・・・
超お安いお店で、いつもパーティで、ステキなドレスを着ている女性を見かけた。
なあんだ~、こんな安い店で買ってたのぉ?
パーティ会場で見かける時は、きらきら光輝いているように見える美人さんなのだが、
女性同士で店に来るその姿、顔を見ると、いつものあの光は、どこへ?
まさに、ヒカリ、輝きが、すっかり失せた、電球の球が切れたような、ふつうのオバサンが、いた。
男性の目がないと、どうでもよくなって、くすむのだろうか。
「めかし込む」という行為を一切しない。
こういう人、とても多い。なんでだろ?
パーティ会場の一種、独特の雰囲気のせい?
メークもばっちり、優雅でもあるが、派手派手でもあるドレスに身を包み
にっこり微笑む姿とは、えらい格段の違いを感じてしまった。
おんなは、おんなに厳しい?
見る目が、すごい、シビアーだ。
己の姿を顧みないで、人の、あら探しをしているだけ?
昨日、体育館のあるスポーツセンターに行った。
一度、そのセンターには人に連れて行ってもらったことがある。
今度は、別の人を連れて行く案内人として、わたしがナビゲーター役をした。
スポーツセンター近くまでは、覚えている。
でも、さらにぐっと近く、至近距離になると、記憶が曖昧になる。
えっと~・・・たしか、このあたりで、曲がったような・・・でも、次の筋だったかなあ・・・
自分だけならいいが、人を導くとなると、間違えてはいけないというプレッシャーが、のしかかる。
確実路線を取り、ぐるり大回り、スポーツセンタ周辺を約一周したところ、
お連れした人に、「えらく遠いんですねえ」と、素直な感想のなかに、げんなり疲労感漂うボディランゲージを読み取った。
弱ったなあ・・・と思いつつ、
目立たないものの、ちょこんと貼ってある「→スポーツセンター」の小さな標識を見つけ、
おお、間違ってはいなかった・・・と、ほっとした・・が、・・・・。
その一角にあるであろうセンターが、見つからない。
→矢印に沿って、ぐるぐる回る。
ぐるぐる、延々とぐるぐる、いつまでも、ぐるぐる、は、わたしの得意技だ。
だんだん、お連れさんが、わたしではラチがあかないと判断したようで、
通行人に「スポーツセンター、どこですか?」と聞き始めだした。
連れて行った人に聞かれては、わたしの沽券にかかわる(そんなもの、あるのか? Too small)
わたしも負けじと、広場に面して立っている建物から出てきた年配の男性に、尋ねた。
「スポーツセンター、どこですか?」(にっこり笑顔)
「さぁ~。知らんねえ」(浮かない顔)
と、おじさん。
近いはずなんだけどなあ・・・
次に広場のど真ん中にある駐輪場に、とめていた自転車を取りに来ている女性に聞いてみた。
自転車に乗り、地元の駐輪場を利用しているのだから、近隣・地元住民であることは、間違いない。
「スポーツセンター、どこですか?」(この人なら、絶対、知っている。自信満々)
彼女の反応は・・・
「さぁ~・・・知りませんねぇ・・・」
(なに? このおばさん、・・・
わたしが、知らないと答えているのに、「そんなはずないでしょ?」みたいな不満そうな顔して詰め寄ってきて)
彼女の顔に、そう書いてあった(ような気がした)。
え~、ふたりとも知らないとなると、お連れさんが尋ねていた人を含めて3人の人が、知らないと答えたわけだ。
そんな知名度の低い場所なのか。
行政の運営する、市民のためのセンターなのに、地元の人に、これほどまで浸透していないとは。
この認知度の低さ。
行政がPRを怠っているのか、地元住民の意識が低いのか、余裕がないのか。
(逆切れモードにスイッチが入る)
近隣の人でも知らないような場所に、遠くから来たわたしが、お連れさんを無事に案内、到達することができるだろうか。
なかば、がっかり、肩を落としたわたし。
彼女の、ここまで来た時間、労力、交通費、店で食べる時間を惜しんでコンビ二で買って準備した食品・お茶、
なによりも、自分だけならまだしも、
その日、彼女の後半のスケジュールを無駄にしてしまったとしたら、とても責任を感じる。
なにがなんでも、探さねば・・・と、やる気まんまんで、パリで迷子になったかのごとく、自主的にパワーがあふれ出た。
自転車の女性に聞いた直後、即座に、カラダの位置を90度回転し、目の前の建物を見た。
なんのさえぎるものもなく、ほんとうに、ほんとうに、目の前、まん前。
すると、その建物に掲げられている、「スポーツセンター」という表記が目に入った。
なんやっっ
目の前やんっっっ
それにしても、住民のみなさま、ながらく住んでおられ、目の前であろうが、なんであろうが、
興味のない建物、施設には、なんの関心もないのだ、ということのほうが、驚きだった。
3人もの人々、しかも、通りすがりではなく、確実に毎日、そこでなんらかの関わりのある人々が、
「知りません、そんな建物、施設なんて」と答える、その事実に、わたしは、のけぞりそうになった。
お連れさんを案内している、という役割より、そっちのほうが印象が強くて、
無事、スポーツセンターにたどり着いたものの、その喜びは、すでに薄れていた。
しかし、建物に入ったところ、入り口の雰囲気が、目指す会場とは違うようなかんじ、
案内にも、その日、催されるイベントの告知がされていないので、
あれれ? 間違えた? 会場自体を? 日にちを?
恐る恐る、見当をつけて建物内部を進んで行くと、閉ざされた会場の外側から、音楽が漏れ聞こえた。
ああ、やっぱり、ココだった・・・と、ほっとした。
これだけ、脳の回路に、しっかり焼き付けておけば、次回、来るときは、迷わずにたどり着けそうだ。
とりあえずは、有効期限3ヶ月ぐらいは、この道順の記憶、持ちそうだ。
昨夜は、友人と、シャンソンの夕べに行って来た。
日曜日の夜は、普通は重たい夫のいる女性には、出にくい。
重たいものをこころに、ずるずるひきずりながら(家に置いてきたけれど)、でも、行って来た。
重たいけれど、ご自分も遠出のゴルフツアーで出かけていたので、べつに気をさほど使う必要はないのだが、
やはり、なんとなく、気がひける。
フレンチのコースは、見た目も美しく、とても美味しかった。
お店のムードも、お料理も、ばっちり。
シャンソンなんぞ、あんまり聴いたことはないのだが、友人が行ってみたいとのことで、
日曜ではあるものの、彼女の家の事情としては、なぜかその日は都合が良いようで、
押し切られたカタチではあったが、(ちょっと腰は重かったが)行ってみた。
美味しい時間に、ただただそれだけに集中して、うっとりするべきなのだが・・・
わたしは、なんでこうも、しょーもないことばかりに、目を奪われるのだろうか。
これは、一種の宿命のような、病気のようなものかも知れない。
すぐ、工場見学に来た小学生みたいな、
社会見学者みたいな、田舎モンのノリになってしまう。
きょろきょろきょろ。
こういうところに来る人って、どんな人?
お値段は決してお安くはないが、超お高くもない。(とわたしは、思う)
場所は、OSAKA STATION CITYとか、大手開発の大商業施設の中でもない、
大阪市内の経済の中心地の、知る人ぞ知る、隠れ家的フレンチ・レストラン。
ずっと前から予約制だったが、満員。
で、不思議に、みごとに、なんと・・・集まっていた人は・・・
アーティストばかり・・・!!
モデルさんや芸能関係者ばかり・・・!!
どこかで見たような顔の人ばかり・・・!!
ではなく・・・
(フェイント、すみません)
みごとに・・・若い人は誰一人と見当たらず、みごとに年配ばかりだった。
男性も女性も、わたしたちよりはるかに上。
シャンソンを歌う歌手も、そう。
腕むき出しのドレスは、痛々しかった。
見せる商売なんだから、ジムで鍛えるとか、それが出来ないなら、
せめて、肘まで袖があるとか、薄物のショールを羽織るとか、なんらかの手立てをとらないと、
見るに耐えない。
声は、美空ひばりみたいに低音で、よかったけれど。
(フランス語は、まったくわからなかったけれど)
なによりも、なによりも、わたしの目が釘付けになって離れなかったのが、
わたしの隣のテーブルに座っておられた65~75才ぐらいの男性。
わたしとは、ななめ前に向き合う位置。
すばらしい、シルバーグレーの髪は、
美しい、まるで、若い女性のように、ボリュームたっぷりのさらさらロングヘアなのだが・・・
ゲゲゲの鬼太郎のように、顔半分が、前髪?で、覆い隠されている。
よくよく見ると、それは、引力の法則に逆らった方向に、髪が流れている。
つまり、下から上に、だ。
ほとんどの髪が、下から上に流れている。
あんなに大量の髪が、みんな下から上に・・・
額あたり、頭頂部あたりが、大きな流れの髪が合流しているように見える。
見てはいけない、見ては失礼だ、絶対にそんなことは、すべきでない。
そう、もうひとりのわたしが、ぐいぐいまぶたを引っ張って、目をそらさせる。
だが、不思議で不思議でしかたない、探究心旺盛なわたしの目は、どうしても、そのオデコあたりに目を凝らす。
どうやら、すべての髪を全力で、オデコめがけて総動員、かき集められているようだ。
頭頂部の少し後ろあたりの髪は、ほとんど自然なカタチで、大量ボリュームゾーンを誇り、前髪として、顔面を覆っている。
はやい話が、その方は、額あたりに髪が少ないことを気にするあまり、
パリコレも真っ青な独創的ヘアスタイルを打ち出しておられるというわけだ。
年齢は、けっこう年配なので、髪が薄くても、なんの違和感もないのだが、
ご本人にとっては、許せない事態なのだろう。
気持ちは、非常によくわかる。
いつまでも、若い自分でいたい。
が、あんなに、美味しい食事よりも気になるヘアスタイルを生み出す結果になることは、
これは、果たして、彼の意図していたことだろうか。
それより、彼の前に座っておられる女性が、また気になった。
このヘアスタイルに、なんのアドバイスもしないのだろうか。
もう、独立自治権を認め、統治する権利を放棄したのだろうか。
あまりの気合に、ついつい、ホンネやアドバイスを言いそびれるのだろうか。
仮にカップルだったとしたら、・・・外見などという薄っぺらなジャンルは、もうとっくに超越して
真に中身でお付き合いされているのだろう。
これは、これでアタマが下がる。
そんなことが気になるわたしは、いかに、デキが悪いか、
人間として未完成か、自覚せざるをえない。
こんな浅はかなわたしなら、あんなふうなヘアスタイルのパートナーとは、ちょっと
行動を共にできない。
やはり、凡人(以下)で、まだまだ生煮えで、不出来で、未熟なんだろうなあ。わたし。
こんなことをだらだら書く気は、さらさらなかったのに、
なんてことでしょう。
素晴らしいお料理とシャンソンの夕べは、あのヘアスタイルばかりが印象に残ってしまった。
そこが老人施設ではなく、洗練された一等地のステキなフレンチレストランだっただけに、
ちょっと、心構えができていないで、どぎまぎしてしまった。
いずれ、必ず自分にも訪れる世界なのに、
あわあわと、ちぐはぐなことになっている、わたし。
おそらく、わたしが、みなさんより少し年齢が下なあまり、
老人ワールドの掟や常識、ルール、センスを理解できないでいるのだろう。
自分がどっぷり、その世界に足を突っ込んだら、きっと、なんの違和感もなく受け入れることができるのだろう。
いつまでも若々しくありたい、と願うのは当たり前のことなのに。
このモヤモヤは、なんだろう?
きっと、若々しく見せることへの、美的センスの違いだろう。
髪がなくても、いいじゃない。
仮にもっと若くても、たとえ40代でも、
つるん、ぴかり、でも、いいじゃない。
へんに隠そうとする、悟りを開けていない感覚が、もう十分年を重ねている年齢と合っていないから、
よけいにそう思うのだろう。
本人にして見れば、必死でベストな美意識なんだろうけれど、
やはり、年齢には年齢にふさわしい、舞台の立ち方というものがあるように思う。
ほっといてくれ、と、蹴っ飛ばされそうなので、
やはり、あの方のお連れさんの女性のように、
わたしも、本人を目の前にして、意見を口に出して言えないに違いない。
昨日から、伊勢志摩に行ってきた。
3年前にできたばかりらしい、志摩観光ホテル・ベイスィート。
宿泊したスーペリア・スィート・ツインは、一部屋、100㎡ぐらい。
巨大テレビが、ででーんと2台あり、室内、館内ともに、すばらしい設備。全室、スィート。
(室内写真は、ケータイで、あまりよく撮れていない。
写真はデジカメでも撮ったけれど、まだ処理できず。
写真で紹介しないと、ぜんぜん臨場感なし・・・)
ラグジュアリー感に満ち満ちあふれていた。
お客さんは、50組ほどしか取らないので、広い空間、施設は、貸切状態。
(実際に見かけたのは、7~8組ぐらい)
大浴場も、岩盤浴も、他には誰一人として入ってこなかった。
というか、経営、成り立つのか、ちょっと心配したほど。
まあ、近鉄系なので、電車本体の事業で頑張ってもらえば、それでいいのだろうけれど。
子供さんは、宿泊禁止だったのだが、それでは、客数確保が難しくなったのか、最近、解禁になったようす。
ジジババのポケットから、若夫婦一家を交えて過ごす、優雅な休日、といったところか。
でも、レストランは、小学生以下は入場禁止。
おチビさんは、だれが面倒を見るのかな?
ジジババと、若夫婦が交代で、レストランに行くのかな?
はたまた、本体のほうの志摩観光ホテルで食事をしてもらうのかな?
↓部屋のお風呂。
ぷかりぷかりと浮いてしまうほど、たっぷりのお湯。
湾までホテルの土地が占めるので、さえぎるものがなにもない
湾に面して、そびえるホテルは、目の前に広がる英虞湾の風景を独り占め。
がら~ん。
屋上庭園に続く、ライブラリー&ラウンジ。
だあれも、いない。
なので、コーヒーやら、スウィーツやらを、ぱくぱくぱく。
何度も行ったり来たり。
↓おなじみ、伊勢の名物、赤福もち。
その昔は、伊勢参りが唯一の旅行だった。
いまは、ライフスタイルも、旅行のカタチも、ずいぶん変わったが、
天皇家のご先祖さんにあたる???(あまりよく知らない・・・)
日本の神様のご本家。
どっしりした大木が聳え立ち、厳かな神々しい、澄んだ空気だった。
中国のクレジットカードOKだったのが、時代の流れか。
おカネのある方々は、たっぷり外貨を落としてくださいな。
大雨で、大変な水害を被った地域があり、自然の猛威は本当にコワイ。
雨が大量に降ったあとは、気温が一気に下がった。
夏の終わりを感じる涼しさに、ほっと一息。
でも、まだまだ、暑さはぶり返すだろうけれど。
中之島(大阪市北区)は、大好きなエリアのひとつ。
ここ、中之島は、ふたつの川に挟まれて、北側は、堂島川、南側は、土佐堀川。
その南側に流れる土佐堀川のほとりで、午後のひとときを過ごした。
目の前は、川。
さえぎるものは、なにもなく、時折、観光船が通る。
川を隔てた向こうには、重厚な歴史的建造物、中央公会堂。
その前には、整備された遊歩道で、くつろぐ人々の姿が見える。
のんびり。
風が、さやさや、そよそよと、本当に気持ちいい。
この川床みたいなテラスは、以前はなかったらしいが、
大阪市(あるいは、大阪府?)の粋な計らいで、規制が緩んだようで、
(平松さんか、橋下さんっっ、ありがとうっっ)
敷地と川の間の隙間(厳密にいうと、大阪市の土地?)を利用してもいい、という許可が、おりたとか。
入り口は、土佐堀通りに面したお店、北浜のレストラン「oui」。
このあたりは、ずっと前の事務所があった所(天満橋)に近いので、よく通った。
はじめて知ったお店だが、元はフランスレストランだったらしい。
で、店名が、フランス語になっているが、今は、カジュアル・イタリアン店。
夕暮れ時には、サラリーマンでいっぱいになるとか。
そりゃあ、ここでビールのんだら、美味しいでしょうねえ・・・
(わたしも、飲みましたが、そりゃあ、もう・・・・)