あんなに行っていた、お気に入りSNS、最近は、ちっとも面白くない。
なので、日記を書く気もしない。
興味がすごい勢いで、ざざざ~っと引いていっている。
なぜなんだろう??
多くの会員たちが日記をアップし、コメントが並ぶ、その、日記に書かれている行動内容や、やり取りを見て、
自分の大嫌いな人が、いる。
ひとり出てくると、全体的になんだか伝染していくかのごとく、いっぱい出てきた。
嫌いというのは、おそらく、自分の出る幕がないと感じるのだろう。
自分が居たいのは、ここじゃない、と感じた。
すると、す~っと体温が低くなった。
まるで、新勢力に圧倒され、すごすご逃げ出して行く、旧勢力のよう。
敗退、撤退。
わたしが登録しているのは、社交ダンス・カテゴリーである。
リアルな人物が、リアルな会場で顔を合わせたり、踊ったり、オフ会の報告や、試合の結果など、
アップされていることが多い。
活動エリアは、北は北海道から南は九州まで。
仲間内の巨大サークルのようなものだ。
わたしは、リアル実像は明かさない主義。
だから、決してオフ会にも参加しないし、実際にもSNSリアル人と踊らないので、
読む人も、表舞台に出てこない人の日記など、面白くもなんともないと思う。
情報や交流の一方通行では、とうぜん、限界がある。
わたしが見聞きしたリアルな人が、日記に書いている内容と、実物とが、乖離していることが時折ある。
美辞麗句の日記と、実像が、違う。
そして、許せないような、もろに嫌な面を目撃したこともある。
その人は、ダンス歴は非常に短いが、ご自分の武器を最大限に活かし、華としてイキイキ活躍されている。
ノリが、とてつもなく軽く、人類、みな、きょうだい、といったフランクさ。
何人でも、出会ったら、今日、ハグしたその瞬間から熱いお付き合いだよ、というスタンスは、
いくら「社交ダンス」というジャンルだからといっても、わたしの価値観とは、とても相容れない。
わたしは、どちらかと言うと、コツコツ黙黙・地道な技量練習・積み重ね派。
地味で武器のないわたしは、それしか出来ないし。
人見知り非社交人と、ラテン系との、違いか?
たんなる、ネタミ、ヒガミか?
しかしながら、気持ちのよいものではない。
自分が優位に立てないどころか、自分は多くの人々の価値観とは違う価値観をもっている。
そんな価値観が渦巻く中で、卑屈な、いじけた負け宣言的な、恨み節日記を書く気にもならない。
共感を得られないことが、わかりきっていることを前提に書くと、
全文がそういうトーンになる。
もう、前々から、わたしのページには、そういう日記が並んでいる。
同じSNSに属し、会員の中から事務局に選ばれてコラムを持ち、活躍されている、
別の文章系のカテゴリーに登録している、文章のしっかりした、文筆力のある方から、ちょっとしたお褒めをいただいた。
彼女は、4年制・男女共学大学・文学部出身(おそらく国立大学)の、団塊の世代。
たいそうマジメな方である。
褒められると、かえって恐縮を通り越して、真っ赤になる。
じつは、その人の、とある日記に反感を抱き、
かなり長い時間を使って、書いたり消したりを繰り返し、自分の考えをまとめつつ、コメントをしたためていた。
が、結果的には、コメントを送らなかった。
そういう経緯があるだけに、彼女はそんなことはもちろんご存知ないので、
わたしを、単純に明るく褒めてくださった。
コメントは、よく吟味して送るべきであり、たいして考えもせず、反感を感じたからといって、感情的に
その勢いで送るということは、しなくてよかった、と、つくづく思った。
と、それと、最初の体温低下はと、まったく違う次元のことであるが・・・
最初に書いた話。
自分の棲家、居場所がなくなったと感じる場所には、とうぜん、魅力を感じない。
嫌いな人や、ことを排除する力がない場合、自分が逃げるしかない。
いつもわたしは、この、超・消極的な方法を取る。
闘わない、省エネ派。
負けてもいいのだ。無駄なエネルギーを使いたくない。
かくして、またもや、多くの人々が集まる場所から、わたしは身を引き、
自由な、不特定多数の交流の場から姿を消すことになる。
膝を抱えて三角座り、定位置が確保されているので、大丈夫だ。
この定位置こそ、この、蝶ブログではないかと、今、書きながら気づいた。
負けて傷ついて、帰る場所が、ここなのだろう。
元気になれば、また、自分勝手な思いばかりを強気に綴る。
というか、ここまで書いた次の行から、一瞬で復活、いつもの調子で、さらさらと書きそうだが、
またまた長くなって、わたしのいい加減さが露呈されるので、やめておきます。