そうして会話をする内に、作業の途中で出る端材の象牙やベッコウの使い道が発想される。常連の可愛いお姉さんー実はオイラの母程の歳の方だが、今日はバッグの話。それも印伝のバッグ、これはそうは出ない話だ。印伝は、鹿革に漆でプリントした生地をバッグや財布に仕立てた甲州名産品で、この話が出る方は現に使用している。それも10年程度使用していないと良さは理解出来ない。製品は、渋く、地味ではあるが美の壺に間違いがない。そのがっさい袋に付ける根付に持て余す象牙やベッコウの端材を造る事を閃いた訳。会話からの閃きである。
最新の画像[もっと見る]
- 本日からへんな洋食屋ブログ発信開始です。 19年前