No.8006号。久しぶりの美術展でつくづく気付いた事がある。沢山の絵画を眺めてきたが、一体どの程度の時間、眺めて理解したつもりで隣の作品の前に移れば良いのだろうか?チラッと眺めて移るのは作者に対して失礼ではないか?一旦、戻って見直すのも演技力が必要である。顎に手を当てて首を傾げて天井を見上げて、意気なり理解した如くに「ウンっ!」等と手を打つのもナンだなっ!提案だが、1分位で隣の作品に移動する様に促す装置を設置したら如何なモノか?判ったふりをする演技も難しいモンである。同様に演奏会かなんかで隣に座った旦那が演目のスコアつまり譜面を持ち込んで演奏そっちのけで耳で音を聴いて眼でスコアを見ているご仁が居たりする。格好つけるのも程々にしなさいっ!休憩時間に、あのご仁の座る傍に近付くと持ち込んできた譜面に印を付けているのである。奏者の間違い探しだ。マッ!こうして、観賞会にはとんでもない観賞人がいるのである。それを観察するオイラも変わっているけどねっ!