雨降りカメラ散歩で久しぶりの中古カメラ店眺めをしたのだが、デジカメもかなりの数がウィンドウに並んでいた。しかし、クラシックデジカメというブツは見たことが無い。五年十年前のデジカメなんかは需要が無いンだなっ！というか、壊れていて、機能が古くて、画素数が低くて商品にも成らないのかも知れない。オイラなんか、何十年も前の古くて性能の劣るカメラやレンズをわざわざ出会い系などと言って高い金銭出して買い求めているのになっー。更に、性能が劣るだけでなく機能なんて単品で不便な奴である。不思議な事に、デジカメなんかも高価な一眼レフなんかはレンズは素晴らしく、でも何でも出来てしまうコンパクトデジカメ程には多機能ではない。でも、張ったりで高い一眼レフが売れるらしい。内蔵するカード等も何千枚もの凄い量を収録可能なヤツを入れてしまうから際限無く撮っては観ない。つまり、潔さが無い訳だ。フィルム一本、36枚撮りと思えば潔く撮りますよっ！
道中、行き着けの床屋の近く迄歩いてしまった関係で来週のつもりが寄ってしまう。チラッと覗けばお客さんが居ないことが決断に成ったのだ。サッパリして帽子が緩く感じている。途中でブックオフを発見しカメラ雑誌でもと物色し、オイラの好きな赤瀬川源平のカメラ随筆を二冊購入。カメラ散歩には、こう言った楽しみも在る訳で年中探しているカメラ二台が楽に入りしかも、カメラバックには見えないバックも物色する。東急ハンズやリサイクルショップ、古着屋なんかも徘徊するが、中々都合の良い大きさで、都合の良い価格のブツには出会わない。そうは言いながらも、もうすでに15個以上が部屋に積み重なっている。道中の楽しみである。更に、中古ビデオ屋にも入り探し物である。何か、中古カメラ店・古着屋・リサイクルショップ・中古ビデオ屋とオイラの行き先は中古品漁りのようだが、これが結構楽しいのである。
雨降りである。歯医者が終わり、その足にて電車に乗り横浜まで出てみる。勿論、カメラは持参である。たまに寄る中古カメラ店を見物し見付けてしまったブツがある。カメラ雑誌で注目していたオリンパスの広角レンズである。必要か？射なか？をジッと考える。価格も安い。でも、思い留まり店を出て歩き始める。駅裏の立ち食い蕎麦屋での勤め人の背中を丸めてススル侘しい姿を手始めに撮影を開始するが、何せ雨降りだからカメラを気遣い傘で護りながらの苦しい撮影である。しかし、叙情豊かな風情だなっ！雨情というンだなっ！トイレ休憩と一服を兼ねて喫茶店である。しかも、入り口近くだから店内からの雨情も撮れる訳だ。