その機能の八割は、使っていない製品、しかも何代どころか一生すら、イャ二三年しか耐久しない。消費経済。沢山存在してる。例えば、携帯電話・パソコン・車・デジカメ・プリンター等など、家電で長持ちし水に強いなんて洗濯機ですかね?だからと言って便利を盗るのも売れないし、使い手により必要な機能は異なる為、テンコ盛りに作ってしまうんでしょうね?「目利き」の出来ずらい状況だ。逆に、欧州の特にドイツ・フランスの製品は、基本理念がシンプルライフですから便利とは言えないが骨格がしっかりしていて機能美に溢れています。
マア、権威とされる人物・賞を執った物書き・メディアでの有名人の一言、一筆が市場経済を刺激するのは解る。「目利き」の成っていないのは、それに乗る商売人です。売らんが為に持ち上げ取り挙げ宣伝し権威付ける、だから買いますよっ!物欲だけの消費者は、「目利き」の判断を誤らせているモンっ!コマーシャルは、その極めです。しかも、便利という付加価値を沢山盛り込んで本来の価値の倍位の価格にしてしまう。その品物の本質は何なのか気付かせない手法、見事です。消費経済の社会にいくらでも存在し、実際に使ってしまっている物。
個性は、価値観の相違が最も表しやすい。価値観の相違とその物欲が「目利き道」の更なる発展に貢献している。そして細分化して専門分野化する。くどい様だが、中古カメラ、デジタルか?アナログか?一眼レフか?レンジファインダーか?現代物か?年代もの?等、その研究分野・流派も分かれ、それぞれの権威が論ずる。対立と並列、喧嘩になる場合もある。価値観の相違が双方の対立を産み、市場を巻き込み、世界を震撼させる。ある物書きの一筆が、予言者の一言が市場を巻き込むのは常であるが、狭い中古市場でも同じ事が繰り返えされる。
オイラは以前何とかの国宝展で、本体が何だったか理解に苦しんだ5〓四方の素焼きの破片がセンサー付きのガラスケースに鎮座して「国宝」と記された作品を拝観したことがあるが、ゴミでした。あの破片を国の宝として大金を掛けて守るのにいまだに疑問がある。「目利き」の違いと思うが、それにしても、です。同じ5〓でも、魏の金印は解る。金自体にも価値がある。だけどねー!破片だよっ!信長は、武将の恩賞に名物茶器を与えたという、それは一国に値したという。物欲と供給、物欲の価値こじつけの巧みである。価値感の人それぞれだっ!