長谷川よしきのブログ

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弱者の立場に、いつになったら立てる三田市?

2011年03月03日 | ブログ

Dscn1363 「のびゆく三田」より

 行政の視野から消えた高齢者や社会的弱者!

 3月1日付「のびゆく三田」5ページをご覧になって、唖然とされた方も多いのではないだろうか?早速何人もの方から、「一体三田市は何を考えているんだ!」とのお怒りの声を聞いた。中には、「市会議員も一緒になって、こんなことを決めた。けしからん!」と私を含め、市会議員に怒りをぶつけてこられた方々もあった。

 正直、私自身も恥ずかしいことだが、こんな風に高平方面や、小野・乙原方面(東部から)の全てのバスが、JR北口の「発着」となるとは思っておらず、したがって、確かに、比較的バスの利用が多い高齢者にとって、大変不便になるとは想像していなかった。

 4月1日から、実施されることとなったが、朝夕の通勤でJRを利用される方にとっては、市役所近くの踏切混雑から解放され、駅までスムーズに行けるようになったことは、有り難いこと。

 しかし、これによって、これまで市役所やその近くの銀行、商店、診療所などを利用なさっておられた方にとっては、迷惑な話。

 三輪交差点の北川バス停で降りて国道をまたぎ、目的地まで歩かねばならない。または、JR三田駅(北口)の終点でバスを降り、駅のエレベーターで2階へ、改札口付近を通って南口へ行き、再びエレベーターで1階へおり、そこから市役所等へ行くことになる。

 いずれの方法でも、高齢者や障害者にとっては、これまでとは違って、大変不便で面倒なことになる。

 三田市曰く、「これは、既に何年も前からの区画整理事業として計画されていたもので、現在の駅南側だけでなく、北川も含めて均衡ある発展のためである。バス路線を決めるのは、業者の経営判断であり、市が決めるわけではない。これまで三田市役所で入手されていた証明などは、近くの三田市施設(交流センターなど)を利用していただくこともできる。また、乗り継ぎ割引も利用することもできる。全てを解決することはできない。大局的に進めていかねばならない」

 三田市の説明は、全く耳を疑う。弱者への温かい心遣いのかけらも感じられない!これが市長が常々言う「市民の声に謙虚に耳を傾ける」ことなのか?

 通勤時間帯を除く昼間の時間帯で比較的バスをよく利用される方は、自分で車の運転をなさらない方や、高齢者、障害者の方が多い。その方たちのバス利用について、思いが行かなかったのだろうか?

 担当部署の責任者に聞いたところ、「その論議は全くなかった!」

 朝夕の通勤時間帯を除く昼間は、従来通りのバス運行で、市役所前を通るルートをバスを走らせることも、一つの方法ではないだろうか?

 このことを行政の責任者に話すと、「利用者が混乱する」と神姫バスが言うとのこと。・・・・・車内放送や表示で分かりやすくするなどの工夫をするなど、いくらでもできること。業者の立場に立たないで、市民の立場で、どのように解決ができるのか、先ず行政が中心となって、業者・市民との話し合いを持つことが必要だ!

やはり、これが三田市の縦割り行政である。バスを走らせることには、交通関係だけでなく、福祉関係や、市民のコミュニティ関係の部署など、横断的にかかわってその影響が最小限に抑えられる努力をすべきではないだろうか。

 今からでも、早急に手を打ち、行政が中心となって(責任を果たし)神姫バス、関係地域の住民を交えての具体的対策のための話し合いを持つべきではないだろうか。