長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

公立の病院の大切な位置づけ

2017年02月12日 | ブログ



三田市内で唯一出産のできる病院、救急病院としての位置づけ、公立の病院として市民に責任ある医療を提供する市民病院として、
なくてはならない重要な役割を果たしている病院です。

ところが「医療費削減」を最大の目的とした、「公立病院改革」と称して国が主導した「医療改革(?)」を推し進めようとしています。
全国の公立病院、三田市にある公立病院としての市民病院がその対象となっており、現在三田市による「市民病院改革プラン」(案)が
提案され(市民に縦覧され)、市民意見募集が2月1日から3月2日まで行われています。

その「案」は、医療改革の必要性を示し、国が指し示す方向に沿って説明が導かれています。

医療圏域としての病院(再編・統合)、経営形態の見直し(「公」から「民」へ)が誘導的に記述されているのではないかと思われる書き方です。
どれだけの市民がこの「案」を見て深く理解できるでしょうか?

市民の健康・命にかかわる重要な問題であり、十分に市民の意見をうかがうことが大切です。
ところが、市役所始め、市民センターには市民が十分に時間をかけて複数の人が同時に閲覧できるようにはなっていません。
ましてやコピーをいただけるわけではありません。
また、市のホームページには、どこにこの重要な事柄についての市民意見募集がなされているのか、見つけ出すのに大変な苦労を要します。
本当に一人でも多くの市民から意見をいただくには程遠い状況です。これが市民に開かれた市役所なのか?丁寧さが大いにかけるのではないでしょうか!

そうした中、共産党議員団主催で市民病院に係る「緊急学習会」を2月11日(土)午後に開催したところ、約40名の方が参加してくださいました。
短期間の案内でしたが、関心の高さがうかがわれます。ただ、本当はもっともっと多くの方に参加いただけるとよかったのですが。

市役所のほかに各市民センターに「案」がおかれ、また市のホームページでは、右端の小さな囲みの「市民意見募集(パブコメ)」がありますので、
そこから入っていけます。

広域で再編統合することで、これまでの病院間による医師や看護師の取り合い、所謂「競争」から「協力」へと変わってくるという、一見ごもっともな
説明を市はしていますが、全くの偽り! ただ、個々の病院の競争から、大きな規模病院間の競争に変わるだけ。
現在の「地方公営企業法全部適用」「地方独立法人」「指定管理者制度」「民間譲渡」など、4つの選択から経営の在り方を見直すとしていますが、
現在の経営形態では問題解決にならないとして、それ以外(地方独立行政法人)が必然の選択だと思わせる記述となっています。

わかる部分だけでも、また自分はこんな経験があるなどの意見をぜひあげていただきたいと思います。(方法は、FAX、 メール、郵送などどれでも
OK. また、様式は問いません)

教育・医療・福祉などは、市民自身では解決できない、だからこそ市民の税金によってすすめられ、大切な役割を果たしています。

現在の市民病院では全く問題がないわけではありません。様々な問題の指摘や、苦情もお聞きしています。それを最大限改善しながら公立病院
としての役割が果たせるよう、私も全力で努力していきたいと思います。