安倍政権になって2013年度予算が執行されている中、8月から生活保護基準が引き下げられ、平均6.5%の引き下げが保護受給者を苦しめ始めました。
知る範囲で直接保護受給者にあって状況をお聞きすると、苦しい胸の内をお話しいただきながらも懸命に生きておられる生活ぶりを見せていただきました。併せて今回の基準引き下げについて、行政から説明を受けておられない実態がありました。また7月までと8月になっての保護額の違いなどについてもお聞きしましたが、前月の支払い状況との関係で、数字上の比較ができませんでした。
一部の不正受給に端を発し、物価が下がっていることを理由に基準の見直しが行われ、今月8月から平均6.5%の保護額の引き下げがされました。しかし、保護受給者のわずか0.4%による不正受給によって、他の正当に受給されている方たちが被害をこうむる結果となっています。
また生活保護基準の引き下げは、保護を受けていない低所得者に大きな影響を与えることにもなっています。就学援助や他の支援、雇用などに影響を及ぼすことになりますが、政府はこのことを認め、「具体的に影響が出ないように対策を講ずる」と国会答弁をしています。現時点で影響が出ていることはなさそううですが、今後心配されます。
このようなことから、8月から実施された生活保護基準の引き下げに関わる市長への申し入れを今日午後1時に行いました。福祉部長と担当責任者が対応していただき、市長への申入書を受け取っていただきました。
受給者へ基準引き下げの説明、基準引き下げによる受給者の実態調査、引き下げ中止を国にも求めること、などの市長への「申し入れ」を行いました。
約50分にわたって部長たちと懇談を行いましたが、やはり認識の違いを感じるものでした。
日本弁護士会によるリーフレットなど参考になります:
生活保護問題対策会議:
http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/blog-entry-151.html<o:p></o:p>