常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

百日紅

2022年07月22日 | 日記
朝の散歩で、近所の公園の百日紅が咲いた。夏日が戻って、湿度の高いなかの散歩はもの憂い。だが、今年初めて見る百日紅は、自分にとって大きなニュースだ。昨日まで咲いていた花が萎み、秋の花が次第に勢力を増して来る。雨が上がると、途端に陽ざしが強くなり、第二の梅雨明けを実感する。一回目の梅雨明けの時に、本当だろうかと書いたが、この半月ばかりの気候のぐずついている状況で、これが本当の梅雨明けと言う人も増えてきた。

病める子を守りて懶し百日紅 佐藤春夫

珍しい春夫の句である。昭和5年、谷崎の妻であった千代と結婚した春夫だが、妻との間に子が生まれた。名は方哉。当時の健康環境に問題があったのか、方哉は脚気を患う。多分、妻の留守の子守りであったか。真昼の子守は暑さと不馴れで春夫を悩ませる。庭には、暑さのシンボルである百日紅が咲いている。
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