梅雨の晴れ間に、久しぶりに富士山山麓に出かけてきました。
海抜2200mの世界は、雲が出ていたためか、さすがに涼しく、薄いヤッケでは寒く感じるほどでした。
例の水場には、鳥がよく出て来ました。
予想していたほぼオールキャストを撮ることができ、楽しい一日でした。
順次アップしていく予定ですが、今回はまず菊戴(キクイタダキ)。
よく水場に現れました、集団で。
やって来るとすぐに水場におり、終わるとすぐに飛んで行ってしまうことがほとんどですが、
たまに、木止まりの場面も。
頭頂の橙が一瞬よく見えました。 オスかと。
昨日、近くの遊水池にオオヨシキリを追ってきました。
鳴き声はすれど、なかなか姿を見せてくれません。
ヨシの上の方でしきりにギョギョギョ と、
後ろから、
ただいま子育て中、しきりに餌を運んでいました。
里山で、鶯(ウグイス)が桜に来ないかと。
いい鳴き声で歌っていましたので、鳴き声が聞こえるようなシーンを中心に。
やっと桜がらみが撮れました。 ホーホケキョーー
空を見上げて、大きな声で、ホーホケキョ
ケキョ ケキョ ケキョ と 羽をふるわせて;
近くの枝に、
ハリオアマツバメを追って来ました、雷雨の中をドライブして。 初見初撮り。
ともかく早い! なかなか撮れません。
やっと後ろ姿だけとれました・・、むつかしい!
針尾雨燕 ハリオアマツバメ アマツバメ目アマツバメ科 全長21cm アマツバメ類ではもっとも胴が太く翼が幅広い。
尾の羽軸の先が針のようにとがっていて堅い。 全鳥類中最速の飛行速度を持つといわれる。
夏鳥として本州中部以北に渡来し、平地から山地の林、草原の上空に生息。 断崖の亀裂や樹洞内に営巣する。
スズメバチ、イトアメンボ、甲虫、アブ、ガガンボを捕食する。浮いている水生昆虫も食べる。
今回は道をブロックされることなく、正真正銘お山の水場まで行け、念願の菊戴 (キクイタダキ)初撮り。
その名が示すように菊の花びらを頭上に載せた姿、いいですね。
水場に水浴びに降りてきました。 忙しくてなかなかよいところには止まってくれません。
頭上にオレンジ色部があり、オスでしょうか。
ぬれて菊の花びらのようになっています。
菊戴き (キクイタダキ) ウグイス科 全長10cm (日本最小の鳥の一つ)
本州中部から北海道にかけての亜高山の針葉樹林で繁殖。 冬は低地に移動。
頭上オレンジがなく黄色ですのでメスでしょう。
高原には大葦切(オオヨシキリ) がよく鳴いていました。
大きな濁った声で; ギョギョギョ ギョシ ギョシ ギョシ
葦枯れた蘆がかぶっていますが;
ヤブサメ(藪鮫)の水浴シーンを撮ることができました。 数日前の画像。
藪の中で鳴いていると耳のよいトリ友が言いますが<残念ながら私には聞こえません>、姿を見せません。
やっと現れたのは、水場に降りて来たとき。
かわいいですね。
朝早く、すぐに立ち去り。
2時間ほど後に現れ、
水浴び、気持ち良さそう。
ヤブサメ <藪鮫> 全長10.5cm スズメ目 ウグイス科 雌雄同色
低山や丘陵の雑木林、スギ林などの林床にササが密生している林に生息する。常緑樹林帯を好むらしい。
西南日本では普通にいるが、東北日本には少ない。常に林の下層で生活している。
潅木の茂みの中や広葉樹林の下草の中を活発に動き回り、昆虫の幼虫や成虫を捕らえている。
地上でも昆虫を捕食している <yahooオンライン野鳥図鑑より>
カラフトムシクイが来ているとのこと、早速。
こんなに撮るのが難しい鳥、初めてです。 木の上で虫を捕っていますが、その動きの早いこと、
ちょこちょこと飛び回っていて一瞬たりともじっとしていること無し。
その上、木から木へ動きが早いこと、カメラマンの一群を引き連れて公園中、あちらこちら。
空抜けの小枝がかぶったブレブレ写真がほとんどでしたが、なかで見られるものを、証拠写真。
黄色い頭央線と黄色い眉斑が特徴ですが、 ↓ の写真では 頭央線がかすかに見えます。
カラフトムシクイ 樺太虫食 大きさ9-10cmで、日本産虫食いでは最小。
数少ない旅鳥として日本に飛来。