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目覚め − フキノトウ(蕗の薹) −


春の手に そっと 触れられたよう・・・ 

心が ゆるゆると ほどけていく 

体中に 瑞々しい力が みなぎってくる 


季節の針が 「 コトリ 」と進み 

私は 今 目覚めた 

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ふわり

固く すぼみがちだった肩に 

ふ わ り 

春の雲を 羽織らせてくれたのは 

誰かしら ? 


風のない 日溜まりで  

ベンチに腰を掛けている 老夫婦 

家からここまで 50分かけて歩いてきたんですよ 」 

ええっ! そんなに歩けるようになったのですか? 」 と 私 

2年前に脳こうそくで倒れたご主人は 血の滲むような努力で ここまで回復したのだ 

いつもは 車でここまで来るのに・・・  

今日は暖かで良かったですね  こんな日が続くといいですね〜 」 

ほんとうに・・・ 」 

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メジロ倶楽部

枝から枝へと 飛び交う影 

チー チー と 鳴き交わす声 

此処は メジロ倶楽部  

若いメジロたちが 集まって 

嬉しそうに お喋りしたり 木の実を食べたり・・・ 

やがて この中から カップルが生まれるのでしょうね〜   

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光溜めて − 福寿草 −


春の妖精 フクジュソウ(福寿草)の花が 咲き始めました 

お寝坊さんのフクジュソウの花は 

晴れた日の 陽が高くなってから 

ふぁ〜あ・・・ 」と あくびしながら ゆっくりと 花びらを開き始めるし・・・ 

日が陰ると 「 ササッ・・店仕舞いしよ! 」とばかりに 蕾み始めます 
 


なぜ それ程まで 光に敏感なのかというと 

花の中心に光を集め 暖かな「 黄金の間 」をつくり 虫を引き寄せているのだそうです 

まさに 「 光の子 」ですね〜   

フクジュソウの黄色は 翳りひとつない 幸せの色 

眺めていると 自然に笑みが湧いてきませんか? 
 

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ドキン! − カワセミ ー

惚れ惚れするような カワセミの雄だと思いませんか?   

今日は 冷凍庫の中にいるような 冷え込んだ一日・・・ 

雪国は 大雪が降り続いています  

シャッターを押す指も 悴んでくるというのに  

カワセミは 獲物をとるため 凍るような水の中に ダイナミックなダイビング 


間もなく 恋の季節を迎える カワセミは 

光り輝くような 美しさ   

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春化粧 − ミツマタ (三椏)−

和紙の原料となる ミツマタの木の蕾が 膨らみ始めました 

厳しい冬を耐え 春を待ちかねて咲く花には 

地味だけど 大地に立つ 力強い美しさがあります 

ちょっと奇妙な この蕾から 

どんな花が咲きだすのか・・・ 

楽しみにしていて下さいね  

「 そんなの 知ってるよ〜 」という人は 

シィーー 

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黄金郷?

両手で 川の水をすくって 顔を洗おうとしたら 

手の中に キラリ と光るものが・・・ 

よく見れば 金の粒だった!  

金の粒は 川上から 流れてきたの?

とすると・・・ 


川筋を辿っていくと  

ナント そこは・・・

枝から垂れ下がる蔓も 池の底も 

眩いばかりの 黄金郷    

あっ・・ 夢だった〜  

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春幅跳び

街中の ショーウィンドウのディスプレイは 

すっかり 春に変わりました 

軽やかな薄地の 桜色や 菜の花色や 若草色の服の 

ブティックを 通り過ぎると 

花屋さんの店先には 

チューリップや ストックや アネモネの花が溢れ 

いい香り〜  

春 先取り

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芽気芽気!

耳を澄ませば 

雨音の合間に 

ひそやかに 草木の芽吹く 音が聴こえませんか? 


芽気・・・ 芽気・・・

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通りゃんせ

公園の細道を 歩いていると 

アオジが 飛び出してきました 

暫し アオジと 遊んでしまいました 


通りゃんせ 通りゃんせ・・・


ちっと 通してくださいな 

ご用のないもの 通しゃせぬ  

「 何処に行くの? 」と アオジ  

「 写真を撮りに まいります   」と 私・・・    


いきは よいよい 帰りは こわい 

こわいながらも 

通りゃんせ 通りゃんせ 

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