憲法九条2項

護憲の立場から発言する。特に九条2項の交戦権否認を守る仲間を拡大する。

行方不明高齢者200人超悲しすぎるよ! 高齢者の終の棲家 行政が補償する

2010-08-22 14:16:38 | Weblog
●憲法の空洞化
 <憲法に規定が存在するだけで
  内容は無いのに等しい状態>

*日本国憲法には
 現実離れした理想的規定もある が
 為政者は
 その理想実現に向け努力する責務がある
 <99条:憲法尊重擁護の義務>

●空洞化と言えば
 “憲法第九条”であるが
※本日は
 “憲法第25条”

 『すべて国民は、
  健康で文化的な最低限度の
  生活を営む権利を有する。
  国は、すべての生活部面について、
  社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上
  及び増進に努めなければならない。』

  を考えて見たい

●103才高齢者行方不明ニュ-ス
 世の人々を悲しませた
 切なく情けない暗澹たる気持ちに
 世も末だと嘆いたものだ

●103歳行方不明の
 真相が分ってきた

※同居していた息子
 母親の年金のみの生活だった
 母親が亡くなったが
 葬儀も出せないまま遺体を保存
 母親の年金支給を受けて
 細々と生活を続けた

 その後転居
 仕事を得て生活出来る様になった
 母親の年金支給申請はしなくなった

 死亡届が出されないまま
 戸籍上は生き続けて103歳になった
 
 行政側は
 この男性に年金不正受給があったと追求する

●生きるために母親の年金受給
 この男性にそれほどの悪意を感じない

※むしろ問題点は他にあると感じた
 そして
 “憲法25条”を思い出したと言うことだ

●103歳行方不明事件がきっかけになり

 “高齢者の行方不明が次々と表面化した”

 全国にその数200人超とも言われる。

●行方不明高齢者の生活実態は貧困家庭だ
 身内が面倒見たくも見られないのが実状だ
 家庭には高齢者の居場所がない
 そして
 行く当てもなしの放浪生活が始まる

※報道によれば
 “母親がいなくなった(父親が)
  何処に行ったわからない”
*警察に捜索願いだした
 見付からないまま20年が経過した

 似たような話が全国にある
 家族の責任もあるだろうが
 貧困が招いた結果である
 個人的努力には限界がある

●政治の貧困

*政府与党は内部抗争に明け暮れ
*与野党は自己保身に
*担当厚労省&厚労相も
 高齢者行方不明に
 真剣な取り組みを感じない

※確実にやって来る高齢者社会に
 高齢者の終の棲家を
 行政の責任で補償する

 “終わり良ければ総て良し”

 憲法25条の擁護尊重の実現を願う



コメントを投稿