ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

ルチャの楽しみ

2010-10-03 01:02:36 | プロレス
メキシコの二大ルチャ団体の内の一つCMLLのアニベルサリオ、つまりはビックマッチの中継があった。
CMLLのビックマッチはとにかく豪華で華やかだから大好き。
最初の半分は昨夜観て、残り半分を今日の夕食時にビール片手に観たのだが
これってアルコールが入った状態で観るとさらに楽しいな。ハンパなく楽しいということがわかった。
シラフだと「この選手はルード(悪)だけど技が素晴らしいからそんなに嫌わなくても
いいんじゃない?」などと日本的な見方を考えながら観るけど、ある程度酔っ払っていると
マスコット(小さい人が着ぐるみを着ているマスコットが何体がいる)をいじめる
ルードなんか見た日にゃ、観客と一緒になって「こいつ許せねえ!やられちまえ!」と
心の底から思えるのである。
そしてテクニコ(正義)側の勝利を歓迎しているという真に素直な楽しみ方が出来るのである。

CMLLのルチャドールは飛び技もレスリングも素晴らしい選手が多い。
技術がすごいから酔っ払わずとも普通に観てたって楽しいこと請け合いだ。
そんな中、セミファィナルには私の永遠のエストレージャ、ネグロ・カサスが出ていた。
50歳になろうともかっこいいっス。さすがにあんまり動かないようだけど。
それでもスターはスター。観客の支持がすごいのはさすがメヒコだと思いました。

メインは14人のマスクマンによる「金網マスカラ・コントラ・マスカラ」。
金網から脱出出来ずに残った最後の二人がマスクをかけて戦うというもの。
試合はとても良かったけど、マスクを脱ぐのを見るのが私は結構つらい。
だってこの先の保障があるの?って思っちゃうわけだ。
脱ぐ方も男らしくきっぱり脱ぐけど、なんとも重い心象を感じさせるわけで。
でもメヒコのファンはその辺割り切っていて、国民性の違いを感じるのはこういう時だ。

そして憧れの腰クネクネ隊のお姉ちゃん達。
彼女達は試合前にはまずは激しく踊り、選手入場時には華を添え、ラウンドガールとしても活躍し
最後もリオのカーニバルのように踊りまくるという激務だということを初めて知った。
そしてお姉ちゃん達の中でも人気を競っているらしい。
http://www.cmll.com/edecanes.htm
しかし試合で観るとケツだの胸だのいくら出しても、お姉ちゃん達からは
エロチックな感じは受けない。
強い女オーラがビッシビッシと漂ってくるからかしらん…。

こんなにも楽しいビックマッチの料金が一番良い席で5000円、一番安い席は500円だった。
一度ナマで観てみたい。アレナメヒコは行ってないからなー。
ネグロカサスが現役の内になんとか観てみたいものである。