ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

クリア

2006-05-25 00:27:35 | 日常
三月から時間が空けば遊んでいたFF12を今頃クリア~。
寄り道ばっかりしていたとはいえ長い時間楽しませてもらったが、その感想をば。
ゲームしない人には「何がなんだかさっぱり」だとは思うが、そんな日もあるということで一つ。

とにかく「初心者向け?」と思えるほどやたらとすべてが親切。
次に行くところもいつも表示してくれるしさー。
攻略本の必要性をこんなに感じなかったのは近年まれだ。
戦闘に関してはシステムがオート。
一度ガンビットに設定してしまえば戦闘中は何もすること無し。
例えば「HPが50%切ったらケアルダをかける」と設定したら、コマンド決定しなくとも
誰かしらかが勝手にケアルダかけてくれる。勝手に回復してるのだ。
ヘイストなんかかけちゃった時には、知らぬ間にバキバキ戦って回復して勝って
終わってるって感じだった。
そして大ボスが全員ヘボい。
今までは「魔法しか効かない」「青のランプが付いている時は炎系の魔法しか効かない」
「一挙に三体平均的に削らないと勝てない」「リフレクを勝手に打ち消してくる」などという
こちらも戦術を練らないと勝てないような個性的なボス敵がいて、イヤだったものだが
今回、全部「戦う」コマンドで乗り切った。
魔法は回復系と補助系(ヘイストとかプロテスとか)のみ。
黒魔法は飛行タイプの敵の時のみにしか使っていないぞ。
そしてコマンドの中の「技」。これも結局一度も使わずじまい。
なぜならとっかかりである技が買える初期段階に、お金がなくて買えなかったからだ。そのまま…。
ついでに「召還」もまるっきり使っていない。
使わずに無事クリアできるシステムとはいかがなものか?

などと言いつつ、FFにしては珍しく嫌いなキャラがいなかった。
いつも男の夢みたいな巨乳甘えん坊女がいるものだが、今回はいないし女性陣は皆
スカッとして好感が持てた。
男性陣もイカスしな。ラーサー殿下、きれいだし。
自分は大人カップルが気に入っていたので、ラストで不覚にもちびっと涙した。
ストーリーにはいつもの押し付けがましさがなく、説教臭くも無く、淡々と。
ちょっとラストは唐突だしわかりにくい部分も多いのだが。
音楽も頭に残るフレーズが無いという、しかもどこかで聴いた様な感じもしたりして、
だからといって悪いわけでなく、ただ「いい感じにそこにある」というスタンス。
そう、すべてにおいてやたら角が立たないというか、淡々としているというか、当たり障りが無い。
その辺がFFっぽくないと言えば言えるか。
あっ、CGはすごい。ものすごい。きれいなんてもんじゃない。
その辺の映画には軽く勝つんじゃないか?世界観も含めて。
クリア時の気持ちはいつもは「やったー!やっと終わったー」という達成感だが、
今回は長い映画を見終わった感じだった。実際最後の方はほとんどムービーだったし。
映画の戦闘部分がゲームになっていると言う感じと言ったら悪いかしら?それとも良いのかしら?

まあ楽しんだけど(FF10なんかよりずーっと)、すぐにリトライって気にはならないなあ。
この調子では次に出ると噂されるプレステ3、価格予想六万円台などスルー決定だな。
ようやくゲーム卒業?