海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「ブラジル空軍、エール・フランス機の破片と遺体を発見」と題する『ヴェルト・オンライン』紙の記事。

2009年06月07日 | 災害と事故
レシフェ発:空軍の報道官は、現地時間8時14分に最初の二人の遺体が確認されたと土曜日、レシフェで行われた記者会見で述べた。遺体と破片とは、さしあたり、ブラジルの島であるフェルナンド・ノロンハに持ってこられる予定である。AP通信によると、死者は、推定された落下地点の近くで発見された。
発見場所は、彼の陳述では、フェルナンド・ノロンハ島の北東、650キロの地点である。発見された犠牲者の一人は、海面に衝突した際、機体から座席ごと放り出された。APの報道によると、彼はまだ、公海上で安全ベルトを締めたまま発見された。捜索機は、それ以外に、乗客の私物を拾ったが、その中には、革張りのトランクとパソコンと書類の入ったリュクサックがある。トランクには所有者の名前が記されている。航空券が一枚発見された。海軍は、それ以外に、座席番号のついた座席と酸素マスクを収集した。
リオ・デ・ジャネイロからパリへ飛んだエアバス機は、月曜日の夜にブラジルの海岸から1千キロ離れたところでレーダーから消えた。墜落の際、228名が命を落としたが、その中に、28名のドイツ人が含まれている。
事故原因については、依然、明らかになっていない。墜落機には、エアバス社の推奨に反して、速度計が交換されていなかった。捜査指揮者のポール・ルイ・アルシアニアンは土曜日にパリで述べた。
エール・フランスは、エアバスA330型のためのこれらの機器については問題があったと
既に金曜日に認めた。エール・フランスの報道官は、エアバス機の問題のセンサーの交換を4月27日に始めたが、まだ全機のセンサーを交換していないと白状した。陳述によれば、問題のセンサーは、高度を飛行中に凍結する傾向があると言う。それによって、操縦士は、限られたデータしか得られない。
捜査員は、飛行の最後の数分間の信号を調査した。エアバス社の陳述によると、様々な計器の矛盾する指標が存在する。この時点には、同機は、巨大な熱帯性の雷雨前線を通過中であった。極端な気象状態が事故の原因であるとする意見は、反駁された。この航空路の悪天候は、この季節には極端であったことはなかったと気象局「メテオ・フランス」は、述べている。(後略)
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