高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

同級会

2010-06-20 19:16:49 | まゆみのつぶやき室
私は、長野市から飯山市に嫁に来たものだが、長野市では三陽中学校を卒業している。

三陽中学の周りはれんげ畑(踏まれても、踏まれても立ち上がってくる強い草花)に取り囲まれた、のどかな中学校であった。
さすがに、40年近くも前になるので、今は様変わりしているが。


そんな三陽中学の3年6組の同級会があった。
中学では、吹奏学部に入り、クラリネットのトップをやっていた私。
今では指使いも忘れているが、そんな仲間たちが19日集まった。

しかし、ただ集まった訳では無かった。

同級生の一人が古今亭菊千代の名で落語家の真打になっているが、彼女の講演があったからもある。



この日の講演は、江戸家猫八さんの襲名披露講演がメインでもあるが、その他にはさみで見事な切り絵をリズミカルに疲労する林屋正楽さんと。菊千代さんが、ゲスト出演でもあった。

はじめて聞く、同級生の本物の落語・・・・

中学の頃が重なって何とも不思議な嬉しさがあった。
彼女も20年以上の芸暦を持つので、言葉の鋭さ、感情の込め方、惹き付ける言葉の巧みさに目を見張りながら初めての生落語と言うのを見せ付けてもらった。



紙きりの正楽さんも、すばらしい芸を見せてくれたが、やはり4代目を襲名した猫八さんの芸のすばらしさには、惹き付けられた。
この日、猫八さんの息子さんも「小猫」を襲名する前ではある物の、後を引き継ぐ芸を見せてくれて、これまた、芸以上の家族の想い、繋がりを感じ、感動してしまった。


この日、それなら・・・・と言う事で、同級会が催された。

男女20人弱だったが、担任の山崎先生も来てくれて、現役時代カッコよく英語を教えていた先生は70代と言うが、変わらないカッコ良さはそのままで、返って、同級生の方がおじさん化している人もいて、混じったら解らない同級会?でもあったかもしれない



しかし、同級生と言うのは、いいな!と思った。


何年も会わなかった人でも、少しの時間が経てば気が知れた仲間。
平気で、言いたい放題だし、笑いも盛り上がる。

同級生の一人は、懐かしの一人一人の言葉集を読み上げていたが、耳はそっちに行ってなかったり、歌の下手な子も堂々と歌ったり・・・時間を経た同級生もまたいいなと思ったりもした。

何故か、解らないが、三中の仲間達は不思議なえにしでつながれている気がする。