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高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

金沢での人形展

2006-08-05 10:47:56 | まゆみのつぶやき室
8月3日から金沢大和さんで作品展が始まった。2日準備の為、直江津まで車で行き北陸線で金沢に向かった。いつものごとく、前日準備日、そして初日サイン会をして帰るパタ~ンだが、今回の二日間は中身の濃いものであった。

最近準備も手馴れてきて早く終わり、夕食までの空き時間ぶらぶらしていた。
メルサ?だったかな。大きなショッピングプラザがあったので入った。2階3階と上がると、何と俳優の榎木孝明さんの絵画展をやっていた。
榎木さんは取材ではあったが、我が家に来てくれたことが有り、それがご縁で舞台のおり、楽屋にお邪魔した事もある。本人とは行き違いになってしまったが、あの繊細で自然体の絵に久しぶりにふれた。

その後松任の時にもお世話になった、北陸朝陽放送の方に金沢らしい小料理屋で食事をご馳走になった。
金沢って、特に食べ物やさんの建物が情緒があっていい。
どこも、みんなおいしそうに見えてくる。

翌日、東京から7時間かけて、夜行バスで御茶屋の知恵子さんが着いた。
12階に上がり朝食をとった。何でも千恵子さんの実家は三味線やで、その時の修行に来ていた方が金沢にいるということで出向いたようでもある。その後、オープン前に少しでも時間があれば何でも見たい私は、疲れている知恵子さんを引っ張って市場に出かけた。
山国の私はもうお魚を見ると、舞い上がってしまう。

ほとんど、同じようなお魚だったが、店が多すぎて、何処で買ったらいいか解らない。その時だった。
「高橋さぁ~ん」「こっち!こっち!」プロデューサーがいた。
店選び、買い方・・・は間違いなし・・・と意気込む畑田氏に連れられ一軒の店の前に立つ。
どちらかというと、卸のような箱のままストン、ストンと活きのいい魚が入った箱が並ぶ店であった。
畑田氏は「もう、いくらでお願い」と言う買い方がいいというので、時間もないことだし同じような買い方をした。
多分、違っているのは「送料、消費税込み込みでね!ついでにおまけもつけてね」とおばさんしている所であろうか。
そんな事で、しっかり今回はお土産をゲットし、会場に入った。

夏休みのせいか、親子連れが多く、子供がピョンピョン跳ねながら楽しそうに見ているのが印象的だった。
二度のサイン会を終え、約束していた中川さんに連れられ、民家の食事所でゆったりとした会食をした。
私の前には庵主さまが微笑む。隣には輪島から来てくれた漆職人のご主人の奥様、高名さん、私の隣にはこうしたご縁に涙する知恵子さん、心尽くしのもてなしをしてくれた中川さん。目も味も最高の金沢の風情を味わいながら人から人へのつながりをかみしめていた。

その後、なで肩の知恵子さんがたくさんの荷物にひっぱられながら、私もパンパンに膨らんだバックに引きずられ、下りの新幹線に乗った。

しあわせな金沢の旅でした。
                 合掌