あんだーせぶん

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ニア  「その発想が異常だと思うよ」

センターを設けない意味

2012-06-04 00:48:07 | アイドリング!!!
アイドリング!!!のナンバリングライブ(?) 「初だ!ツアーだ!!Zeppング!!!」 東京公演に行って来た。

長い移動や拘束を伴うツアー前提のためか、ナンバリング恒例のバックバンドは無く、舞台美術もシンプル。
会場も3rdライブ以来のZeppと収容人数小さめで、なんとなく初期の頃を思い出させる感じ。
こうやって書くとスケールダウンっぽく聞こえるけど、いつもの楽しいライブだったよ。
モテ期やIスタの新バージョンもお披露目されて、21人になった新生アイドリング!!!にふさわしいライブだったように思う。

さて今回のライブで改めて、アイドリング!!!ライブの特徴というか哲学を感じることができた。
いろいろとシンプルになった分、余計に「アイドリング!!!のライブの良さってこれだよね」が分かったかも。

簡単に書くと「みんなでライブを楽しもう」。
この「みんな」ってのは観客だけじゃなく、演じている側も含めての「みんな」。

例えばハロプロのように「センター/ソロ争い」による内部競争の結果としての舞台ではない。
例えばAKBのように「サプライズ」による驚きや衝撃があるわけでもない。
例えばももクロのように「型破り」なステージパフォーマンスってわけでもない。

じゃあ何が特徴なのかって言えば、ひたすら楽しそうなんだよ。

「最高のステージ」を見せようということを主眼にしているわけではなさそうだから、
歌が下手な人や、ダンスが下手な人でも、ガンガン持ち場や見せ場を与えられる。
明確な序列や格差があるわけでもないから、若手でもどんどん前に出る。
そして観客にもそれを許容する文化がある。

とにかく人気、不人気、上手、下手、若手、ベテラン関係なく、
全員スポットライトを浴びるようにするのがアイドリング!!!の流儀なんだと思う。
そういう土壌があるからこそ、メンバーも変な気負いなく、のびのびと演じているように見えるし、楽しそうに見える。
演じている方が楽しそうだから、見ている観客も楽しい。

ステージの華やかさやパフォーマンスが、いくら最高の物であったとしても、楽しくなければ意味がない。
逆に言えば、多少失敗しようが下手くそだろうが、楽しければそれで良いじゃん。

そんな事を思い返させてくれるライブでした。

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