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カイジ 人生逆転ゲーム

2009-10-10 22:02:06 | Diary_7
ざわっ…

カイジの劇場版、「カイジ 人生逆転ゲーム」を観た。
2009年放映予定の映画の中で一番注目していた作品。
封切日の今日を楽しみにしていたぜ。

原作と比べて多少アレンジされているが、出てきたゲームは
「限定ジャンケン」「ブレイブ・メン・ロード(鉄骨渡り)」「Eカード」の3種。
後、チンチロこそやらなかったものの、「地下王国」も登場。

いかんせん2時間の映画にこれだけ多くを詰め込んでいるので、
カイジの売りともいえる「心理戦」は端折り気味だったのが残念ではあったが…。
映画にすると聞いたときから「端折るだろうなぁ」とは思っていたんで、これは想定の範囲内。

今回の映画での「想定外」。良かった点と悪かった点について。

良かった点:
主演の藤原竜也の演技が素晴らしすぎ。
藤原竜也がカイジにしか見えなかった。迫真の演技に引き込まれまくりですよ。
特に、「ベスト・オブ・漫画メシ」にも数えられる、地下王国でのビールと焼き鳥を食べるこのシーン。


この場面での藤原竜也の演技は神掛かっていた。最高の仕上がり。最大級の賛辞を送りたい。
ビール会社は今すぐこのシーンをCMで流すべきだよ。

これ以外でもEカードの最終盤、カイジが利根川を打ち負かすシーンなんかは鬼気迫るものがあった。
藤原竜也は本物の名優なんだなぁ…。最高のキャスティングだ。

悪かった点:
「帝愛グループ」がヌルすぎる…。なんだよこれ…。狂気がまるで伝わってこない。
なぜ遠藤を女性にする。意味が分からない。
天海祐希は良い役者だけどやっぱり女性。遠藤の怖さがなくなってしまうんだよ。

利根川役の香川照之も、素晴らしい演技だったけど、
原作の利根川が放つ「重厚感」が十分には出せていなかった。
香川照之ではまだ若すぎる。利根川の言葉を借りれば「積み上げが足りない」。
まぁ香川照之でもダメっていってしまったら、「果たしてこの世に演じられる役者がいるのか」って話になるけどさ。

兵藤会長に関しては論外。全然悪魔的な感じがしなかったよ。

制裁もしょぼかったなぁ。Eカードでは聴力を賭けていないし、「焼き土下座」もなかったし…。
帝愛の非情さ、「痛み」の部分が全然描かれていなかった。
それじゃつまらないんだよ。映画の倫理規定は分かるけども…。

ま、今回の映画には良い点悪い点いろいろあるけど、藤原竜也の神演技は一見の価値があると思うよ。



追記:
帝愛グループの劇中CMでアイドリング!!!7号の谷澤恵里香が出演。
最近いろいろな場面で彼女を見かけるな。アイドリング!!!ファンとしては超応援。

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