あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

読むまで死ねない

2005-12-11 01:56:09 | Diary_7
最近は児童殺傷事件などの痛ましい事件が相次いで、日本もいよいよ諸外国並みに危険な国になってきた。キチガイが増えたのか、警察力が弱体化したのか、はたまた親や学校の教育が悪いのか…。また日本の自殺率ってのも相変わらず高止まりしていて、これまた痛ましいことこの上ない。世の中に絶望する人がそれだけ多いっていうことは、それだけ日本が暮らしにくくなっているということか。

そんな暗い日本で希望の光ともいえる一冊、「マリア様がみてる」。俺はどんなことがあろうとも、少なくともマリア様がみてるうちは死なないぞ。そんな希望の経典の最新刊の表紙絵が公開された。まさにマスターピース。瞳子が素晴らしすぎる。なんかこう、瞳子の表情からヒシヒシと伝わってくるものがあるね。この絵はアニメ「マリア様がみてる~春~」のエンディングで登場した、「志摩子と乃梨子が倒錯気味に見つめ合う」絵と同じぐらい好きだなぁ。これでは内容の方も期待せずにはいられないね。

俺は元来わりと物事を達観して見る癖があって、どんなものにもイチャモンを付ける嫌なタイプの人間なんだけど、今の俺にはマリみてにイチャモンを付けることができないや。いや、俺も昔はマリみてを小馬鹿にしていた時期はあったよ。3巻ぐらいまでね。でもその後は…特に「チェリーブロッサム」からは完璧に逝っちゃったね。こういうのを「信者」っていうんだろうな。世の中にはいろんな信者がいるけど、その本質の一端が分かった気がする。「信者になるとバカになるけど幸せになれる」。

俺は本を読まない現代っ子にしては本を読んでいる方だと思うんだけど、その中でもマリみては群を抜いている。今や結構な量だけど、シリーズ全体を少なくとも3・4回は通して読んでいるはず。伝説の名著「チェリーブロッサム」に至っては10回以上は読み返している。もはや暗記状態。でも読む。それはまるでキリスト者が聖書を朗読するがごとき、イスラム者がコーランを謡うがごとき、坊さんが経文を写経するがごとき。理屈じゃないんだな。

宮崎勤系の犯罪が起こるとマスコミが使う慣用句「現実と空想の区別が~」ってのがあるけど、マリみてに関しては俺も区別がついていないなぁ。いや彼女らは実在するよ、エルドラドにいけばいるんだって。ま、それはさておき、「空想と現実の区別がついていない」俺が今のところ安全な市民でいるということは、区別がついているかどうかと犯罪には因果関係がないということの証明にならんかね?

マリみて信者は安全だぜ。なんてったって、およそ暴力とは無縁の世界だからな。特異な世界設定ゆえに連れ去り監禁とか、レイプ事件なんてのも起きそうにないぞ。いっそみんな信者になれば平和な世界が訪れるかもよ。もっとも、あまりにソフト百合な世界ゆえに少子化問題に一層の拍車がかかるかもしれないけど…。

とにかく発売が待ち遠しいよ。…このエントリーを読み返して思ったけど、ただ「マリみてが好き」っていう内容だけで、良くこんなに長文が書けたなぁ。自分で言うのもなんだけど、よっぽどだな…。

追記:マリみてについて
新学期アヴェマリアン
この作者凄すぎる。エヴァのオープニングと並べて再生するとますますその凄さが分かる。もはやアマチュアのレベルではない。