少々時間が空いたので話題の映画『オリエント急行殺人事件』を観ました
本作は1934年にアガサ・クリスティが発表した小説『オリエント急行の殺人』を原作
原題:Murder on the Orient Expressは、1974年製作のイギリス映画で公開されています
2017年制作版はアメリカ映画公開です、映像がとても美しいく俯瞰ショットの多用など
斬新で陸橋の上で止まってしまった列車を空撮するダイナミックさは現代作
ならではのすばらしい撮影技術です、勉強になります
映画の終盤で謎が解明される場面では、雪降るトンネルで容疑者たちが長いテーブルに
ついています、これはレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をモチーフとした
ような???物語の山場でもある1シーン、思いもよらなかった結末にも感動ものです
有名な原作であり、リメイク作品でもあることから結末をわかっていますが
新しい映像、テンポなど十分に楽しめる1作ではないでしょうか
ベルギーの名探偵ポアロはエルサレムにいた、ロンドンへ向かうため急遽
イスタンブールからパリ行きの「オリエント急行」に乗車します、1等は満室です
朝食にゆで卵を二つ注文していたが、その二つが同じ大きさでなければならない
町を歩いていて右足でフンを踏んだらバランスをとるために左足でもフンを踏む
それほどまでに神経質、曲がった事が大嫌い、正直者そして髭が特徴の変わり者です
「この世には善と悪しかない」と言っていたポワロです
自称「おそらく世界一の探偵」と言いながらどんどん推理を進めていきます
結末はわかっているのですがポワロの謎解きには引き込まれます
演技力と映像を楽しむ映画ですね、ほとんどの場面が話すだけなので吹き替え版がオススメです
草刈正雄さんの軽妙なポアロと豪華な寝台列車とおしゃれな内装で見る目を楽しませてくれます
最後の場面でエジプトから迎えが来ました、次は「ナイル川殺人事件」でしょうか・・・
「死海殺人事件」「地中海殺人事件 」「そして誰もいなくなった」などなど期待してしまいます