父親の7回忌の法要を母親と兄妹で無事済ませました。
法要が一段落したところで、お寺さんが”おくりびと”をみましたか、
”映画の中でお坊さんは出ていましたか”と問われました。
出ていなかったと思いますとこたえました。
”一箇所だけ、火葬場のシーンでセリフは何もなしででています。”
この場面で次のセリフが最も重要なところだとのことです。
銭湯の常連で火葬場の職員が言う。
「死とは門をくぐるようなもんだと思うんですよ 」
「門をくぐると新たな世界の始まりだ」
「だからいつもいってらっしゃいと声を掛ける」
と自分の仕事は門番だと。
なくなったときに行く先の決まっている人はすばらしくいい顔をしている。
何処へいくか自分では決められない、どうすることもできない。
しかしお念仏を唱えることは出来る、このことが大切だとお寺さんが
話してくださいました。
また、映画化の経緯として次のようなことがあったそうです。
本木さんが青木新門・著『納棺夫日記』を読んで感銘を受け、映画化をしたそうです。
舞台・ロケ地が富山ではなく、山形になっていたことや物語の結末の相違、また本人の
宗教観などが反映されていないことなどから青木さんは映画化を拒否されたとのことです。
『おくりびと』というタイトルで、『納棺夫日記』とは全く別の作品として映画化されました。
vivaは実家の母のところに数日間ご機嫌伺いに行きました。
そのあいだメイちゃんとふたりです。
お寺さんからblogにコメントをいただきました。
”合掌”、なんと心落ち着く響きなんでしょう。