まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を楽しんでいます。競馬以外では男声合唱、野球観戦、旅行、食べ歩きで余暇を楽しんでいます。

気になる牝馬の消耗度合

2009年12月09日 00時50分09秒 | 今日の日記
出資馬を選定するときに繁殖牝馬の年齢にはこだわっていても案外見落としてしまうのがその牝馬の消耗度合いです。


競争生活が長くなってしまうと繁殖能力(自身の能力を子供に伝える)が落ちるという説があります。
なるほど確かに現役時代は凄い活躍をした牝馬も産んだ子供は案外というケースは多いようです。


長い競争生活で疲弊した牝馬の体はストレスから来る気性の問題や体の器官が硬くなり痛んでしまうことで繁殖能力が落ちてしまう可能性が…。
確かに目一杯走らずに余力を残して繁殖入りする馬のほうが明らかに子供の成績は良好のようです。


そんなこんなで今回ウオッカの現役続行に対して一言。

「まだ走るようですね…」

私はウオッカにはもうこれ以上のタイトルは必要ないと思います。
そして気になるのは消耗度合い。
高いレベルでの牡馬混合戦や海外遠征の多い同馬にはかなりの負担になっていると思ってしまいます。
名牝必ずしも良母にあらず、の道をたどってしまいそうな感じが…。

さらに3月のドバイを終えてからの種付けでは、いかにも忙しいでしょう。


規約で牝馬の引退を12月にしているグリーンを私が支持するのはこの部分。
競争馬の体から母の体にするには最低でも3ヶ月は欲しいという観点からすると、今度の海外遠征はどうなのかな…と否定的に考えてしまいます。

まぁ、これはあくまでも素人考えですから、技術の進歩著しい現在ではそのような浅はかな考察は当てはまらないのかもしれませんね(笑)



私はS級の牝馬は3~4歳の秋(エリザベス女王杯あたり)で引退させていいと思っています。
そうすれば半年近くかけてお嫁入りできるし、繁殖牝馬の黄金期である5歳6歳に子供が産めるからです。

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8 コメント

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Unknown (はまる)
2009-12-09 19:04:21
僕も牝馬の意見はまさるさんとほぼ同じですね
昔伊藤雄二元調教師が牝馬には競争向きの馬と繁殖向きがいる言う話しを本で読んだ記憶があります。それと同時にいい繁殖にあげるためにもレースで100%に仕上げるとその後の繁殖に影響が出るために牝馬は余力を持たせた仕上げやレース選択を意識してる言うような内容の話しをされてました。

正直ウオッカはかなりの厳しいレース経験積んできたと思いますしさらにドバイともなると繁殖としての期待はあまりできないのではと思ってます。ここで引退さして子供に夢を繋ぐ言う事もファンには嬉しい事だろうにと個人的に思いますけどね。

キャロではブルーメンブラットなどは理想的な引退だと思ってます。値段高いでしょうから僕には買えないでしょうけど結構楽しみにしてるんですよ。

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はまるさんへ (まさる)
2009-12-09 21:51:35
私も先日のグリーンチャンネルの番組を見てさらにその思いを強くしました。
スカーレットブーケについて伊藤雄二氏は同様の事を語っていましたね。
そういう意味ではスカーレットブーケなどは私はこの牝系を必ず繋ぐような活躍馬を出すように思います。

もちろんウオッカも稀代の名馬。
いい子供も出すと思いますが、コンスタントには出ないのかなと思ったりしてしまいます。
あまりにも程度の高いレースを使い過ぎてしまいました。
もう競走馬としての能力は高い事は衆目の一致を見るところですが、やはり関心は子供の事。
イイ子を出して欲しいですね。

ブルーメンブラッドはいい形の引退でしたね。
いい子供を出すような気がします。
そして極端な事を言えばシーザリオなどはいい形で繁殖入りしたと思います。
馬体の痛みも少ないでしょうし余力十分。
これはいい子を出すなと期待していますが繋ぎが立っている事が気になって出資には至っていませんが私はいい子供を出すと思っています。
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繁殖 (Yuki)
2009-12-10 04:00:33
ウオッカに関しては、いずれにしても繁殖牝馬としてはダメだろうなぁと思っています。
牝馬が全く走らないタニノギムレットの仔でこれだけ活躍したということは、体質的にもおそらく牝馬的な資質が少ないのではないかとみています。

それは別としても、オーナーブリーダーであるカントリー牧場の牝馬ということを考えると判断は難しいですね。
単純な損得勘定をすれば、来年現役続行してウオッカが獲得する賞金額と再来年に産まれるであろうウオッカの初仔の稼ぐ賞金額(あるいは売却益)を天秤にかければ、どちらが多いかは想像に難くないかと思います。牡馬なら売却牝馬なら自己保有かユニオンあたりに貸し出すのが良いのでしょうが。
ただ、いずれにしてもドバイで引退というのはいかにも中途半端です。帰国後に検疫してそれで繁殖入りというのは時期的にも難しいですし。

あと、昔に比べて活躍馬の仔が活躍する例が増えては来ていますが、その多くは社台グループの馬だということもあるわけです。
単純に活躍馬が社台で繁殖入りするケースが多いという事実もあるわけですが、特に中小の牧場の場合は活躍した牝馬の仔は大事にするあまり、過保護に育てられ過ぎてダメになってしまいます。
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Yukiさんへ (まさる)
2009-12-10 21:21:12
Yukiさんもウオッカの繁殖牝馬としての心配をされていましたか。
私はタニノギムレットの産駒は大好きで大物を出す下地があると思っています。

ウオッカの場合、今年の秋の競馬は相当な負担になっていると思います。
馬に負担をかけない武豊騎手云々ではなく、繁殖として取っておくべきエネルギーを使ってしまったような気がしています。
私はウオッカについては昨年の馬体のほうが好きですし今年のウオッカについては「女を捨ててしまった」と思っています。

社台グループの繁殖はやはり魅力です。
私など社台F生産と聞くだけで出資したくなりますからね(笑)

その観点からすると私はシーザリオなどは相当なポテンシャルを秘めた繁殖牝馬になりうる存在だと思います。
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Unknown (はまる)
2009-12-10 22:00:50
シーザリオですね。僕もこれまた全く同じ意見で楽しみにしてる繁殖です。
僕もシーザリオは結果としてかなり余力を持っての引退で能力に感しては言う必要もない内容でしたしね。

二年続けて僕も注目してましたが同じ意見で脚にかなり不安を感じて応募はできませんでした
ただ父のキンカメ産がおもにキャロですが結構不安感じさせる造りに思えたので募集馬の脚は父の影響が強いのではと思ってます。
それでも脚以外の馬体はいいものあると思ってますし脚元が僕的に納得できる造りならば出資候補にしたい繁殖です。

ご一緒のルージュアルダンや僕の現三歳出資馬の体質の弱さや疲れがなかなか抜けない馬の共通点に母の高齢出産のせいやウオッカのように使いすぎといった点も去年あたりから僕も結構気にするようになりましたよ。
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こんばんは (Yuki)
2009-12-10 23:14:23
シーザリオは繁殖としては難しいようには思っています。
母出資者優先もあったので現1歳には出資しましたが、シーザリオ自身の血統構成を考えると日本では合いそうな種牡馬がいません。とにかく主流血脈だらけの馬なのでなかなか難しいところです。
ウオッカも海外で繁殖入りという話も出ているようですが、ダンスパートナーなどと同様にシーザリオも海外で繁殖入りというのもあるかもしれません。

同じ元出資馬でもディアデラノビアは繁殖としてかなり期待しています。
とにかくアウトサイダーな血統だけに、サンデー系以外は何でも付けられるくらいですし、キンカメでもフレンチ、クロフネでも全く問題ありません。
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はまるさんへ (まさる)
2009-12-12 00:24:45
あそこまで強い馬は競走成績だけを追い求めるのではなく繁殖への道筋をつけてやらないといけません。
日本のオークスとアメリカンオークスを取ったわけですし、負けたとはいえ桜花賞では一番強い競馬をしたのもシーザリオ。

牡馬混合でどうなったかはわかりませんがそんな必要はないと思います。
来年もいい価格で募集されたらぜひ欲しい一頭ですね。

立ち繋ぎでも気にしない方は気にしません。
寝ていても立っていても故障するときは故障してしまいますからね。
要は運と好みの問題でしょう。
私はやはり不安材料がある限りは慎重になってしまいます。
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Yukiさんへ (まさる)
2009-12-12 00:29:23
たしかに完成している血統馬ではあります。
しかし、シーザリオの潜在能力はレイティングでも示されていますが相当のレベル。
あくまでも私の理論の中ではいい子供を出すと思っています。

もちろんいい子供というのはGⅠ級です。


ディアデラノビアに関しては大好きな馬ですが、引退から繁殖入りまで時間があまりなかったのが気になります。
疲労を残したまま繁殖に上がったと思います。
したがって体質をよく見たいです。
不安点はそこだけかなと思っています。
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