体調が悪いことは聞いていましたが、こんなに早く亡くなってしまうとは残念です。しかも安楽死となってしまうとは。
つくづくディープインパクトの運の無さを感じてしまいます。
追悼の意を込めて東京サラブレッドのプレミアムステップス18に明日出資しようと思います。音無厩舎で社台育成です。ノーザンファームなら満口だった馬だと思っていますが、大変動きが柔らかくてバネを感じる動きです。新しい社台の育成に期待して出資しようと考えています。
ディープインパクトは私の知る限り間違いなく最強馬でした。
私が一番感動したのはラストの有馬記念。嬉しかったのは春の天皇賞。
弥生賞、皐月賞、ダービー、有馬、有馬と彼の走りは5回しか見ていませんが、いずれも鮮明に覚えています。もう、こんな馬出ないだろうと引退レースを見て思いましたが、やはりそれ以来出ていません。
ハーツクライに負けた有馬や、勝てると思っていたが、実際には風邪を引いていて体調崩していた凱旋門賞の敗戦には我が事のように悲しみましたし、勝った日にはご機嫌になり周りに祝儀を振る舞っていたのでした。
飛ぶように走る。
まさに彼の走りは飛んでいましたね。
種牡馬としても大成功だったとは思いますが、本音を言えば皆もっと強い牡馬が出てくると考えていたかと思います。そういう意味でもこの早逝は非常に残念です。
ディープインパクト産駒は総じて基本能力は抜けて高いのですが、早熟で成長力に乏しく、古馬になって花開く、大成する馬は少なかったと思います。
さらに脚元も弱くて使い込めず、タフに7歳、8歳まで30戦40戦走ったという馬は殆どいないと思います。
重馬場や短距離にも弱く芝のマイルから中距離とカテゴリーは限られていました。
こうして書くとディープインパクトは欠点の多い種牡馬ではありましたが、伝える能力の基本点が他とは段違いなので、産駒は勝ちまくりました。しかし、彼の能力からすれば物足りないのは事実です。
後継の座にどの馬が座るのかこちらも数年後を待ちたいと思います。
恐らく彼はデビュー前から亡くなる日まで常にプレッシャーがあったと思います。
心からの敬意とお疲れ様でしたと言ってあげたいです。ずっと飛び続けてさぞや疲れたことと思います。
ありがとうディープインパクト
さようならディープインパクト