例によってパドックの場所を確保するために9レースが終わったら移動します。
東京競馬場のパドックは広いので、ある程度時間を掛ければそれなりに前の方に移動できるので助かります。
馬体重が発表されていよいよ始まるぞ、と私の気合も入ります。
最近、ずっとモンレーヴのレースは現地で見ているので自分なりにモンレーヴの状態については分かるつもりです。
今回のモンレーヴはいつもよりも気合が乗っています。
これは調教を一杯積んできた証。良いふうに捉えています。
モンレーヴはとにかく気分を損ねるとアウト。その部分を踏まえて蛯名調教師は今回のモンレーヴを仕上げました。






目一杯に仕上げられてきたモンレーヴをずっと見たかったので私には満足でした。






騎手が騎乗しても気負うことなく、しっかりとした歩様を見せています。
もう少し絞れていても良かったかなとも思いましたが、モンレーヴにとってはこれで良いのだと思います。
飼い葉食いが良いのも、名馬の条件のひとつです。しっかり食べなければ、しっかりとした調教も積めません。
マイケル・ディー騎手はスタートが非常に上手です。
モンレーヴも気性が落ち着いてきたこともあり、以前のような出遅れはなくなってきましたが、今回もディー騎手が良いスタートを切ってくれました。
レースは想定通りの展開、先行策でした。
戦前からこういった競馬になると見えていたので、この時点で胸がいっぱいになりました。
直線に向いたところではじけてくれるかとも思いましたが、残念ながら出していった分か、いつものような末脚は見られませんでした。
勝ち馬や牝馬に外から併せられる形となり、モンレーヴはやる気を失ってしまい、最後は全力で走るのをやめてしまったように見えました。
それでも、直線では十分に夢を見させてくれました。
レースを無事に終えてくれたレッドモンレーヴ、ディー騎手、そして蛯名厩舎には、感謝の気持ちでいっぱいです。
これで良いのです。
私が求めていたレッドモンレーヴは、先行もできる馬なのです。
欲を言えば、もう少し外枠だったらまた違った競馬になっていたかもしれませんが、それも競馬。
この枠だったからこそ、しっかりと先行できたとも言えます。
「負けて悔いなし」とは、こういうレースのことを言うのだと感じながら、2時間かけて埼玉へ帰っていきました。
今日もありがとうモンレーヴ!