まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から毎週の競馬を長年楽しんでいます。
*画像等はクラブより使用許可を得て使わせて頂いています。

今週の出資馬

2011年07月10日 05時43分02秒 | 今日の日記
7月9日(土)
チャイナキッス  函館5R  2歳新馬  芝1800  三浦  10着

7月10日(日)
シーズンズベスト  中山8R  織姫賞  芝1800  中舘  3着

アソルータ  中山8R  織姫賞  芝1800  三浦  4着

2011年愛馬競走成績  (2-4-4-6-1-37)


天国で走れ「シルクイーグル」・後篇

2011年07月09日 00時40分51秒 | まさるの「この一頭」
シルクイーグルは私が今までの一口馬主としての生活で一番長く接した馬でした。
一番たくさんのレースで走ってくれた馬でした。
そして一度も経験できませんでしたが一番口取りに当たった馬でした。
たくさんの出資馬の中でも一番たくさん現地で応援した馬でした。
そんなイーグルは一番誇りに思えた出資でした。
シルクイーグルは私が今までの一口馬主としての生活の中でいちばん身近に感じていた馬でした。


もうイーグルはいません。


もうイーグルに会いに天栄に行く事もできません。


もうイーグルを応援しに競馬場に行く事もありません。





イーグルは素晴らしい思い出をたくさんくれました。
あのイーグルがワールドスーパージョッキーズシリーズで走った時は感慨もひとしおでした。
未勝利脱出に12戦もかかった馬がこうしてみんなに注目されるレースで走っている。
私はパドックでイーグルに「本当に良かったな」と話しかけていました。
騎手は世界の○○ではなく地方代表の杉村騎手だったのもこの馬らしくて良かったでしたね。

いかにもシルクらしく地味な血統に育成も天栄でした。
かなりシルクしていた馬でしたが大活躍でした。
4勝ですよ。4勝がどれだけ凄いことかは一口を5年もやれば分かると思います。
中央で4勝できるなんて本当にイーグルが頑張った証拠です。
素晴らしいスピードや競馬センス、素直な気性があったからだと思います。


今のシルクはどんどん社台寄りになってきたので第2のイーグルを探すのは難しいかもしれません。
でも今後イーグルの面影を追って競馬場に行く事や天栄にイーグルとの思い出を探しに行く事はできると思います。


イーグルは私の中でいつまでも走り続ける馬になりました。
目を閉じればいつでも元気なイーグルに会う事ができます。
私はイーグルとたくさんの時間を過ごしたからです。



本当にありがとう。
良く頑張ってくれたね。
もう全力で走らなくてもいいんだよ。
これからはゆっくり休んでおくれ。


シルクイーグル
2005年4月29日生まれ
2011年7月5日没
全32戦4勝 準オープン馬




天国で走れ「シルクイーグル」・中篇

2011年07月08日 17時29分56秒 | まさるの「この一頭」
2007年3月16日の記事より

ついにイーグルが勝ち上がりました!

惜敗続きに津村騎手の勇気がイーグルを勝たせてくれました。
ややスタートで行き脚がつかなかったのですが、二の脚が早いイーグルは先頭集団に。
前にあまり行く馬がいないと見て、津村騎手は調教師の指示を破って果敢にも前に行きました。
さすが、津村騎手はこの馬をよく知っています。
これで良かったのです。
結局このままマイペースを守って直線では差してきたファイナルデスティネーション05を突き放し快勝しました。
それにしても、この馬が一回でも使っていたら交わされていたかも…(汗)
本気で走っていないように見えたので、末恐ろしい馬です。
地味でもコツコツ積み上げての今回の勝利には、新馬勝ちにはない味わいがあります。
05産の勝利の中でも実に痛快で印象深い勝利になりました。
これで、イーグルも少し休ませてあげられそうです。
天栄に行ったら、良く頑張ったと褒めてあげたいと思います。




翌3月17日の記事より

昨日のシルクイーグルの快勝の余韻が覚めません。
それもこれもシルクイーグルが頑張ってくれたお陰であり、津村騎手がこの馬を粘り強く指導してくれたからこその結果でした。
確実に強くなっていくイーグルを、思わず目を細めながら見てしまう私ではありますが、昨日はモニター越しでもわかったように馬体の張りが素晴らしかった。
尾形先生もさすがに昨日は抜かりはありませんでした。
勝負をかけた仕上げに見えました。
私はもうそれだけで胸が熱くなりました。
津村騎手はスタートが上手く、折り合いをつける事に優れ、気の難しい馬こそ彼の技術が際立ちます。
馬を力通りに走らせる事に優れた騎手です。
その彼が馬とケンカせずに無理なく先頭に出してくれたところで、よし、勝てると思いました。
この判断も乗り続けてくれたお陰です。

今までも上手い乗り方でイーグルを上位に導いています。
私は津村騎手の判断に全幅の信頼を寄せていますので、昨日も頼もしく映りました。
彼はイーグルの事を誉めて「上のクラスでもやれるでしょう」と言ってくれました。
着順を一つずつ上げての未勝利突破勝利は、夢を見られるという点こそ新馬勝ちには劣りますが、嬉しさの質が違います。
このまま津村騎手とのコンビでいつまでも走って欲しいと思いを強くしました。



2009年4月20日の記事より
シルクイーグルが見事2勝目をあげてくれました。
じんわりと嬉しくなる勝利でした。
この馬とはたくさんの時間接していますので思い入れも強く、また私のブログの左の写真に使われている大先生「シルクトライアンフ」の意志を継がせた出資でもありました。

シルクイーグルは父がコマンダーインチーフですが、コマンダーらしからぬ軽い動きをする馬でした。
雨の天栄で、私は佐藤伝二さんにこの馬とシルクレセプションとシルキーチーフの3頭の中でどれが良いかお勧めを伺ったら、ヒガシオリビアと即答されました。なかなかいい見方をしていると誉めて頂きました。
良い意味でコマンダーらしくない素軽さがあるし、脚も丈夫で馬体的にはその3頭で一番とお墨付きを頂いたので、その場で大先生の補償を使って出資しました。


競馬場に勝利を信じて何度も応援に行きましたし、休養中の天栄でも2回会っています。
そういう意味では現在の出資馬の中で、最もたくさん実馬と接している思い入れの強い馬なのです。

競馬場だといつもチャカチャカしていますが、それは真面目な気性だから。
いつも一生懸命走ろうと気持ちが入ってしまうのです。
天栄で会うと、昨日のブログで使った写真のようにおっとりしてやさしい表情のイーグルになるのです。
20分くらい馬房の前にいてもずっと付き合ってくれますし、顔を触っても鼻をいじっても嫌がらずにいてくれるおとなしい馬なのです。
あごが痒いのか、自ら首を振って馬房の鉄壁にあごをガンガンぶつけたり、歯が痒いのか壁をかじったりとお茶目なイーグル。
あのイーグルがまたやってくれたかと思うと心が沸き立ってきます。

また来春に天栄で3勝目をあげて休養中のイーグルをナデナデしたいと思っています。
イーグルはトライアンフとイグニションの分も頑張ってくれています。
とにかく無事にこれからも頑張って欲しいです。






2010年3月22日の記事より

イーグルはそれほど血統が良くありません。
しかし、バランスがいい馬でした。
私の大好きな東京競馬場で走ってくれると思って出資しました。
母父サクラユカタオーの血が「府中向き」をイメージさせました。

なかなか勝てずに未勝利を脱出するのに12戦もかかってしまいました。
そんな普通の馬がコツコツ努力して力をつけて準オープンにまで上がりました。


私は今まで10回イーグルの現地観戦をしています。
さらに口取りも4回当たっています。
さらに付け加えると天栄に行くと必ずイーグルが馬房で迎えてくれます。

縁があるのです。
不思議とこの馬に会う縁があるのです。

私が競馬場に行けるときに走ってくれるし、天栄に行く時には必ず休養してくれています。


昨日もパドックで話しかけたらこちらを向きました。
いつも私の顔をイーグルは見てくれます。
私は天栄でいつもイーグルに一番時間をかけて話しかけます。
もちろん私の妄想ですが彼とは話ができると思っています。

昨日は「脚、痛くないか?」と話しかけました。




自信がみなぎっています。


銭型の模様も出ているのが分かりますでしょうか?


彼の努力の結晶です。


時間がたってオッズが下がっています。本物の人気です。


コズんでいたのをほぐすために善臣騎手はじっくりと時間をかけて返し馬をしてくれました。


このスタートで私は勝ちを感じてニヤリとしました。
善臣騎手はスタートでミスをする事は滅多にありません。


勝ったと思いました。


この写真を撮るときはもうウィナーズサークルに向かっていました。

ボクの走り見てくれました?頑張りました!

厩務員さんも嬉しそうに何度も微笑んでいました。

圧勝と言っていい強さでした。
私の中でこのメンバーで負けてしまう馬ではないと自信もありました。
口取りは申し込めなかったのですが、彼が勝ってくれたのでまったく問題になりません。
それでも、レース前のパドックで見たときは思わず汗が出てきました。
前脚の運びが固いのはいつもの事ですが、私が見た中では最近では一番コズミがひどく、特に左前はカクカクしていました。
でも、体は張っていたし精神状態は良かったですね。

とまれの合図がかかって、彼にはジョッキーは乗らなかったのですが、前かきをして走りたい気持ちを表しており私は「勝った」と思いました。
ルーベンスメモリーもよく騎手が乗る前に前かきをしていたのを思い出しました。

天国で走れ「シルクイーグル」・前篇

2011年07月07日 19時50分00秒 | まさるの「この一頭」
7月5日、シルクイーグルは開腹手術を行いましたが腸捻転を発症し、捻転部分に壊死の状態も見られたことから安楽死処分が施されました。

本当に私にとっては特別な馬でこの馬の死亡は大きな影を落としてしまいました。


2006年11月13日の記事より
その中で今回出資を決定した馬は5-24のヒガシオリビアです!コマンダーインチーフの牡、美浦の尾形厩舎の馬に決めました!

理由は非常にバランスが良くて顔が可愛かったからです。伝二さんもコマンダーの重さがなくて非常にいい馬との評価。まさにトライアンフの代替出資です。ヤナガワ牧場の方が近づいて頼むぞ、と顔を撫でていたのが印象的でした。
最後まで迷っていたので佐藤伝二さんに個別に聞いてしまいました。
「あのースミマセン、15.24.42の中で一頭選ぶとしたらどれがいいですか?」「ん?どれどれ…。断然24だな。これはいい馬だ」「おぉ、24ですか」「あぁ、軽さがあるいい馬だ」「そうですか。コマンダー産は嫌いじゃないんです」「断然24だな」「ありがとうございます」
このやりとりで迷いが吹っ切れました。
断然が三回も出るくらい明らかに私が候補に挙げた中では際立っていたようです(笑)


私が何度もブログで書かせて頂いたエピソードです。
この馬は天栄の見学会でも全く人気がありませんでした。
確かに血統はやや古臭く地味で華やかさがありません。
しかし、バランスがとても良くて脚を真っすぐ振り出すよい歩きをしていました。


デビューは的場騎手でした。
6月30日のデビューでしたから仕上がりも早くこの時点で成功でした。
パドックでは馬っ気を出すやんちゃぶり。
スタートでもたつき行き脚付かずも目立つ末脚を見せてくれました。
その後は津村騎手で一歩一歩ダートで成績をあげていきました。






2007年3月15日の記事より
5→4→3→2着ときて、さすがに今回は一番人気だろうと思い込んでいましたが、今回も一番人気にはならない感じです。
無印の新聞もありました(汗)
シルクイーグルはなかなか可哀想な馬です。
血統が地味だからでしょうか?レース振りも地味だからでしょうか?騎手が地味だからでしょうか?


タフなイーグルもさすがに連戦の疲れが出る頃でしょう。
大人しいというのが気になります。
前脚のコズミは解消されているだろうか…。
スピードで押し切れるだろうか?
粘りをいかすタイプなだけに、中山の最後の坂で交わされないだろうか…。
必勝体制なだけに不安点がいつも以上に見えてきます。
陣営はハナに拘らず4・5番手でも…と言っているみたいだし。
ええい!ゴチャゴチャ言わずに前に行けぇ!

津村騎手もハチノヨウニサスという有力馬が居ながらシルクイーグルを選択してくれました。
この気持ちには熱いものを感じます。
人馬ともに明日こそ勝たせてあげたいです。

勝って天栄でのんびりと休養しているイーグルに来月は会いに行きたいところです。
イーグルは頭を上下させて下顎を馬房の扉を叩きつける癖があります。
ヒゲが伸びているのでしょうか顎がかゆいみたいです(笑)



見事未勝利を脱出した2007年3月16日のパドックにて

頑張れイーグル!

2011年07月05日 20時21分05秒 | まさるの「この一頭」
シルクイーグル・・・疝痛を発症した為、5日に美浦トレセン診療所へ移動して治療を行っています。ただし、経過があまり良く無く状態によっては開腹手術を行います。(シルク公式より)


私の元にこんなメールが入ってきました。
私は言葉を失い暑さのせいだけではない汗が額から流れてきました。

イーグルが苦しんでいる、ひょっとしたら…など悪い事すら考えてしまうこの内容。
シルクにしては情報が速かったですが、もっと詳細に伝えてほしいです。
点滴などの措置だけで回復してくれれば良いのですが…。
開腹手術となると大変です。元気に走るイーグルがもう見られないかもしれません。


この馬は1歳の時から見ているので特別な思い入れがあります。
この馬に出資できたことでシルクメビウスの出資にも繋がっています。
私とシルクを繋ぐ絆。
それがシルクイーグルです。

何とか病気に打ち勝ってまた私の目の前で元気に走ってもらいたいです。
シルクイーグルから病魔が去ってくれますように・・・

今週の出走馬

2011年07月01日 22時25分09秒 | 今日の日記
7月2日(土)
キープザブレイヴ  中山6R  3歳未勝利  D1800  西田  11着

7月3日(日)
シルクエスティーム  京都7R  3歳上500万  D1900  高倉  14着



先日はアソルータのお祝いを頂きましてありがとうございました。今週も後に続いて欲しいですが、現実には難しいかもしれません。
愛馬の精一杯の走りを明日は現地(今年11回目)にて応援したいと思います。

2011年愛馬競走成績  (2-4-3-5-1-36)