まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を楽しんでいます。競馬以外では男声合唱、野球観戦、旅行、食べ歩きで余暇を楽しんでいます。

今年一年お世話になりました。

2016年12月31日 17時55分48秒 | 今日の日記
皆様の応援を頂き、細々と更新していますこのブログも今年を終えようとしています。

2歳が一頭も勝ち上がらない緊急事態はありますが、総じて出資馬たちのクラスは上がりました。
皆様の出資馬がさらなる活躍を見せてくれることを祈念して今年の記事を締めくくりたいと思います。


皆様、今年一年お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

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今年一年を振り返る

2016年12月25日 19時52分39秒 | 今日の日記
今年は地方交流を含む全28勝と一口を始めて以来、過去最高の勝利数となりました。中でも複数勝ってくれた馬が多く、来年の飛躍に期待が高まる馬もいます。また、社台初勝利も経験しましたし、新しい流れが来たかなと感じた一年でした。
データを見ると一頭あたりの出走が過去1番多かったです。確かに怪我とかそういう話は少なかったですね。何よりです。みんな元気に一年通して走ってくれました。

2016年度代表馬
レッドゲルニカ 年間4勝 最多賞金獲得
藤澤厩舎にありながら未勝利戦から始まって年間12戦も走ってくれました。ゲルニカもいよいよオープン馬の仲間入りです。ダート短距離界でどこまでやれるでしょうか。来年が楽しみな一頭です。

次点
アップクォーク 年間3勝
勝ち切れない時もありましたが、準オープンまで来ました。来年は重賞戦線に軸足を置けるようになってもらいたいです。

ストレンジクォーク 年間1勝も6連対
堅実と言えば聞こえは良いのですが、言いかえてみれば勝ち切れないのです。新しい調整方法で今年は弟アップクォークと重賞戦線に挑みたい一頭です。








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今週の結果

2016年12月25日 14時59分52秒 | 今日の日記
最後の最後にレッドゲルニカがオープン入りを決める準オープン勝ちをしてくれました。藤澤厩舎の勢いさながらに今日も1枠1番と不利な枠を克服するパフォーマンスで快勝。1番人気でかなりプレッシャーもあったでしょうが一発で準オープンをクリアするなんて本当に立派です。
私はこの馬の1・2勝目の口取りをさせてもらいました。大きな馬ですがたくさん走ってくれました。

今週は惜しいレースもあり勝利数は28で終了となりました。重賞勝ちはありませんでしたが、どの馬も我が陣営を底上げをしてくれました。来年の飛躍に繋がる一年となりました。


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今年最後の出走です

2016年12月22日 20時35分54秒 | 今日の日記
自己最高記録の27勝をマークした2016年も早くも終わろうとしています。

勝敗はともかく愛馬たちは今年一年間、本当に頑張ってくれたので感謝感謝です。今年最後の出走ですし、無事に帰ってきてくれれば良しとしましょう(^^)





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さすが藤澤和雄先生だ

2016年12月18日 16時12分20秒 | 今日の日記

先週今週と2歳G1を美浦の名門藤澤厩舎が取りました。埼玉に住む私も当然美浦の厩舎が勝つのは気持ちがいいし、応援しがいがあります。

藤澤厩舎のスタイルは多くの人に何だか誤解されているようですが、非常に調教内容はハードです。馬場で時計を出すだけが調教ではありません。馬を引いて歩かせたり基礎運動含め非常に運動量が豊富な厩舎です。ハードです。
プラス体重で出てくる事が多く、ここは馬なり調教ばかりだ、調教が軽いからだ、と良くパドックなどで聞こえてきますが、単なる馬なり調教ではないんだよと教えてあげたくなります。本当に馬なりばかりで今までの藤澤厩舎の成績が成り立つのか逆に問い詰めたいです。
馬の走らせたい気持ちを目一杯まで高める精神的なトレーニングを含んでの馬なりだという有名な話も知らずに良く馬券を買えるなと思います。

藤澤厩舎はシーズンズベストで初めてお世話になりましたが、お世話になって美浦のトップである事を改めて感じました。さすがにコメントが違う。
今でも現役2頭(レッドゲルニカ、グランデセーヌ)がお世話になっていますが、先日の中山でもレッドゲルニカの口取りで先生は私に声をかけて下さったのですが、本当に馬の事を考えていて優しく穏やかな方でした。あれだけの実績があっても決して奢る事なく威張る事もなく、私ごときにも自由に声を掛けて接してくれる方なのです(一口会員は口取りで関係者に声を掛けてはいけません。我々は馬主ではありません。クラブ会員なのです。しっかりルールを守りましょうね)。

美浦では今をときめく堀厩舎も素晴らしいですが、私には何と言っても藤澤厩舎がハマります。さすがに良い馬が預託されますから馬代金が高くてなかなか出資できない場合が多く、チャンスがあればどんどんお世話になりたい厩舎です。

皆さんにも自信を持ってお勧め致します。機会があれば藤澤厩舎の馬を持って見て下さい。一口がさらに楽しくなりますよ。
余談になりますが写真の本も面白いですが、藤澤和雄先生を知るならば「競走馬私論」の方がお勧めです。興味ある方はお正月に読んでみて下さい。

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マデイラ好騎乗で2年連続の4着

2016年12月18日 15時37分31秒 | まさるの「この一頭」
今日のディセンバーSでマデイラが走りましたが、乗り難しいマデイラを上手く乗ってくれて最高の走りが見られました。勝浦騎手の腕に関心しきり。大野騎手が1番合っていると思っていましたが、今日の勝浦騎手の進め方には拍手でした。勝浦騎手もいい。
マデイラは前に行かないとダメな割にはスタートがあまり早くない厄介な馬です。今日のスタートも普通に出ただけ。前にいけなかった訳ですが、1コーナーの進入まで勝浦騎手はムチを入れたり、手綱をしごいたりせずにマデイラの行く気を優先しながら前目につけ、向こう正面を過ぎてやおら先頭に立ちました。うまい。実に自然な形でハナに立つなぁ、と。これには私もイイぞと膝を打って大応援。ひょっとしたらと見ていました。最後は決め手のある馬に交わされながらもしっかりと4着を確保。大満足です。本当に勝浦騎手は上手に乗ってくれましたね。マデイラも年齢的にそろそろでしょうが、ケガなく本当に良く頑張ってくれています。


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シルクメビウスと田中博康

2016年12月13日 21時14分16秒 | 今日の日記
−−エリザベス女王杯の後、JCDではシルクメビウスを2着に持ってきたよね。シルクメビウスはどんな馬なの?
「昨年2月のくすのき賞(小倉ダ1700m・500万下)から乗ったんですけど、最初は獣みたいな感じでしたね。気性的に燃えてて熱い馬でした」
−−当時はまだ1勝馬だったのに、田中騎手に乗り替わってから3連勝したよね。これって田中君に合ってるってことだよね?
「良いタイミングで乗せてもらったんですよ」
−−どのあたりで、この馬強いなって思った?
「500万を勝った時に、もしかしたらG1まで行ける馬なんじゃないかと感じました。突き抜ける時に周りが止まって見えて、初めて味わう感覚でびっくりしましたね」
−−気持ち良いだろうね〜。
「本当にこの馬に乗る時は気持ち良いです」
−−田中君が乗る前の3走は先行していて、そこから差す競馬を教えるわけだよね。
「僕が乗る前は1400mでも口を割って引っ掛かって、詰まって前に出れないという競馬が続いていたんです。くすのき賞の前に1800mを使った時は、外枠で引っ掛かり通しで、直線に向くまで丸々1周引っ掛かってたんですよ。乗っていた浜中からは『とにかく強烈です、めっちゃ死にますよ』って聞いてました」
−−そんなに激しい気性なんだ? で、どうしようと思ったの?
「領家先生からは『任せるわ』って言われただけだと思います。だから出たなりでじっとしておこうと思いました」
−−なんでそこで引っ掛からずに折り合えてんの?
「この時は若干苦労したんですよね。ただ、1枠だったので壁ができたおかげでなんとかなりました」
−−それでも、前に突っかえて大変だったわけだ。
「このレースは特になりましたね。次の端午Sの時は内枠でそこそこ折り合えました」
−−くすのき賞で我慢させたのが活きてるんじゃない?
「絶対活きてますね。くすのき賞は外枠を引いて前に行かせたとしても勝ってたと思うんですけど、もしあそこでそういう競馬をしてたら結果も違ったでしょうね」
−−それが大きな分岐点だったかもしれないね。
「そうですね。意識して脚質転換をしたわけではないですけど、たまたまそういうレースをしていったら勝っていきました」
−−ユニコーンSでは1番人気に推されて、しっかり差し切ったよね。
「正直この時はかなり緊張しましたね。重賞で人気馬に乗るなんてことがありませんでしたから」
−−それで勝ち切るわけだからすごいよね。16頭立ての12番手からごぼう抜きだもんね。
「外枠だったので行っちゃいそうなくらい出ちゃいました。馬の後ろに入れて抑えたら、自然とそういう位置になりました」
−−1600mで不良馬場だったら、前の馬も止まらないやって感じもあるんじゃない。
「それはありましたけど、差せる自信もありましたし、領家先生が『じっとしてて届かないなら届かないで良い』って言ってくれたので、気が楽でした」
−−良い先生だね〜。
「『終いに脚を使って届かなかったらしょうがないよ』っていつも言ってくれるんです。だから僕もじっとできるんですよね。領家先生には本当に感謝しています」


−−田中君が乗らなかったレパードSは降着になっちゃったわけだよね。
「その時は怪我してたんで、病院で複雑な心境で見てました」
−−外に出て妨害したというのは、もともとそういう気性があったってこと?
「気性もちょっとありますね。口向きとかは敏感なんで。ただ、競馬では徐々に落ち着いてきて、あそこまでやりそうな雰囲気はなかったんで、驚きました」
−−メビウス的には「いつもと違うじゃん」って思ったかもしれないね。それで次の武蔵野Sの時は、「なんで前回俺に乗らなかったんだよ」みたいに捻くれたんじゃない?(笑)
「8着ですもんね」
−−でも、次のトパーズSでは「許してやるか」って走った。
「トパーズSはびっくりするくらい強かったですね。5馬身差ですから」
−−これ4番人気なの? ファンにしてみればオイシイよね。
「降着、8着と続いたのが不安視されたんでしょうね。この時も周りが止まって見えました」
−−すげえなあ。じっとして癖も出さずに待ってられるんだから、手が合ってるんだよね。
「待ってたら応えてくれるんで」
−−これだけの強い勝ち方をしたんだから、JCDは自信あったんじゃない?
「少し自信ありましたね。正直狙ってました。スプマンテでG1勝った後だったんで、緊張もそれほどしなくて。人も馬も良い状態で臨めたんですけどね……」
−−エスポワールシチーは完璧な競馬をしてたもんね。
「直線に向いた時は捕まえられるかなって思ったんですけど、そう思った時にはまた引き離されちゃったんです。でも2着は欲しかったので必死に追いました」
−−あれはどうしようもないと思う。でも、東京で対戦したら違う結果になるかもしれないね。
「残念ながらフェブラリーSは回避ですし、ドバイも難しいですね。僕はメビウスとドバイに行きたいんですよ。くすのき賞を勝った後に、シルクの会報の取材を受けさせてもらったんですけど、その時『この馬でドバイに行きたいです』って言ったんですよね。そのあとオープン、重賞と勝ったので、徐々に近付いてきたなって思ってた所だったんですけどね」
−−500万下を勝った時点でドバイが目標だったわけだ?
「言ってみただけなんですけどね(笑)」
−−だけど、本当に登録するところまで来たんだもんね。
「本当にこの馬にはものすごく感謝してます。とにかく、今はゆっくりしてもらって、完璧になってからもう一度ドバイを目指したいです。まだ4歳ですからね」
−−これだけ相性が良い馬だからね、是非行ってもらいたいね。



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シルクメビウスと田中博康騎手

2016年12月10日 12時30分37秒 | 今日の日記

2010/11/26 22:06

田中博康騎手

-:ジャパンカップダートに出走を予定しているシルクメビウスについて、田中博康騎手に伺います。よろしくお願いします。

田:よろしくお願いします。

-:まずは前走、船橋競馬場で行われたJBCクラシックを振り返っていただけますか?

田:馬の状態も雰囲気も凄く良くて、良いレースが出来るかなと思ったんですけど、いつものメビウスの位置取りをしてしまったという感じがあります。自分では「それで良いのかな」と思っていましたけど、結果的にはそれが良い位置でもないし、あの競馬場に合った乗り方でもなかったというところですよね。上手く乗ってあげられなかったな、という思いはあります。

-:違う位置取りでレースをすれば、結果も変わったかな、と。

田:そうですね。勝った馬は強かったですけど、4着から2着になることは十分にあったと思うので、ちょっと勿体なかったな、と思います。



-:レースが終わった直後の馬の状態はどうでしたか?

田:厩舎の方の話では、レースが終わって厩舎に帰ってきたときにはショボンとしていたらしいです。でも、先週末に電話したときには「すぐに回復して、凄く順調に来ている」という話でした。

-:そうですか。シルクメビウスは、去年のジャパンカップダートにも出走されて2着でしたけど、その時のお話を聞かせてください。状態はどんな感じだったんですか?

田:状態は良かったですよ。正直、僕はこの馬に乗って「状態がいまひとつかな」と思ったのは、武蔵野ステークスのときぐらいですね。領家厩舎のスタッフがしっかり仕上げてくれるので、いつも「良い状態だな」と感じながら乗せてもらっています。

-:なるほど。では、レース内容はいかがでしたか?

田:スタートして、若干挟まれる形になったんですね。位置取りはいつものメビウスの位置取りですけれども、G1で流れが速かった分、折り合いも付きました。ただ、ずっと外目を回ってしまったんですよね。それでもあれだけの脚を使ってくれるので、やっぱり凄い馬だと思いました。

-:素晴らしい伸びでしたね。

田:エスポワールシチーに結構セーフティーリードを取られていましたけど、直線まで我慢しました。やっぱり我慢して我慢して、というのがこの馬の良いところというか、弾けさせるポイントの一つだと思います。

-:溜めれば溜めるだけ応えてくれる、と。ちなみに阪神ダート1800という舞台はメビウスにとっていかがですか?

田:阪神コースは勝っていますし、当日輸送の京都、阪神のときの方が、パワフルで、力が漲っているような感覚があると思います。門別のときも札幌からの当日輸送でしたからね。僕はメビウスの輸送の過程を見ていないので、どのくらい体力を消耗してしまいそうなのかは分かりませんけど、話を聞く限りでは、当日輸送の方が良いらしいです。

-:なるほど。それでは、仕上げは領家厩舎の皆さんにお任せをして。

田:そうですね。一流の厩舎さんですからね。



-:改めて考えても…、凄い馬に乗っていますね。

田:そうですね。本当に「こんな馬と巡り合えるのか」っていう、スーパーホースですよ。「僕が乗っていいのかな?」っていう気持ちもあるんですけどね。馬に追いつきたいんですけど、馬もどんどん力を付けているので、なかなか追いつけない感じですね(笑)。

-:馬に引っ張ってもらって。

田:馬に引っ張ってもらっちゃっていますけど、意外とメビウスは我が強いので、完全に人間に制圧されるよりは、どちらかというと馬自身が主導権を取った方が走るタイプのような気がします。人間に上手くコントロールされてしまうと、そこで収まってしまうような感じがするんですよね。あまり上手く乗れていないときの方が、より能力以上のものを出しているという感じがあるんですよ。

-:それを強く感じたレースはありますか?

田:東海ステークスですね。

-:コントロールが出来ないというのは、メビウスが田中騎手の言うことを聞かないという感じなんですか?

田:いえ、言うことは聞くんですけど、自分の手の内から外れそうな感覚です。もう一歩来ると勝手に行かれてしまう、というギリギリのラインになったときの方が、爆発力があります。かえって手の内に入っちゃうときは、スカッとなってしまいますね。

-:そういうパターンのレースもあるんですね。

田:武蔵野ステークスはそんな感じでしたね。前走のJBCクラシックも、どちらかというと手の内に入ってしまった感じです。普通、常識的に考えると、手の内に入らない方が走るっていうことは無いと思うんですけど、この馬は、我の強さを生かしながら走りたい気持ちを優先させるときの方が良いです。

-:そうなんですか。

田:でも多分、馬の気持ちを優先させ過ぎてもダメだと思います。僕は攻め馬ではメビウスに乗ったことはありませんけど、大変らしいですから。気持ちを優先させられる、ちょうど良いラインがあると思うんですけどね…。本当に勉強させられる馬ですよ。最初に乗ったときから衝撃的でしたからね。

-:小倉のくすのき賞ですね。このときはどういう印象を持ったんですか?

田:気持ちが凄くて、野獣のような感じでした。目も血走っていましたしね。でも、今はそういう刺々しいところは無くなってきて、内に秘めるようになってきた感じはします。あれから1年ちょっと経っていますしね。



-:その1年ちょっとの間に重賞勝ちを含め、大きな舞台に進みましたね。

田:本当に凄い経験をさせてもらっています。4歳でこれだけの修羅場を潜っていますから、やっぱり凄い馬ですよね。僕自身は、メビウスに乗るたびに「どうやったら上手く走らせられるか」と考えています。メビウスに合った乗り方や、こうした方がメビウスの力が発揮しやすいな、というのは徐々に分かって来ています。

-:メビウスと一緒に大舞台を経験しながら、田中騎手自身にも変化は起きるものですか?

田:凄く大きな舞台を経験させてもらっていますし、勝たせてもらっていますからね。以前は重賞に乗ると「うわー、重賞か」という気持ちもありましたし、まさか勝てるとは思っていませんでしたからね。本当にメビウスには敵わないです。このスーパーホースと成長していきたいんですけど…、まあ、僕がもっと頑張れっていう話なんですけどね。

-:そういう話になりますか。

田:いや、頑張っているつもりなんですけど、何かが足りないんですよね。

-:何かが足りない?

田:色が無いなって思います。色が無いというか「ああ、こんな乗り方をしてくるんだ」って思われるような乗り方をしていない、と思うんですよね。その馬にとって、ただの普通のレースをして来てしまうという感じで。

-:なるほど。

田:力がある馬に乗ればそれでも勝てると思うんですけど、力の足りない馬に乗ったときに、足りない馬の足りないレースをしてしまうという感じで。本当に足りない馬はそういうレースにしかなりませんけど、微妙な力がある馬で何か変わったレースをして来るとか、もっとそういう乗り方をしないと、っていうのは凄く思っているんですよね。

-:意外性のような。

田:そう、意外性ですよね。逃げ馬と思われていた馬で後ろから行く競馬をしてみて結果を出したり、行けなかった馬を何回か乗るうちに行けるようにさせたり、何か意外性を作っていかないといけないな、とは思っています。今は模索中ですね。まだ今は、数は乗せてもらっていますけど、そのうちに本当に乗せてもらえなくなってしまいますから。メビウスがいる間にもやっていかないといけないな、というのはありますね。

-:そういう意識があるんですね。でも、重賞を勝ったりしていると、周囲から「好調だね」って声を掛けられることもあるでしょう。

田:たまにありますけど、でも自分の手応えとは違いますよね。去年は初めてG1を勝たせてもらって、祝福の声を掛けてもらいましたけど、結局、25勝ですからね。今年はもっと勝ちが少ないですし「何勝しているの?」って聞かれて、答えるのが凄くイヤですもんね。そう聞かれても、自信を持って答えられるような成績を出したいですね。

-:なるほど。

田:何かもう、申し訳なくて…。メビウスや他にも良い馬に乗せてもらっているのに、こんな成績で。凄く不甲斐ないし、本当に、何で去年G1を勝った後に流れを変えられなかったのかなって、思います。今回チャンスがあるので、今度こそG1を勝ったら、もっと自分の流れを変えていきたい、と思っています。

-:自分の流れを変えたい、と。ちなみに海外遠征なども考えますか?田中騎手と仲の良い的場勇人騎手もアイルランド遠征をされていましたけれども、刺激になりますか?

田:それはなりますよね。変われるキッカケが欲しい、というのもあって、自分も海外に行きたいな、という気持ちもあるんですよ。でも今はシルクメビウスという、一生のうちに巡り会えるかどうかという馬に出会っているので、乗せていただいている間はこちらに集中したいというのはあります。あんまり欲を出し過ぎても良くないんですけど、本当に今回はチャンスが大きいと思っていますし、頑張りたいですね。

-:良い結果を楽しみにしています。今日はお忙しいところ、ありがとうございました。

田:ありがとうございました。


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田中博康騎手が調教師試験合格

2016年12月08日 23時42分24秒 | 今日の日記
今考えたらシルクメビウスのような強い馬に領家先生はよくタナパクを乗せ続けたなと思います。今のシルクならば絶対に無理でしょうね。ミスったらおしまい。
しかし、今更ながら本当に印象深いコンビとして私の一口馬主の歴史に大きく刻まれています。田中博康騎手の中にもメビウスの存在は極めて大きいと思うし、メビウスのような馬を育ててもらいたいものですね。

田中博康調教師には領家先生のような人情味溢れる采配ができる調教師になって欲しいです。田中博康騎手はメビウスを1番上手く乗りこなしましたが、領家先生はよくメビウスのような一流馬に乗るチャンスを与え続けたと思います。本当にありがたい話でした。領家先生は社台系の馬は殆ど入れずにあの成績ですから仕上げる腕が違います。田中博康調教師にはそのあたりを期待したいと思います。




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過去最高の成績の中で...

2016年12月04日 11時56分43秒 | 今日の日記
私の20年の一口人生の中で3本の指に入るくらいに期待していたトゥザクラウンの失敗を筆頭に我が陣営の2歳馬の調子が上がりません。
今年の私は歴代最高の27回の勝利を収めています。かつてこのような事はありませんでした。これは絶好調の3歳の世代が複数勝ってくれているからであって、実は未だ2歳の勝利は一つもありません。12月に入っても勝ち上がりが出ていないのです。

キャロットではトゥザクラウンを筆頭に母優先を中心に欲しい馬がマズマズ取れましたが、東サラ、シルクは年末近くまで残っていた中から取りました。いずれも悪い馬ではないと思いますが、体質に難があったりでデビューが済んでいない馬が多い事も特徴的です。

この事が何を意味するかというと来年の成績なんですよね。今の3歳世代が頑張ってくれて財政状態を支えてくれていますが、結構上のクラスになっていますのでそう簡単にポンポン勝てるものではありません。
もう既に諦めた訳ではありませんが、その辺りを踏まえて今年の1歳世代は頭数にして過去最大の補強をしました。高い馬から安い馬までバラエティーに跳んだ楽しい世代です。

結論としてはトゥザクラウンの失敗は大きな影を落としてしまったという事です。


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