まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を楽しんでいます。競馬以外では男声合唱、野球観戦、旅行、食べ歩きで余暇を楽しんでいます。

戦い終えて

2020年06月08日 18時50分32秒 | まさるの「この一頭」
この3週間は私にとって大変素晴らしい期間でした。
愛馬が最高の舞台に連れて行ってくれたからです。
残念ながら優勝はありませんでしたが、どの馬も本当に頑張ってくれたと思います。
レース後に若干の疲れが出ていたり、ケガをしている仔もいますが、まずは無事に帰ってきてくれました。
競馬の神様に感謝です。競馬場が復活したら馬頭観音にまた行かなくちゃですね。

今日は3頭の近況を紹介する事で労を労ってあげたいと思います。



【サンクテュエール】 桜花賞6着 オークス13着
20/5/24 藤沢和厩舎
24日の東京競馬ではスタート後にスピードに乗り切れず後方からの競馬になる。勝負どころに差し掛かるあたりからじわっと進出を開始していこうとしたが、直線での伸びは目立つほどのものではなく13着。「中間は、しっかりと乗りながらも敏感になっていた背中のケアに尽力してきました。天栄でも良くしてもらえていましたし、レースへ向かう時にはほぼ気にならないくらいの良い状態になっていて、コンディションは総じて良かったように思います。レースでは上手く流れに乗れればと思いましたが、ちょっと後ろからになりましたね。じわっと上げていこうとしてくれていたものの、最後は思うほどの伸びは見られませんでした。クリストフに話を聞くと“ちょっと距離が長かったかも”ということでしたね。性格の良い馬で折り合いに気を遣いすぎることはないので、3歳の牝馬同士のこのレースなら対応してほしいと思うところもあったのですが、そう簡単ではなかったですね。春2戦は思うような結果を出すことができませんでしたが、まだ良くなる余地はあるはずなので、良い成長を図りつつ使っていって、またいい競馬ができるようになればと思っています。ご声援いただきまして、誠にありがとうございました」(千島助手)前走後の疲労を何とか取ろうと陣営ならびにNF天栄で手厚くケアしていただいたおかげで、無事に態勢を整えて臨むことができました。もちろん乗り込みも合わせて行われており、いい状態で臨むことができたのですが、残念ながら上位に食い込むほどの走りは見られませんでした。大外枠、そして後ろからの競馬になったことも辛かった要因でしょうが、現状はレベルアップを図る必要があるということなのでしょう。今春はいい結果を出せずに終えることになりましたが、牝馬クラシックの両レースともに出走できることは当たり前ではなく、とても大変なことであり、馬そして陣営に対して感謝の気持ちでいっぱいです。そして、これらのトップレベルのレースを経験できたことが本馬の成長に役立ってくれるはずなので、今後活躍する姿を再び見せてくれることを心より願っています。大一番を終えた後なので、現時点ではここと決めつけず、疲れをしっかりと取ってから判断していくことになると思います。

20/5/27 藤沢和厩舎
27日は軽めの調整を行いました。「先週は期待に応えられるような結果にならず申し訳ありませんでした。態勢は無事に整えられましたし、体調も悪くなかったと思いますが、それでも順風満帆だったわけではなかったので、そういった部分もあってかちょっと辛かったですかね…。馬はよく頑張ってくれたと思いますし、またいい状態にしてレースへ向かっていければと考えています。今のところ変わりはなさそうに見えるものの、内面は結構疲れていそうにも思えるので、少し時間をかけて様子を見てから放牧に出すことになるでしょう」(津曲助手)

20/5/30 NF天栄
29日にNF天栄へ放牧に出ました。



サンクテュエールは苦手な不良馬場の桜花賞を走った事で、状態が落ちてしまい、体調不十分の中、オークスでも懸命に頑張ってくれました。牝馬でありながら年明けシンザン記念で見せたようなスピードと勝負根性を兼ね備える彼女はやはり適性はマイルかなと思われます。秋華賞ももちろん狙えなくないタイトルだと思いますが、まずは戦いの疲れをゆっくり癒して欲しいです。





【サリオス】 皐月賞2着 ダービー2着
レース結果
サリオス[父 ハーツクライ : 母 サロミナ]
 5/31(日)東京11R 日本ダービー(GⅠ)〔芝2,400m・18頭〕2着[2人気]

五分のスタートを切ると、道中は中団から追走します。直線では馬場の外目に持ち出して脚を伸ばし、勝ち馬には及ばなかったものの、3着以下には1.3/4馬身の差を付けて、しっかりと2着を確保しています。

堀宣行調教師「パドックでは活気のある姿で周回できていましたし、顔つきからも集中した様子を感じ取れて、こちらとしても納得できる状態で出走させることが出来たと思います。ゲートインするまで気持ちが乗っていたことから、ダミアンさん(D.レーン騎手)も状態の良さを感じてくれたようです。道中はリラックスして走れていて折り合いは付いていましたし、直線に向いてゴーサインを出すと、『交わせるのではないか』とジョッキーが思うくらい良い反応を見せてくれました。よく脚を伸ばしてくれましたが、坂を上がって残り150mくらいのところで、距離的なものもあってか脚色が鈍ってしまいました。適性的にパーフェクトな条件だとは言えないであろう中、最後まで差を詰めようとよく頑張ってくれていますし、そういった諦めない姿勢を見せたことに対し『凄い馬だ』とダミアンさんが評価してくれたのと同じ感想を私も抱いています。勝った馬は強かったですが、サリオス自身も3着以下とは差を付けていますし、改めてポテンシャルの高さを示す走りを見せてくれたと思います。上がってきた直後は頑張って走ったのでフーフー言っていましたが、その後は通常通り息も入って、特に異常は見当たりませんでした。ただ、これだけの走りをした後ですし、今後についてはトレセンでの様子をよく確認しながら決めていきたいと思います」


2020.06.03 所有馬情報

在厩場所:美浦トレセン/近日中に北海道・ノーザンファーム早来へ放牧予定
調教内容:軽めの調整
次走予定:未定

堀宣行調教師「レース中に他馬と接触した際に負ったものだと思いますが、左前脚の管の外側部分に外傷が見られたため処置を行っています。それ以外は脚元を含めて健康状態に問題はありません。軽く動かしてみると、多少は前捌きに硬さが見られますが、元気はありますし大きくガクッときた感じはありませんね。ただ、大舞台で2戦とも頑張って走ってくれましたし、この後は涼しい北海道で休ませてあげて、秋に向けて英気を養いたいと思います」



サリオスには本当に感謝したいと思います。皐月賞、ダービーを2着と悔しい成績ではありましたが、本当に夢を見させてもらいました。
この一口馬主を始めて25年近くなりますが、恐らくこのような馬にはもう出会う事はないでしょう。
とにかく無事に終わったので秋にはまた元気な姿で「天皇賞」を目指して欲しいなと個人的には思います。





【インディチャンプ】 マイラーズC優勝 安田記念3着
レース結果
インディチャンプ[父 ステイゴールド : 母 ウィルパワー]
 6/7(日)東京11R 安田記念(GⅠ)〔芝1,600m・14頭〕3着[2人気]

互角のスタートから無理せず中団でレースを運びます。最後の直線で馬群を割って出てくると、懸命に脚を伸ばしますが、上位馬には及ばず3着でゴールしています。

音無秀孝調教師「前回と同様に馬の雰囲気はとても良かったですし、良い状態で安田記念に臨むことが出来ました。あまり内々を走るとゴチャ付いて抜け出せなくなる可能性があると考えていましたが、やはり最後の直線でスッと抜け出せず進路を探しながらの追い上げとなってしまいました。でも、福永祐一騎手が焦らず上手く抜け出してくれたので、あとはインディチャンプの地力に期待しましたが、勝ち馬はそれ以上の競馬をしましたね。スムーズな競馬が出来ていても2着がやっとだったかもしれませんが、レース後に馬体をチェックしたところ、右トモを落鉄していましたので、その影響でもう一つ伸びを欠いてしまったのかもしれません。これも競馬なので仕方ありませんが、3着と大崩れすることはなかったですし、メンバーが揃っていた中で力を示してくれたと思います。レース後、福永祐一騎手に感触を聞いたところ、『ゲートはまずまず出てくれましたし、緩い馬場も問題なかったです。ただ、勝ち馬にそれ以上の競馬をされてしまいましたね。首から肩にかけてムキムキになってきましたし、段々と短距離馬っぽい体付きになってきましたね』と言っていました。福永祐一騎手が言っていたように、年齢を重ねるにつれて体つきがプリッとなって短距離馬らしくなってきましたし、いずれはスプリント戦に向かうことになるかもしれませんね。中山記念からここまで大崩れすることなく頑張ってくれました。レース後は東京競馬場から直接ノーザンファーム天栄へ放牧に出しており、昨年と同様に夏場はノーザンファーム空港で調整してもらいます。秋のローテーションにつきましては牧場で状態を確認しながら検討させていただきます」


最新情報
インディチャンプ[父 ステイゴールド : 母 ウィルパワー]
 7日(日)に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。


インディチャンプは後ろ脚を落鉄していたのですね。怪我が無かったのは何よりです。
とにかくこの舞台で連覇を決めて欲しかったのですが、秋は阪神競馬場で行われるマイルCSの連覇、香港マイルのリベンジを果たして種牡馬入りしてもらいたいと思います。
音無調教師はインディチャンプをスプリント戦線に使うつもりなのかな?ちょっと不安です(汗)
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旅の始まりは夢のおしまい

2020年06月04日 20時30分51秒 | まさるの「この一頭」
青葉賞ではオーソリティが骨折。
NHKマイルCではレシステンシアとサクセッションが骨折。
ダービーにおいてはビターエンダーとヴェルトライゼンデが骨折。
目黒記念ではミライヘノツバサが屈腱炎を発症。

今開催の東京競馬場の重賞だけでこれだけ骨折馬が出ています。
JRAは何を考えているのでしょうか?馬場を管理している人はこの事態をどう考えているのでしょうか?
懲りもしない高速馬場のせいでどんどん故障馬が増えて、スターホースが居なくなっていく。



とにかくサリオスやサンクテュエールが無事に終わったことを感謝しないと。
そして安田記念を走るインディチャンプにおいてもとにかく無事に帰ってきて欲しいと思います。


アーモンドアイが走ることになり、安田記念の1番人気はちょっと難しくなりました。
1番人気は譲ったとしても、是非チャンプには1着を目指して頑張って欲しいです。
この馬はとにかくスタート。スタートを決めてレースの流れに乗って欲しいと思います。
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