まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を楽しんでいます。競馬以外では男声合唱、野球観戦、旅行、食べ歩きで余暇を楽しんでいます。

夢をありがとう

2020年05月31日 16時15分03秒 | まさるの「この一頭」
サリオスは日本ダービーにおいて2着に敗れました。
勝ったコントレイルは本当に強い馬で、サリオスもダービー馬の資格は十分にあったと思います。
勝つだけの能力や実力はありましたが、運が向きませんでしたね。
コントレイルはそのサリオスの猛追をさらに突き放してしまいました。
枠が逆であれば着差は3馬身も離れないとは思いますが、それでも着順は変わらなかったかもしれませんね。


サリオスは残念なことにクラシックを取ることができませんでした。非常に残念です。
今回、きつい調教にも耐え、厳しいレースもしましたのでサリオスには相当の疲れがあると思います。
堀厩舎のスタッフやNFしがらきの方には、ウイークポイントである右トモを中心に十分にケアしてもらい、また秋にさらに強くなってターフに戻ってきてもらいたいなと思います。

本当に残念な結果ではありましたが、頑張ってくれたサリオスには本当に感謝したいと思います。
競馬の神様が、私を一口馬主から止めさせないように仕向けて、ダービーを勝たせてくれなかったのだと考えることとします(笑)
果たしてこのような名馬に今後出会う事ができるかわかりませんが、夢の続きをこれからは静かに追いかけることとしましょう。

ありがとうサリオス、ゆっくり休んでおくれ。
また競馬場で会おう!

行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って

2020年05月28日 19時19分55秒 | まさるの「この一頭」
1年前、私はサリオスの新馬戦を東京競馬場で見ています。口取りにも参加させて頂きました。その時から大物だと言われてきました。
あれから1年。サリオスはその後も朝日杯なども勝ち、想像以上の大活躍をしてくれました。
皐月賞も非常に強い競馬を見せてくれましたが、更に強い馬がいた為に惜しくも2着。
いよいよダービーを迎えることとなりました。


出資馬でのダービーは3回目。結構凄い事だと思います。
ブレイクランアウトのダービーはグチャグチャ馬場で見ているのもつらいレースでした。
レッドリヴェールのダービーはクラブへの怒りと牝馬なのにダービーを走らされる馬がかわいそうで仕方ありませんでした。

今回はサリオスという人気馬で臨むダービーです。気持ちは今までのダービーとは全く違います。

出るだけだって本当に大変なレースなのに、そのレースに大きな期待を持って臨める。こんなことはもう二度とないかもしれません。
そのくらいの大きなチャンスであると感じています。

さらに日本中を襲う新型コロナウイルス問題において、競馬だけは開催が続いているというこの幸運。
本当にありがたいことです。競馬自体が中止になっていたら、サリオスにとって一生に一度の晴れ舞台を走れないで終わっていた事でしょう。まず競馬が続いていた事に感謝です。

こうして大きな2つの幸運に支えられて今年のダービーが行われようとしています。2017年に産まれた7262頭の頂点が決まります。
幸いにしてサリオスは順調に最終追い切りを終えることができました。あとは厩務員さんの渾身のケアを頂きレースに向かうのみです。

近況
サリオス[父 ハーツクライ : 母 サロミナ]
在厩場所:美浦トレセン
調教内容:28日に南Wコースで時計
次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(GⅠ)〔D.レーン〕

堀宣行調教師「1週前追い切りは馬場が重い中で行ったこともあり、厩舎独自に取っている数値を解析した結果、基準よりもかなり負荷の掛かった内容を消化していることが分かったため、先週末は時計を出さず軽めの運動に止めています。ただ、それだけ高負荷の追い切りを消化したにもかかわらず、疲れの取れ具合や心拍の戻り等は皐月賞前よりも良くなっており、ここに来て状態は一段階アップしていると言って良いでしょう。そういった状況ですし、28日の最終追い切りは、ハードにやるというよりは心身の状態を整えることに重点を置き、終始この馬のリズムを守る形で無理はしませんでした。跨ってもらったダミアンさん(D.レーン騎手)にも状態の良さを確認してもらえたようで良かったです。馬体重は538㎏で、東京競馬場までの輸送を考えると、おそらくマイナス体重での出走になると思いますが、毛艶や馬体の張りは良好です。色々なファクターが重なってのレースでの結果になりますし、実際に走ってみないことには分かりませんが、厩舎としてはこの条件を克服できるようにしっかりと状態を整えることを考えて調整してきました。そういった意味で馬の仕上がり的には目論見通りにこられたと思っていますし、あとはレースで十分に力を発揮してもらえればと思います」
(なお、クラブには公式HP文章写真の掲載の許可は20年前に頂いております)

キター!堀先生渾身の仕上げです。

ダービートレーナーでないとダービーを取る馬の調教は簡単ではありません。
ダービーを勝っている堀先生だからこその究極に仕上げと言えるでしょう。
こんなに頼もしい事はありません。普段から一回一回の出走が勝負になる堀調教師。その調教のスペシャリストの渾身の仕上げですから、重みはひと味もふた味も違います。堀調教師は私は仕上げの技術は以前お話しした四天王の中でもトップだと思っています。


勝ち負けは時の運。相手はコントレイルが最大のライバルという事にはなるのでしょうが、他の馬も目一杯来るでしょう。
ダービーを勝つと言うことはそんなに簡単な事ではありません。
毎度言うことですが、レースでサリオスの100%の力が出せる事をただただ願うばかりです。
そして無事に帰ってきてくれればそれで良いのです。

枠も6枠12番と決まりました。いよいよ夢の舞台が目の前に迫ってきました。
私の中でも不安より期待感の方が上回っています。


頑張れサリオス! 誰よりも高く飛べ!








なお、表題は私の好きな「ナブッコ」(ヴェルディ作曲)の中の一曲です。
初めて聞いたのは学生の時でした。ワセグリのスケールの大きい演奏に震えるような感動をしたのを思い出します。
もう、あれから25年が経とうとしています。時の流れは本当に早いものですね…。

サンクテュエールの夏

2020年05月19日 17時29分34秒 | まさるの「この一頭」
今週はクライマックス第1週と言う事でサンクテュエールが優駿牝馬(オークス)に出走します。
この馬は私の勝負馬でして、キャロットではトゥザクラウン以来、出資の段階で本気でクラシック制覇を意識していた馬です。
出走ではありません。制覇を狙った勝負馬です。
実は兄にも出資を申し込んだこともありましたが落選。改めてこの血統馬に自分の一口馬主としての集大成となる夢を託しました。

戦績は文句のつけようがありません。期待にそぐわぬ活躍を見せてくれています。
新馬勝ちのあと重賞2着。続くシンザン記念を関東牝馬でありながら見事に制覇。

桜花賞も苦手な重馬場を懸命に走り、掲示板こそ逃しますが6着と最後まで諦めずに頑張ってくれました。
オークスはとにかく良馬場を願いたいものです。キレを武器に戦うサンクテュエールには重馬場はかわいそうです。
とにかく天候に恵まれて欲しいと考えます。
良馬場であれば人気も落とす今回はかなりチャンスはあると考えます。
サンクテュエールにとって、今年の夏が最も熱い夏となりますように。


他にも平安Sにはマグナレガーロ、メイSにはザダルとアップクォークが走ります。

マグナレガーロの平安SはメンバーがG3とは思えない豪華っぷり。これは参った。
ダートのチャンピオン2頭の他に、強力な上がり馬などかなり強烈なメンバーを相手に重賞初挑戦でどこまでやれるか。
秋を占う一戦を楽しみに見ていきたいと思います。

ザダルにはここはしっかりと勝ってもらい、毎日王冠から天皇賞を目指して欲しいと考えます。
アップクォークは期待馬でたくさんの思い出をくれましたが、今回は引退レースとなりそう。

どの馬にも精一杯の走りで頑張って欲しいです。
さぁ、お祭りの始まりです!ワクワクします。

3週連続のG1出走へ

2020年05月13日 18時54分35秒 | まさるの「この一頭」
今年は新型コロナウイルスの関係で競馬場に行けていないという大きなアクシデントがありましたが、競馬だけは続いています。
競馬が続いていることは本当にありがたいことで、我々競馬ファンは感謝しないとバチが当たるでしょう。
そのような中、私の出資馬がオークス・ダービー・安田記念に出走を予定してします。
こんな幸運、もう二度とないでしょう。本当に感謝です。

この興奮を競馬場で応援できない寂しさはありますが、競馬が続いているからこその不満であり、ここはしっかりと噛み締めていきたいと思います。


私はこの時期の東京競馬場が大好きで、それこそ毎週のように訪れていました。
今年はあの初夏の風や、深淵のターフが見られないので残念ではありますが、今年は出資馬がそれぞれ有力馬でG1に出走しますので別の意味でワクワクしています。

まずはオークスを予定している「サンクテュエール」。

この馬は正直クラシック、中でも「桜花賞」を狙って出資した馬です。その期待に応えてくれて桜花賞でも頑張ってくれました。
シンザン記念を勝つような馬ですから能力は相当です。古馬になっても期待できるでしょう。
鞍上は引き続きクリストフ・ルメール。彼が乗り続けること自体本当にありがたいし、桜花賞は残念でしたが馬場に負けたので、能力比較ではまだ上位陣に食い込む余地はあると思います。
現状は桜花賞の疲れもあり皮膚病がでていて万全とは言えない状態ではありますが、非常に期待しています。


そしてダービーに出走する「サリオス」。

ダービーはかつて出資馬が2回出走していますが、いずれも人気薄で気楽に見られたのですが、今年はそうはいきません。
とにかく無事に、そして折角の舞台ですからポジティブ思考で応援をしたいと思います。
皐月賞やトライアルを見る限り、コントレイル以外にはまず負けないと思いますが、競馬は何があるかわかりません。
願わくは一枠での出走となりますように(笑)
そしてサリオスがダービー馬となるように皆様にも応援してもらえると嬉しいです。
この馬は相当奥があると思います。

最後に控えしは安田記念の連覇を狙う昨年のマイルチャンピオン「インディチャンプ」です。

前哨戦であるマイラーズカップを快勝したので人気にもなると思いますが、福永騎手にお任せで冷静にレースぶりを見たいと思っています。
外枠にならなければチャンプが勝つ可能性は更に高まると思います。
音無厩舎の渾身の仕上げに期待しています。勝って社台スタリオンでのスタッドインを確実なものにして欲しいと思います。


いずれの馬もとにかく無事に調教を終え、無事にゴール板を通過してもらえたら良いと思います。
結果はその次。ほかの馬だってこのレースを目標に頑張ってきているのだから簡単ではありません。
とにかく無事でさえあれば次があるのです。
私はどの馬にも一つでも多く、元気に走る姿が見られることを願っています。
この3頭だって思いは一緒。
とにかく無事に終わって欲しい、そして長く活躍できる姿が見たいと思います。

上記3頭は超一流厩舎に属しておりますので、仕上げでの不安はありません。目いっぱいに仕上げてくれるでしょう。
万全の状態で、現状の持てる力を発揮できるレースになることを期待しています。
本当に楽しみな1か月になりました。

サリオス、次走はダービーです!

2020年05月07日 19時23分13秒 | まさるの「この一頭」
2020.05.06 所有馬情報

在厩場所:美浦トレセン
調教内容:軽めの調整
次走予定:5月31日の東京・日本ダービー(GⅠ)〔D.レーン〕

堀宣行調教師「この中間も無理はさせていないことから、競馬の疲れは段々と取れてきている様子で、馬体重も549㎏まで回復してきました。あまり気温の高い環境には強くないのか、一時は暑さが増してきた影響で気配が落ちかけたのですが、それも落ち着いてきたことから馬には活気が戻ってきましたね。この感じであれば選択肢の一つとして考えていた日本ダービーを目標に据えて調教を開始していっても大丈夫そうですし、今後は良い状態で向かえるようにレースから逆算しながら調整メニューを組み立てていきたいと思います。なお、鞍上は引き続きレーンさん(D.レーン騎手)に依頼しています」




皐月賞2着のサリオスはダービーに向かう事となりました。望み通りです。
NHKマイルカップの登録がなかったことで、これはダービーだな、とは思っていましたが、公式で発表があるまでは分かりません。
堀先生の事ですから中途半端に使うことはしないので、サリオスは皐月賞の疲れがあったので、場合によってはダービーは使わない事も十分あり得ると思っていました。
その堀先生がゴーサインを出すならば大丈夫でしょう。

ダービーでコントレイルに勝つにはやはり内枠、出来れば1枠がいいなと思います。あとは距離の問題もやはり気にはなりますが、皐月賞に着差を見る限り、コントレイル以外には負けないかなと見ています。とにかく体調万全で、サリオスの持てる力を発揮して欲しいと強く思います。
ダービーに出走するだけでも素晴らしいと思いますが、人気馬に出資しているなんて、もう2度とない貴重な体験です。
私もダービーまでの3週間、緊張しながらこの幸運を目一杯楽しみたいと思っています。

昨日の敵は今日の友③

2020年05月02日 07時18分16秒 | まさるの「この一頭」
私の大好きな春の天皇賞がやってまいりました。
かつてレッドデイヴィスが走りましたが、なかなかこの舞台に駒を進めるのは困難なレースです。

今年は狙ってみたい馬がいます。


「ミライヘノツバサ」です。7歳にして古馬最高峰の天皇賞出走。


この馬を応援する理由がいくつかあります。
最も大きいのは何といっても愛馬ユニゾンデライトと2度走っているからです。戦績は1勝1敗。
最初の対決は2016年の新春競馬。初対戦の未勝利戦でユニゾンは2着、3着はミライヘノツバサでした。
そして2戦目は距離は200メートル延びて2200。前走2着のユニゾンは1番人気でした。
スタート良く出たユニゾンは逃げる形に。しかし、ツバサにぴったりとマークされていたので、4コーナー手前から嫌な感覚がしました。
直線でユニゾンはツバサに交わされて悔しい2着。あの時の喪失感は忘れません。
私は社台の馬で初めて口撮りに参加する気満々でした。実際にそうなると思っていました。

あの時もし勝っていたらユニゾンは本当に皐月賞に出ていたかもしれません。


そして、同じ年の秋に、単勝1.6倍の圧倒的人気の愛馬ストレンジクォークをツバサは前に行って完封しています。
戸崎騎手も上手に乗りましたが、前に行ったツバサを捕まえられませんでした。
ストレンジクォークもこの時勝っていたらピークの時に重賞にもっと走れていたことでしょう。
準オープンでなかなか運がなく勝ち上がれなかったクォークはオープンに上がった時には既にピークを越えていました。


こうやって書いていると、私の愛馬の大事な勝利を2回も奪っているミライヘノツバサは差し詰め「憎き敵役」といったところなのでしょうが、この馬の走りは好きなんですよね。気持ちが前に出る走り。父が大好きなドリームジャーニーですからね。
しかし、愛馬を2度も2着に負かしたミライヘノツバサも脚部不安と常に戦ってきました。なかなか強い追いきりが出来なかったようです。
しかし、前回、目いっぱいに調教をしたそうでその結果が重賞勝ち。16番人気での重賞勝ち。
前走ようやくミライヘノツバサが重賞制覇しました。本当に見事です。
中山巧者のイメージから馬券は買いませんでしたが、ずっと追いかけている馬でしたから勝った時は本当に嬉しかった。
その時から天皇賞は狙ってみようと思っていたのです。


正直、今回の天皇賞もスピードが要求されると厳しいでしょう。馬場の良い京都コース。最近は天皇賞も上がり34秒台とか当たり前です。
そういったスピード競馬になるとちょっと分が悪いかもしれません。
しかし、この馬はそのスピードを補うスタミナがあります。と言っても鈍足ではありません。超一流の中ではスピードがやや劣るという意味です。
前走のダイヤモンドSはまさに彼の真骨頂。馬場が悪く、スタミナがものをいう凄い凌ぎあいでしたね。
今回もそういったスタミナ勝負の競馬になれば面白いと思っています。


ミライヘノツバサは若干地味な血統ですが、セレクトセール出身のエリートです。
しかも、青森県産というレアな環境からのセレクトセール上場。
ミライヘノツバサの祖母はG1を勝ったタムロチェリー。その血を繋いできた諏訪牧場の結晶のような馬なのです。
こういう馬にこそノーザン一強のこの時代に頑張ってもらいたいですね。
まさに競馬のロマンと言えるものだと思います。
インディチャンプやサリオスと言ったS級の馬に出資している昨今ですが、本当は私はこういう方が性に合っているし、だからこそシルクには昔に戻ってもらいたいのです。昔のほうが断然面白かったなぁ。



かつてはグリーングラスなども出した青森ですが、最近は馬産はそれほど多くはありません。
その少なくなっている青森県産の誇りを胸にミライヘノツバサは淀の3200を走ります。
しかし、今回の3200は見えない力がミライヘノツバサを後押しすると私は思っています。いや、必ず後押ししてくれるでしょう。
山本トレセンで意味不明の去勢手術の失敗で命を落としたユニゾンデライトも、転厩しておかしな使われ方で結果、蹄葉炎で死んだストレンジクォークも、このミライヘノツバサに天国からエールをきっと送っているからです。


走れ、ミライヘノツバサ!今までで一番大きな翼を広げて友と一緒に淀を飛べ!!