色々と訳あって2月のストレンジクォーク以来の競馬場。今日もストレンジクォークの口取り権利を持ってダービーに訪れました。
美浦の名門藤澤厩舎がついにダービーを制しました。本当に嬉しいです。
何故か誤解している人が競馬ファンに多いのですが、藤澤厩舎のトレーニングは他のどの厩舎よりもハードです。馬なり調教という言葉に騙されていますよ。先生の本を3回読んでから藤澤厩舎を語って欲しいものです。
関東の意地を見せてくれた藤澤厩舎に感謝です。調教師界のパイオニア藤澤厩舎をこれからも応援していきます。出費出来るチャンスは残り少ない藤澤厩舎と共に夢を見られる仔に出資したいです。
思い出すのはレイデオロの母親のラドラーダの引退時のコメント。出資出来ませんでしたが、ずっと応援していました。本当に馬を大切にする先生の信念が伝わる文章に読んでいて感動したのを思い出します。
当時のクラブ公式を転載します。保存してありました。
10/11 引退
「レース後の状態を確認しているところですが、どうもレース後の疲れが尾を引いていて歩様が不安定な状態です。レース後の検査では大きな疾患こそなかったものの、脚元の負担がかかったときに見られる肢動脈を強く打つ症状が見られました。先週も蹄が痛いのか歩様が芳しくありませんでした。今は少しだけ楽になりましたが強い調教を行っていない段階ですし、これから調教を進めていくとぶり返す恐れもあります。時間をかければ落ち着いてくるでしょうが、この仔は来年の３月で引退を迎えます。それまでにどこまで復調するかは何とも言えないところですし、これまでの冬場のパフォーマンスを見るとさらなる良化を臨むのは難しいかもしれません。
そして、万が一のことは絶対に避けなければいけません。
今の状態と引退時期までの期間を考慮した結果、ここでお母さんにしてもらうことが何よりいいことであろうという結論に至りました。未勝利時代はハラハラしましたが、チャンスを掴んでからは勢いに乗りましたね。
順調に勝ち星を重ねて４歳の春には夢も見せてくれました。その後は状態こそは悪くないものなかなか勝ち切れず、何とか復活させたいという気持ちで取り組んできました。
新たな一面を引き出してあげられればと思ってダートも試したのですが、思うようなところまでは行けませんでした。
厩舎スタッフ一同、この仔と苦楽をともにしてきましたし、勉強させられました。
復活による引退の花道を飾ってあげられなかったのは非常に悔しいですし、会員の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ラドラーダには母レディブロンドの血を残さなければいけない使命もあります。
そういう意味では大きな怪我をさせることなく次の仕事へと送り出してあげられるのは嬉しい限りです。これまで長い間応援していただいて誠にありがとうございます」（藤沢和師）
未勝利時代は体質面の弱さや歯車がかみ合い切れないところもあってかなかなか勝機を掴むことができませんでした。８月末の夏の新潟開催の未勝利戦で勝ち上がったときは喜びというより大きな安堵感を抱いたことを今でも覚えています。その後は１度２着を挟んだものの３連勝で一気にオープン入りを果たしました。血のなせる業なのでしょうか、あのときは見ている我々が戸惑ってしまうくらいで、誰も止められないのではないかというほどの勢いで突っ走ってくれました。
その後は充電に充てて春の大一番で女王へ挑戦しましたが、残念ながらいい結果とまではいきませんでした。
以後は絶好調時のようなパフォーマンスを発揮することはできず、その後は試行錯誤しながら復活への光を見つけ出そうとしてきましたが、前走後、歩様の乱れを生じてしまいました。
大きな疾病ではなさそうですが、完調まで持っていこうとするとかなりの時間を要しそうな状況です。
来年の３月で引退を迎えること、これまでの経緯から冬場のパフォーマンスがひと息であることから満足いく走りをさせてあげられないかもしれないこと、そして、無事に牧場へ帰り、日本競馬界にとって貴重なレディブロンドの血を後世に引き継ぐ大事な仕事が残っています。これらのことを踏まえて藤沢和雄調教師と協議を行った結果、現役続行を断念して競走馬登録を抹消することとなりました。
６歳３月を前にしての引退となりますし、会員の皆様には残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
これまで応援いただきまして誠にありがとうございます。
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美浦の名門藤澤厩舎がついにダービーを制しました。本当に嬉しいです。
何故か誤解している人が競馬ファンに多いのですが、藤澤厩舎のトレーニングは他のどの厩舎よりもハードです。馬なり調教という言葉に騙されていますよ。先生の本を3回読んでから藤澤厩舎を語って欲しいものです。
関東の意地を見せてくれた藤澤厩舎に感謝です。調教師界のパイオニア藤澤厩舎をこれからも応援していきます。出費出来るチャンスは残り少ない藤澤厩舎と共に夢を見られる仔に出資したいです。
思い出すのはレイデオロの母親のラドラーダの引退時のコメント。出資出来ませんでしたが、ずっと応援していました。本当に馬を大切にする先生の信念が伝わる文章に読んでいて感動したのを思い出します。
当時のクラブ公式を転載します。保存してありました。
10/11 引退
「レース後の状態を確認しているところですが、どうもレース後の疲れが尾を引いていて歩様が不安定な状態です。レース後の検査では大きな疾患こそなかったものの、脚元の負担がかかったときに見られる肢動脈を強く打つ症状が見られました。先週も蹄が痛いのか歩様が芳しくありませんでした。今は少しだけ楽になりましたが強い調教を行っていない段階ですし、これから調教を進めていくとぶり返す恐れもあります。時間をかければ落ち着いてくるでしょうが、この仔は来年の３月で引退を迎えます。それまでにどこまで復調するかは何とも言えないところですし、これまでの冬場のパフォーマンスを見るとさらなる良化を臨むのは難しいかもしれません。
そして、万が一のことは絶対に避けなければいけません。
今の状態と引退時期までの期間を考慮した結果、ここでお母さんにしてもらうことが何よりいいことであろうという結論に至りました。未勝利時代はハラハラしましたが、チャンスを掴んでからは勢いに乗りましたね。
順調に勝ち星を重ねて４歳の春には夢も見せてくれました。その後は状態こそは悪くないものなかなか勝ち切れず、何とか復活させたいという気持ちで取り組んできました。
新たな一面を引き出してあげられればと思ってダートも試したのですが、思うようなところまでは行けませんでした。
厩舎スタッフ一同、この仔と苦楽をともにしてきましたし、勉強させられました。
復活による引退の花道を飾ってあげられなかったのは非常に悔しいですし、会員の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、ラドラーダには母レディブロンドの血を残さなければいけない使命もあります。
そういう意味では大きな怪我をさせることなく次の仕事へと送り出してあげられるのは嬉しい限りです。これまで長い間応援していただいて誠にありがとうございます」（藤沢和師）
未勝利時代は体質面の弱さや歯車がかみ合い切れないところもあってかなかなか勝機を掴むことができませんでした。８月末の夏の新潟開催の未勝利戦で勝ち上がったときは喜びというより大きな安堵感を抱いたことを今でも覚えています。その後は１度２着を挟んだものの３連勝で一気にオープン入りを果たしました。血のなせる業なのでしょうか、あのときは見ている我々が戸惑ってしまうくらいで、誰も止められないのではないかというほどの勢いで突っ走ってくれました。
その後は充電に充てて春の大一番で女王へ挑戦しましたが、残念ながらいい結果とまではいきませんでした。
以後は絶好調時のようなパフォーマンスを発揮することはできず、その後は試行錯誤しながら復活への光を見つけ出そうとしてきましたが、前走後、歩様の乱れを生じてしまいました。
大きな疾病ではなさそうですが、完調まで持っていこうとするとかなりの時間を要しそうな状況です。
来年の３月で引退を迎えること、これまでの経緯から冬場のパフォーマンスがひと息であることから満足いく走りをさせてあげられないかもしれないこと、そして、無事に牧場へ帰り、日本競馬界にとって貴重なレディブロンドの血を後世に引き継ぐ大事な仕事が残っています。これらのことを踏まえて藤沢和雄調教師と協議を行った結果、現役続行を断念して競走馬登録を抹消することとなりました。
６歳３月を前にしての引退となりますし、会員の皆様には残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
これまで応援いただきまして誠にありがとうございます。
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