天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

アニメ『銀河英雄伝説』39話「ひとつの旅立ち」でバグダッシュは「情報には必ずベクトルがかかっている」

2010-09-03 22:35:51 | 日記
今日の日記は、ネット掲示板に投稿されたベクトル誤用劇場客のコメントに対する、私の再度の反論・その2です。
以下に、その問題とするコメントの一部を抜粋して再度掲載します。
・ベクトル誤用劇場客・8/31『・・まあ映画会社から直接注意されればすぐに態度を改めるでしょう。そして悪行客に文句たらたら。観劇自粛?のときと同じベクトルです。』
・(反論4)「観劇自粛?のときと同じベクトル」文中の言葉「ベクトル」は誤用・・私が、このベクトル誤用劇場客の使用する「ベクトル」の言葉使いの間違いを何度も指摘しても、この客は一向に直そうとしません。しかし、この明らかな誤用を放置したままにすれば、これを正しい用法と他の劇場客が勘違いするかも知れません。だから、私は再度この言葉使いの間違いを、以下に懇切丁寧に説明します。長文になりますが御容赦願います。
・<根拠1>『ベクトル』の意味とは、『1 大きさと向きをもつ量。有向線分で表す。2 ベクトル空間の要素である元。3 (1から転じて)方向性を持つ力。物事の向かう方向と勢い。「各省庁間の―の大小を比較する」「彼とは―が合う」「組織内の各人がばらばらに―を立てる」:大辞泉より』です。この意味で判るように、「物事の向かう方向と勢い」ですが、その方向はお互い違う2方向がないと、ベクトル空間が成立しません。だから、単なる勢いだけでは、1直線の力となりまったくベクトル力には成りません。ベクトル誤用劇場客は、この一直線の傾向までも「ベクトル」と誤って理解しています。「観劇自粛?のときと同じベクトル(私注:この「ベクトル」の言葉を単純な一直線「行動」と言い換えられるから用法が間違い)』と書き込みしているのです。
・<根拠2>『ベクトル』の正しい用法を、以下に掲載説明します。具体例として、アニメ『銀河英雄伝説』(製作:キティフィルム・徳間書店・テレビ東京・らいとすたっふ・サントリー 監督:石黒昇 シリーズ構成:河中志摩夫 総作画監督:清水恵蔵 OVA第2期・全28話・1991年6月~1992年2月)の第39話「ひとつの旅立ち」から、ユリアン・ミンツがフェザーン駐在武官として就任する際、バグダッシュ(添付した写真は、アニメ版の彼)と交わした会話の中に、その正しい用法がありますので、以下に、その会話を引用掲載します。
・(バグダッシュ)『世の中に飛びかっている情報ってものには必ず「ベクトル」がかかっているんだ。つまり、誘導しようとしていたり願望が含まれていたり、その情報の発信者の利益を図る方向性が付加されている。それを差し引いてみればより本当の事実関係に近いものが見えてくる。』
・(ユリアン)『でも、その発信者が見えない時はどうするんですか?。』
・(バグダッシュ)『よく言うだろ。犯罪が行われた時、その犯罪によって利益を受けるものが真犯人だって、それと一緒さ・・・。』
バグダッシュは、情報の要素として誘導と願望の2方向性を明確に言っています。だから、その要素をタテヨコ軸にとって、その力(勢い)を各々に添加すれば、真性の「ベクトル」力になります。
・<根拠3>YAHOOの知恵袋の質問『ベクトル空間とは何かまったくわかりません。説明できる方、よろしくお願いします。具体例、たとえ話を用いていただけると光栄です。』に対して、ベストアンサーに選ばれた回答は、以下のコメント解説です。
『「かわいさの魅力度」と「やさしさの魅力度」があるとしましょう。Aさんはかわいさが2でやさしさが0、Bさんはかわいさが1.8でやさしさが0.9です。このように、数の大きさだけで判断しようとしても、1勝1敗だったり、意味の違うものを単純に足しちゃっていいのかどうか困ってしまうことってありますよね。ここでかわいさとやさしさの関係が、数学に出てくるX軸とY軸のようにきっちり決まってていて、目盛りも共通化してあると、二つの魅力度を合わせた「総合的な魅力」の座標空間ができあがり、足し算の仕方や比較の仕方が判ります。これがベクトルの基本的な考え方です。具体的には三角関数を使ったり面倒なことがありますが、これをマスターすればキャラの異なる二人の魅力を「|A|:|B|=2:2.0125でBさんが微妙に魅力的」という風に総合比較することもできるようになるという頭のいい思考法だと思ってください。』
このベストアンサーにもあるように、二方向の尺度を比較する空間が「ベクトル」が活躍する場です。「ベクトル」はベクトル誤用劇場客が使用している「単なる傾向」の意味ではまったくないのです。このベクトル誤用劇場客は、いい加減に日本語を正しく理解して下さい。
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