天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

先月23日逝去ピーターフォークさんを1972年大晦日TV放映ドラマ『刑事コロンボ殺人処方箋』で初鑑賞

2011-07-07 21:05:11 | 日記
今日の日記は、6月23日、アメリカ・ロサンゼルス近郊ビバリーヒルズの自宅で逝去したピーター・フォークさん(享年83歳)のことです。
私は、俳優ピーター・フォークさんを1972年大晦日の12月31日午後NHKテレビで放映したアメリカTV映画『刑事コロンボ 殺人処方箋』(1968年製作 リチャード・アーヴィング監督 ピーター・フォーク ジーン・バリー主演)を見て、初めて彼を知りました。実は、推理小説の大ファンだった私は、このTVドラマ主演の刑事役のピーター・フォークさんがお目当てではなく、犯人役で共演していたジーン・バリーをとても見たくて、恒例の大晦日掃除をほどほどにして、放映するテレビの前に引き寄せられたのでした。
共演のジーン・バリーは、同じくアメリカTVドラマ『バークにまかせろ!』(私注:1964年に日本テレビの日曜PM9時30分から放映された、大富豪でありながらロサンゼルス警察殺人課・課長のダンディで女性にもてるエイモス・バーク警部<ジーン・バリー>が運転手付きのロールスロイスを乗りまわしながら、事件を解決するとてもお洒落な刑事ドラマ)で私がよく知っている、とてもかっこよく私が強く憧れた俳優でした。
だから、警部を演じたジーン・バリーが逆に犯人役を演じると新聞の番組紹介で知り、私はとても興味が沸き、慌しい年の瀬でも、このテレビドラマを万難を排して鑑賞したのです。
でも、私は見始めてから40分過ぎに、警部補役で登場したピーター・フォークさんの今までの刑事ドラマにないとてもユニークで新鮮なキャラクターに深く感動して、最後まで食い入るように、このTVドラマを見とれてしまいました。このドラマでのピーター・フォークさんはとても素晴らしかったです。
だから、私は今回のピーター・フォークさんの訃報に接して、久しぶりに名作TV映画『刑事コロンボ 殺人処方箋』を見たくなって、レンタル店から借りて今お茶の間鑑賞しています。添付した写真は、若かくまだきれいなレインコートを着たピーター・フォークさん(左側)とジーン・バリー(右側)です。
今回再び久しぶりに鑑賞しても、このTV映画は色あせることなく、観客をぐいぐいと引きつける脚本の冴えとピーター・フォークさんの熱演に、私は感服してしまいました。このTV映画は、以後シリーズ化した不朽の名作TVドラマ『刑事コロンボ』のパイロット版だから至極当然なことと私は思います。
そして以後、翌年からNHKの土曜夜8時から放映されたこの作品シリーズを、私はいつも待ちきれず、とても楽しく見させていただきました。だから、私にとって、ピーター・フォークさんは、刑事コロンボそのものでした。
今慎んで、逝去されたピーター・フォークさんのご冥福を、私はお祈りします。そして、演じられたコロンボ刑事での、ワクワク・ドキドキして最後には深く納得した感動を、私はいつまでも忘れません。
ピーター・フォークさん、よいドラマをありがとうございました。
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