インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

『時の輪』、重し

2011-02-14 06:02:41 | カスタネダ『呪術の実践』 !
先週末は寒く、雪が舞ったが、一方で青空も澄んでいた。



 早く春にならないかと思いながら、山奥の家で五右衛門風呂に入り(何とか復活した!)、コタツに潜ってぐっすり眠っていた(部屋はストーブにたらい)。

 起きて、小説を練り(瀬戸内の島でも舞台にした殺人事件でも書くか)、北山耕平翻訳のカスタネダ『時の輪』を音読する(同時に…)。

 
時の輪―古代メキシコのシャーマンたちの生と死と宇宙への思索
カルロス カスタネダ
太田出版

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 3年以上前に触れたが(こっちに詳しく書いている→ 2007年8月8日 …カスタネダ 『時の輪』 )、今回は、『呪術の実践』『無限の本質』を刷り込んでいるので、もっとよく意味が分かる。

 要するにこの本は、カスタネダの著作物シリーズの中のドンファンの言葉を純粋に抜粋したもので(カスタネダ自身が実験的に試みる)、カスタネダに影響を多大に受けた北山耕平氏が感謝の意を表して翻訳したものだ。

 はっきりいって、この本だけ読んだら何のことやらさっぱりわからぬと思われる。集合点やらイーグルやら「忍び寄るもの」やら、独特の用語が散りばめられ、自分も読んだ本以外の本の箇所では、ちょっと立ち止まる。

 短いセンテンスの言葉が並べてあるだけだが、鉄アレイのように重い言葉で、あまりに重すぎて我が輩には支え切れないのが多い。

 分かったとしてもそれだけでは全く意味がないわけで、奥が深く、もはや暗誦するしかない。そういえば、ニーチェの本とか流行っているが、「超人=古代メキシコのシャーマン」、「永劫回帰=時の輪」とかんがえるなら、似ている部分も多く、

 そろそろカスタネダの説明本が出るか(小説書くよりこっちの方が売れそうだ)

 瀬戸内の島の殺人事件を、カスタネダの内容に染めたらどうですか(半ばの妄想になると思われますが)

 なら、こうするか。瀬戸内海の島に呪術師ドンタム(自称・古代メキシコの呪術師の末裔)が引っ越し、島人が毎晩悪夢を見たり(そういう術がある)、おかしな体験をしたりし、恐れられていた。そうこうしているうちについに殺人事件が起こり、容疑者としてドンタムが…

 島人はマジカルパスをっているのね(また例のパターンね)

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