インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

輪廻転生 ~ラビ・バトラの予言⑤~

2008-12-16 19:24:15 | ラビ・バトラなどの予言
 これまでのインディオ通信は、「身体を重視し、歌って踊って大地を讃えよう」という感じであったが、魂が星から来ているなら、宇宙も讃えなければならない。そういえば、宇宙に憑かれていたマヤ人たちは、身体の異常や病気は神の暗示だと考えていた。現世は前世に起因しているとしていたのか…。

 そういえば、『ラビ・バトラの大予言』にも輪廻転生が載っていた。
 これまでは読み飛ばしていたが、今度は逆に拾い読みしてみよう。

 現世において、理由もない苦難も、幸福もない。人は輪廻を生きている。数百回に及ぶ前世の中で、人は善行も行ったが、何百何千もの過ちを犯している。無知によるものとはいえ、人を傷つけたり虐待したこともあったかもしれない。我々は良くも悪くも、さまざまな行動の積み重ねを経て、現世に生まれてくる。私たちが現世で出会う人生の苦難や幸福は、この山のような過ちや善行のリアクションである。そして瞑想とは「無限の存在」と繋がることによって、輪廻転生の礎となる自分の姿を発見し、前世の過ちや失敗を癒し、改善する作業でもある。

「無限の存在」は偉大な存在である。我々が現世において、前世で何をしたかを意識するような生活を送るならば、前世の過ちを許してくれるのである。そのためにも、我々にとって瞑想は、ぜひとも必要な事柄なのだ。


…とある。
 これでは「前世療法」と同じではないか(以前は胡散臭いと思っていた)。
 前世療法は、セラピストが被験者を催眠状態にする。被験者には表層意識と、見えない潜在意識がある。後者にあるトラウマを意識化させ、解放させる。すると、浄化された被験者は治癒されているというものだ。なお、医師の資格のないセラピストに無理にされるより、自分で瞑想したほうが良いらしい。

 仏教の禅宗とかも根本的に同じではないか。輪廻転生もあるし。ヨーガもそうか。

 武人革命でヒトラーの再来! …がない(あり得ない)となると、この輪廻転生思想で社会が変わるかもしれない。

 大恐慌、大災害などのパニック → 各人が追い込まれる→ 生き残るため潜在能力の発揮→ その手段として「瞑想」→ テレビなどで大流行し、大勢が実行する→ 病気の治癒、犯罪の減少→ 良き社会の形成(プラウト経済へ)…

 日本の伝統である、神道やら仏教が見直されるのだ。

 ラビバトラは語る。
(軍事的に西洋を支配する事態は起こらないと思うが)他の二つの権力の源泉、すなわち、経済力と知識文化においては、東洋が台頭して西洋をしのぐことになるだろう。東洋の経済力の中心となるのが日本であり、東洋の知識や文化の中心を担うのがインドになると、予測する。
 東洋は一つではない。多言語、他民族の文化で成り立ち、宗教も違う。しかし西洋文化や思想、とりわけ現在世界を制覇しているアメリカ思想、アメリカ文化とは、明らかに異なった特徴がある。伝統の尊重、輪廻の思想、先祖と家族の尊重、瞑想の重視などはそうした例だ。東洋の思想的・文化的な台頭とは、これらの東洋的価値観が21世紀には復活し、リーダーと大衆の支持を受けるだろうことを意味する。
 私自身の予測や行動を支えているのも、インド人として培われた東洋的な価値観なのだ。


 来年のインディオ通信は、大地を讃えるから、大宇宙に沈んでいくな瞑想へ、旅立って行くのかもしれない。

 両立して下さい(味気ないです)

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