インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

親は(ケツアルコアトル)神か。

2008-06-20 03:29:53 | 思想・宗教
妙な夢を見て目覚めた。

中南米の神話で、「ケツアルコアトル神が犠牲になって、今の世ができた」とある。何か、血を流すイエス・キリストを髣髴する。
ネイティブ・アメリカンの発想で、「いけにえ」があるが、神は人間のために血を流した、だから人間は神のために血を捧ぐ、という思想がある。

親と子供の夢だった。子供が内臓(腎臓か肝臓?)が悪化し、命を救うために、親が自分の臓器を差し出すというものだった(ような…)。親でないインディオに、そんな心境はわからぬ。何としてでも自分の子を救いたいから、そんな行動に出るのだろう。幼い子供は何も意識していないが、産み育てた親というのはそういうものなのだろう。ケツアルコアトル神は血を流す生みの親なのだ。

 将来、子供は親に暴力を振るうかもしれないが、そんな子供は…。大自然に育てられたが、自らの欲望、資本の原理に則って、環境を破壊尽くす人間は、どうしようもないのかもしれない。

 大自然は、お金は授けてくれないが、命を授けてくれるのだから。

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