インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

風水・陰陽道・アステカ ~金持ちの特質~

2008-11-16 14:00:47 | 思想・宗教
 『最強風水師が教える 運のいい人 悪い人』
  李家幽竹 幻冬舎(2006) 1200円+税

  これを読みながら、いろいろ周辺を変えている。髪を短くする、窓に物を置かない、玄関をキレイに、手帳に未来を書くなど実践していると、自分自身が陽気で明るくなった感じがする。

 風水は、陰気→ 陽気→ 金運、というような循環の流れを意図しているのだろう。その背景には、陰陽道があり木火土金水などで万物を捉えている。

 気=精霊であり、それは万物に宿る。物神崇拝に繋がる。

 アステカ帝国の大神殿では、太陽の神と雨の神が祀られていたが、それは陽(陽中の陽)=火、陰(陰中の陰)=水と考えると、陰陽道の崇拝にもに繋がるかもしれない。

 我々現代人は皆、金(お金)を追い求めている面もあるが、所詮、金は流れる万物の中で、一つの形態にしか過ぎない。金は水に変わり、水は火に変わる。精霊は流れ動く。金も引き寄せられる所に、引き寄せられていく。

 金は暗く、引きこもりで、無能な、陰性の人間には集まらず、どうしても明るく、行動的で、パワフルな所へ向かう。だから風水の本は我々にそうなるように手引きしている。

 てっとりばやく陽性になるには、太陽の光を浴びたり、海に飛び込むのが早いような気もするが、それだけでは駄目か。浜辺が貧乏人仲間だらけでは金運はやってこないかもしれない。

 やはり日々の行動が重要で、陽性になる仕事をしていなければならず、小説家とか陰性で、金運がやってくるとは思われない(椎名誠系なら別か?)。

 ただ金持ちは、今度は金を手放さなければならず? それが出来ないから日本は不況なのかもしれない。知恵ある陽性の大金持ちならば、金がなくなっても再び巡ってくるかも知れないが、陰性な金持ち?は二度と来ないと恐れて金にしがみつくのか。

 中身のない画一的教育? 少子高齢化社会、激しい格差社会…。

 日本にも、若くてパワフルな陽気な大金持ちがいるが、なかなか育たないと思う。資質ある若者は多く、「やったらどうか」と聴いてみると「経営なんてこえーこえー」と手を出さない。

 パワフルで陽気な金持ち(予備軍)。どうしても血の気の荒いヤクザ男をイメージしてしまうが(偏見か?)、彼らがお札を葉っぱのごとく、歓楽街とか高級品店で捨ててきたから、潤っていた業界も多いはず

 木火土金水、精霊、商品は流転している。金を握っているのが陰性老人ばかりでは、流れが死んでしまう(もちろん彼らの金も紙屑になる)。

 例えば、ベストセラーになる可能性があるCD、映画、小説なども、ごろごろあり、制作会社や出版社に持ち込まれているだろう。しかし金を出さないから、木が育たず、実らないわけである。すぐに金になるもの、類似品ばかりを追求した結果、文化が育たなくなってしまったのである(違うか?)。

 やはり出版事業は太っ腹でないと駄目だ(誰か、インディオの作品で金を捨ててください)



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