一昨日、『四つの約束』(ドン・ミゲル・ルイス)という本がアマゾンから届いたので、読んでいるところである。
110ページちょいで薄いが、どこかで読んでことがあるような内容が詰め込まれてあり(カスタネダだ)、しかもそれは物語口調ではなくて、難解な表現がすくないのでとても読みやすい。古代メキシコのシャーマンについて、ストレートに(素直に?)知りたい方はこちらを読むべきだろう。
序文に「煙に覆われた鏡」とあるが(昔、小説のネタにしたことがあるぞ)、カスタネダが説明した言葉が、一言一言を解釈しようという意図なしに(素直に)語られている。そこには「古代メキシコのシャーマン」「呪術」「夢見」「第一の門」「光り輝く球体」「洞窟(地球の応援)」「エネルギー体」とか、ほとんどない(いや、カスタネダで頭を悩ませた後だからわかり易いだけなのかもしれない)。
『四つの約束』 序文 煙に覆われた鏡より。
三千年前、あなたや私と全く同じような一人の(呪医になろうとしていた)人間が山々に囲まれて住んでいた…。
ある日、洞窟の中で眠っていた時、この男は自分自身の眠っている姿を夢の中で見た。彼は洞窟を抜け出して、新月の夜の中を歩き出した。空には雲がなく、無数の星がまたたいていた。その時、男の中で何かが起こり、その人生を永久に変えてしまった。自分の手を見、自分の体を感じ、自分自身の声がこういうのを聞いたのである。「私は光から作られている。私は星から作られている」。
(夢の中で洞窟を抜け出したのか、目覚めてからなのか、不明ですが、「もう一人の自分」ということにしましょう)
男は、もう一度、星を見た。その時に、星が光を作っているのではなく、光が星を作っているのだ、とわかった。「全ては光から作られている」と男はつぶやいた。ものの間の空間は、何もないのではない。存在するもの全ては、一つの生き物であり、光は生命の使者なのだ、とわかった。なぜなら光は生きていて、そこには全ての情報が含まれているからである。
(光が物質を作っている、光が意識を作っている、ということ)
自分が星から作られているとはいえ、自分自身は星ではないこともわかった。自分は、星の間のものだ、と彼は思った。そこで彼は、星をトナール、星の間の光をナワールと呼んだ。そして「生命」、または「意志」が、二つのものの間の空間を作り出していることがわかった。「生命」がなければ、トナールもナワールも存在できない。「生命」は、絶対で至高なるものの力であり、全てを創造する「創造者」なのだ。
(深く読めば、かえって混乱してきます)
男が発見したことは、こうである。存在するもの全ては、私たちが神と呼ぶ一つの生きた存在の顕現である。全ては神である。彼は、人間の知覚は、単に光を感受している光に過ぎない、という結論に達した。そして物質は鏡であること、全ては光を反射する鏡であり、その光によってイメージを創り出すことを見た。すなわち、この幻影の世界、「夢」は、ちょうど鏡を覆う煙のようなもので、私たちの本当の姿を映すのを妨げているのである。「本当の私たちは、純粋な愛であり、光なのだ」と彼は言った。
(光は、意識のあり方なのですね)
この認識が男の人生を変えてしまった。いったん、本当の自分が何であるかを知ると、彼は周りを見回して、そこで見たものに驚嘆した。彼はあらゆるものに自分を見た。あらゆる人間、樹木、水、雨、雲、大地の中に自分を見たのである。彼は、「生命」は、トナールとナワールの異なった組み合わせによって、生命そのものの何百万もの形を顕現しているとわかったのである…。
(パソコンに打ち込んでいる吾輩は、パソコンのような人間なのですねそういう面があったり)
こういう思想を土台として、四つの約束
①正しい言葉を使うこと
②何事も個人的に受け取らないこと
③思い込みをしないこと
④常にベストを尽くすこと
…が語られているようで、また次回に、打ち込みます(あの小説は間違った言葉を使って書いたのか)
四つの約束 | |
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110ページちょいで薄いが、どこかで読んでことがあるような内容が詰め込まれてあり(カスタネダだ)、しかもそれは物語口調ではなくて、難解な表現がすくないのでとても読みやすい。古代メキシコのシャーマンについて、ストレートに(素直に?)知りたい方はこちらを読むべきだろう。
序文に「煙に覆われた鏡」とあるが(昔、小説のネタにしたことがあるぞ)、カスタネダが説明した言葉が、一言一言を解釈しようという意図なしに(素直に)語られている。そこには「古代メキシコのシャーマン」「呪術」「夢見」「第一の門」「光り輝く球体」「洞窟(地球の応援)」「エネルギー体」とか、ほとんどない(いや、カスタネダで頭を悩ませた後だからわかり易いだけなのかもしれない)。
『四つの約束』 序文 煙に覆われた鏡より。
三千年前、あなたや私と全く同じような一人の(呪医になろうとしていた)人間が山々に囲まれて住んでいた…。
ある日、洞窟の中で眠っていた時、この男は自分自身の眠っている姿を夢の中で見た。彼は洞窟を抜け出して、新月の夜の中を歩き出した。空には雲がなく、無数の星がまたたいていた。その時、男の中で何かが起こり、その人生を永久に変えてしまった。自分の手を見、自分の体を感じ、自分自身の声がこういうのを聞いたのである。「私は光から作られている。私は星から作られている」。
(夢の中で洞窟を抜け出したのか、目覚めてからなのか、不明ですが、「もう一人の自分」ということにしましょう)
男は、もう一度、星を見た。その時に、星が光を作っているのではなく、光が星を作っているのだ、とわかった。「全ては光から作られている」と男はつぶやいた。ものの間の空間は、何もないのではない。存在するもの全ては、一つの生き物であり、光は生命の使者なのだ、とわかった。なぜなら光は生きていて、そこには全ての情報が含まれているからである。
(光が物質を作っている、光が意識を作っている、ということ)
自分が星から作られているとはいえ、自分自身は星ではないこともわかった。自分は、星の間のものだ、と彼は思った。そこで彼は、星をトナール、星の間の光をナワールと呼んだ。そして「生命」、または「意志」が、二つのものの間の空間を作り出していることがわかった。「生命」がなければ、トナールもナワールも存在できない。「生命」は、絶対で至高なるものの力であり、全てを創造する「創造者」なのだ。
(深く読めば、かえって混乱してきます)
男が発見したことは、こうである。存在するもの全ては、私たちが神と呼ぶ一つの生きた存在の顕現である。全ては神である。彼は、人間の知覚は、単に光を感受している光に過ぎない、という結論に達した。そして物質は鏡であること、全ては光を反射する鏡であり、その光によってイメージを創り出すことを見た。すなわち、この幻影の世界、「夢」は、ちょうど鏡を覆う煙のようなもので、私たちの本当の姿を映すのを妨げているのである。「本当の私たちは、純粋な愛であり、光なのだ」と彼は言った。
(光は、意識のあり方なのですね)
この認識が男の人生を変えてしまった。いったん、本当の自分が何であるかを知ると、彼は周りを見回して、そこで見たものに驚嘆した。彼はあらゆるものに自分を見た。あらゆる人間、樹木、水、雨、雲、大地の中に自分を見たのである。彼は、「生命」は、トナールとナワールの異なった組み合わせによって、生命そのものの何百万もの形を顕現しているとわかったのである…。
(パソコンに打ち込んでいる吾輩は、パソコンのような人間なのですねそういう面があったり)
こういう思想を土台として、四つの約束
①正しい言葉を使うこと
②何事も個人的に受け取らないこと
③思い込みをしないこと
④常にベストを尽くすこと
…が語られているようで、また次回に、打ち込みます(あの小説は間違った言葉を使って書いたのか)
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